エンジニアをデプロイ作業から開放するDeployBotってなにがすごいの?
プログラムの開発において、デプロイ作業は必須です。
例えば、C言語ではコードを書いた後にコンパイル作業をして初めて実行できる状態になるように、Web系のプログラムではこのデプロイ作業を行うことで実行できるようになります。
従来、この作業は専門のエンジニアがコマンドを実行して行う必要があり、デザイナーにとっては少しハードルの高いものでした。
しかし「DeployBot」を使えば簡単にデプロイ作業ができるようになったのです。
今回は、「DeployBot」の使い方をご紹介します。
デプロイ作業を行う際のポイントと実際のDeployBotの活用例も取り上げます。
デプロイ作業の概要
プログラム開発におけるデプロイ作業とは、プログラムをサーバーに展開して実際に使えるようにするもの。以下が簡単なデプロイ作業の流れになります。
1.プログラムをサーバー上に展開して配置する
2.サーバー全体、もしくはプロセスを再起動する
(サーバー再起動が必要ないデプロイ「ホットデプロイ」もある)
3.新しいプログラムが利用可能になる
従来までのデプロイ作業は、プログラム展開作業やサーバー再起動など、コマンド作業などに慣れていない方にとってはハードルが高いものです。
DeployBotはこれらの作業をGUIツールとして誰でもできるようにしたのです。以下では、DeployBotのメリットをご紹介します。
1.直感的な操作でデプロイができること
最も大切なポイントは、デプロイ作業がコマンドラインではなく、GUIツールで直感的に行えることです。
コマンドライン特有の文字だけで直感的に操作できない作業が苦手だという方にとってはとっつきやすいのではないでしょうか。
DeployBotでは、画面上にある「deploy」のボタンを押せば簡単にデプロイができます。
2.サーバー再起動が不要であること
「ホットデプロイ」と呼ばれるサーバーの再起動が不要なデプロイもありますが、ほとんどの場合、従来型のデプロイ作業ではサーバーの再起動が必要でした。
しかし、DeployBotでは、これが不要となったのです。これによって、ハードルの高い「サーバーの再起動」という作業もなくなりました。
3.特別なツール等を導入する必要がないこと
従来型のデプロイ作業では、サーバーに接続するためのクライアントソフトウェアや、各種ソフトウェアを作業ごとに使い分ける必要があったため非常に煩わしいものでした。
DeployBotでは1つのツールで完結するため、管理の手間も省けます。
4.バージョンを簡単に元に戻せること
エンジニアの世界では更新したファイルを元に戻すバージョンダウンを行うことはよくあります。
従来型のデプロイ作業においても同様で、バージョンアップとは異なり、関係するファイルをすべて元に戻す必要があるため、慎重さが求められます。
しかし、これもDeployBotを使えば、「Rollback to <バージョン番号>」ボタンを押すだけで簡単に前のバージョンに戻すことが可能です。
このDeployBotを使った事例として、スマホ用家庭教師ツール「manabo」を開発した株式会社マナボでは、以下のように開発を進めることでチーム全体の工数削減を実現しました。
・デザイナーがコードを書き、それを自分でデプロイする。
・デプロイの情報(誰がいつ行ったか)はチームで共有する
・上記はエンジニアとも共有し、問題が起きた時だけエンジニアが対応する
・全体の情報はディレクターがコントロールする
参考:
無料で「誰でもデプロイできる」環境を整備。エンジニア工数を削減するDeployBotとは
DeployBotはチーム全体が恩恵を受ける
さきほどの記事からもチーム全体でDeployBotを使う最も大きなメリットは「情報を共有することで、進捗管理がスムーズになる」ことではないでしょうか。誰がどこまでやったか分からないなどで、古いコードが上書きされる「先祖返り」が起きるのも防ぐことができるはず。
特にWebデザイナーにとっては自分で書いたコードを、自分でデプロイできれば作業が速くなるでしょうし、エンジニアにとしても問題が発生した時だけの対応になるので、工数削減につながるメリットがあります。
DeployBot上で全体の進捗が見えるので、ディレクターにとってもプロジェクトのコントロールがしやすくなるツールと言えます。
まとめ
プログラムを開発するためにはデプロイ作業は避けて通ることができないものです。
従来であればハードルが高く、常にエンジニアに依頼する必要があったため、作業効率の低下を招いていましたが、今回紹介したDeployBotを使えばそういった問題も解決できます。
DeployBotを使うことで、Webデザイナーは効率よくWebページの作成が行えるようになり、エンジニアにっとてもデプロイ作業から解放されるのです。
まだ使ったことのないという方は、ぜひチームに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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