問い合わせや資料請求等の入力フォームを工夫することは、ホームページを運営する上で非常に重要です。
フォームを最後まで入力してもらうためには、いかにユーザーにストレスを感じさせないかがポイントになります。

今回は、ユーザーにストレスを与えずに項目を入力してもらうためのフォーム改善ポイントを3つご紹介します。

1.入力済マークをつける

全ての項目を入力し、送信ボタンを押してからエラーが表示されると、ユーザーにとってストレスがかかってしまいます。

不要なストレスで機会損失が起こらないためにも、入力した内容が間違っていないかどうか、項目ごとに表示される機能は必要不可欠です。
そのため、入力項目にエラーがあった際、ユーザーへ知らせるエラーアラートを導入している企業も多いかと思います。

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参考:
SUUMO

それとは逆に、「入力完了」「入力済」「OK」「入力成功」「レ点チェック」などを表示して、入力に間違いがなかったことを伝える表示方法もあります。

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参考:
価格.com

入力済マークは、ユーザーが項目を正しく埋めるごとに表示がされるため、ユーザーに気持ちよく次の項目へ進んでもらうことができるというメリットがあります。
また、入力済みのマークが出ていることで、入力を満たしていない項目が何かわかるメリットもあります。

以下は、入力成功サインの例です。

・入力済
・入力完了
・入力成功
・OK
・レ点チェック

入力成功サインは、ユーザーに達成感を感じてもらいながら入力することができますが、エラー表示ほどはっきりとしたメッセージを与えることは難しいです。
入力項目数が多かったり、想定されるエラー内容が複雑な場合は、エラー表示も併せて活用しましょう。

2.残りの入力項目数がわかるようにする

ゴール(入力完了)の見えないフォームはユーザーに大きなストレスを与えかねません。

ゴールまでの距離を見えやすくして入力完了へのモチベーションを上げ、ユーザーの途中離脱を防ぐ方法として、残りの必須入力項目数をリアルタイムで表示するというものがあります。

リアルタイムで必須項目数が減ることで、ユーザーにも達成感を感じながら楽しく入力をしてもらえる可能性もあります。

0915-4.png
参考:
価格.com

3.入力した項目の色が変わるようにする

必須項目の背景に色がついており、入力するごとに色が変わる設定も、一つ一つ目に見える形で入力完了を伝えられるためユーザーに達成感を与えやすくなります。

どこの項目を次入力すればよいかが視覚的にわかるため、例えユーザーが視線を外してしまっても復帰しやすく、ストレスがかかりにくいメリットもあります。

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参考:
DODA

まとめ

入力フォームの最適化をして、少しでも機会損失がないように工夫することはサイト運営者にとって今や必須です。

ユーザーのストレスを軽減させて途中離脱を防ぐための対策も世の中にはたくさんありますが、時にはユーザーが達成感を味わいながら入力ができたり、楽しみながら入力を進めていける工夫も必要です。

入力する項目の数や内容、ターゲットとしているユーザーの特性を考えた上で、取り入れられそうなポイントがあれば是非活用してみください。

エラーを伝えるわけではないので、ユーザーにネガティブなイメージを与えにくくなります