サービスや商品など、自社のプロダクトを向上させてよりユーザーの選ばれるものにするために、ユーザーの生の声を聞くことは大きなポイントとなります。
Googleアナリティクスやヒートマップなどの分析ツールを使用することで把握できる部分もありますが、より具体的な声を聞くにはアンケートを実施するとよいです。

今回は、アンケートを作成する際に知っておきたいポイント4選をご紹介します。
ユーザーの本音を聞き出すためにも、最低限これらのポイントはチェックしておきましょう。

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1.ペルソナを設計する

アンケートを行う目的のほとんどは、ユーザーの生の声を聞いて自社サービスに反映するためです。
そのため、アンケートを実施する際はユーザーと目線をあわせ「コミュニケーションを取る」という感覚が必須となります。
ユーザーと目線をあわせたアンケートを作成するために、まずはペルソナ設計を行いましょう。

ペルソナ設計の方法については、ferret内の以下の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ホームページ運営に欠かせない!ペルソナの設定方法とは?|ferret

2.アンケートの導入文

アンケート項目を表示する前に忘れてはならないものが、アンケートの導入文です。
第一印象のよくないアンケートは、回答率が向上しません。
以下の5つのポイントだけでも最低限おさえておき、ユーザーに不快感を与えないアンケートにしましょう。

(1)冒頭の挨拶文

冒頭に「アンケートにご協力いただき、ありがとうございます。」「お手数ですが、最後までご回答をお願いします。」などの挨拶文があるのとないのでは、アンケートを目にしたユーザーに与える印象が大きく異なります。

(2)回答にかかる時間を明示する

「回答時間:3分」のように、回答にかかる目安の時間を記載しておくことで回答率は上がります。
所要時間の目安を明記しておくと、ユーザーはいつ回答するのか、回答時のペース配分はどうするのかなどを考慮することができます。
また、心理的負担の軽減にもつながります。

(3)アンケートの目的を伝える

アンケートに回答してくれるユーザーの立場としては、自分が回答したアンケートがどのように利用されるのかは気になるものです。
特に、満足度や改善要望、今後欲しいサービスや商品などに関するアンケートを行う場合は必須です。
自分の回答が、なんらかの形でサービスや商品に反映されると約束されることで、回答率や正確さが高まりやすくなります。

(4)インセンティブがある場合は導入部分に記載する

インセンティブは必ずしも必要ではありません。
しかし、ある場合にはアンケートに回答することで、どのようなインセンティブがあるのかも冒頭で明記しておきましょう。
アンケートに回答する前にインセンティブについてわかれば、回答率が高まりやすくなります。

(5)個人情報の取り扱い方針を明記する

アンケート結果を分析する際に、ある程度の個人情報(ユーザー属性や趣味・嗜好など)は必要となります。
そのため「個人を特定できる情報は取得しません。」などの個人情報の取り扱いについては明記しておく必要があります。
個人が特定される恐れがないと保証されると、回答率や正確さは高まりやすくなります。