現在Facebookは、スマートフォン対応を最優先事項として施策に取り組んでいます。
世界的にスマートフォンが普及した今、パソコンにとってかわる存在となりつつあるスマートフォンでどれだけ快適に利用してもらえるかが、どの企業にとっても課題なのではないでしょうか。
Facebookは公式アプリの改善を繰り返し行っていますが、今年に入ってからよく使われる機能を独立させてアプリ化する、という施策を行っています。

今回は、2014年12月時点でリリースされているFacebookの公式アプリをご紹介します。
Facebook担当者にとって、機能毎にアプリを使い分ければ操作が簡単になり、手間も減らせるのでできるだけ活用することをオススメします。

1.Facebook

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https://itunes.apple.com/jp/app/facebook/id284882215?mt=8

Facebookの標準アプリです。テキスト・写真・動画の投稿やグループ作成、Facebookページの作成・更新など、Facebookで利用できる機能を全て網羅しています。
個人アカウントで投稿する際にも投稿先を簡単に選択できます。

Message機能は2014年の5月以降、下記で紹介するFacebook Messengerアプリとして独立したので、こちらのアプリでは操作できなくなりました。

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Facebook決算、過去最高を更新 モバイルのみのユーザーが全体の3分の1以上に
Facebookの7~9月期の決算発表の際に開示されたデータによると、FacebookのMAU(月間アクティブユーザー数)が世界で13億5000万人、モバイルからのMAUは11億2000万人でした。「モバイルファースト」の先にあるとされる「モバイルオンリー」の時代がすぐそこまで来ているようです。

2.Facebook ページマネージャ

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https://itunes.apple.com/jp/app/facebookpejimaneja/id514643583?mt=8

Facebookページを管理しているオーナー向けのアプリです。Facebookページへの投稿やコメント・返信からFacebook広告の配信などFacebookページ関連のタスクを全般的に処理できます。
Facebookページインサイト(アクセス解析)も閲覧できるので、どこにいてもFacebookページに投稿した内容の効果検証を行うことができます。

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アプリ版Facebookページマネージャー・広告マネージャーの使い方
Facebookページマネージャアプリの使い方について解説しています。アプリからはFacebook広告を新規で作成することはできないのですが、既に作成された広告の配信開始・停止や予算変更を行うことは可能です。
外出先で急に予算追加しなければいけない時もいちいちパソコンを開かずに済むのでFacebook運用担当者はダウンロードすることをオススメします。

3.Messenger

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https://itunes.apple.com/jp/app/messenger/id454638411?mt=8

Facebookメッセージ専用のアプリです。2011年にリリースされていましたが、2014年7月に標準アプリからMessage機能を削除しました。つまり、スマートフォンでFacebookMessageを利用する際にはこちらのMessengerアプリを利用しないと使えないようになっています。
Facebook独自の豊富なデザインを取り揃えています。

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FacebookメッセンジャーのMAUが5億人突破(WhatsAppは6億人)
2014年11月11日、Facebookの発表によると、メッセンジャーアプリのMAU(月間アクティブユーザー数)が世界6億人を突破したとのことです。
また、Facebookが買収したメッセージアプリ「WhatsApp」のMAUは6億人なのでそちらに迫る勢いであり、現在メッセージアプリにおいてはFacebookが圧倒的なシェアを誇っています。(LINEは2014年10月段階でMAU1億7000万人です。)
Messengerアプリを強制的に利用させるような戦略をとったのは「メッセージの通信量が膨大となり、標準アプリでは対応しきれなくなったため」と公式に回答されています。

4. Facebook Groups

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https://itunes.apple.com/jp/app/facebook-groups/id931735837?mt=8

Facebookグループ関連のタスク処理専用のアプリです。
こちらのアプリではグループがアイコンになって一覧表示され、よく利用しているアプリが上位に表示されます。
どのグループに未読通知があるのかが一目で分かるような設計だったり、投稿もスムーズに行えます。また、このアプリ独自の機能として「発見」というメニューが盛り込まれています。「発見」は自分がいいね!しているFacebookページからユーザーの興味関心を類推し、好みが合うようなグループを推薦してくれる機能です。mixiのコミュニティ機能に近いかもしれません。

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Facebook、グループ用スタンドアローン・アプリをリリース―速くて強力、「おすすめ」機能も
Facebookグループのアプリは2014年11月18日にリリースされており、現状Facebookアプリの中では最新です。
Facebookグループは世界中で毎日7億人のユーザーが利用しており、より多くのユーザーを取り込める見込みがあるため操作性の向上を図って独立アプリのリリースを行ったと予測できます。

まとめ

Facebookはスマートフォンでの操作性を向上させるため、今後も操作が簡単な機能独立系アプリをリリースすると予測できます。
Facebookの標準アプリ自体は多機能化しすぎて若干利用しづらい面もあるのですが、これらのように1つの機能に特化させたアプリを随時リリースしていけば、こういったニーズの課題解決につながっていくかもしれません。

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