2.四段構成(尾括構成)

小説などでもよく目にする構成で、文章全体が起承転結の4つのパーツにわけられたものが、四段構成です。
頭括構成、双括構成に対して、尾括構成と呼ばれる場合もあります。
主張したい内容に向かって読み手の興味関心を少しずつ喚起していく構成ですので、小説はもちろんブログやコラムなど、じっくりと腰を据えて読んでもらいたい記事に適しています。

この構成は日本語によく見られる文型です。
日本人が読みやすいというメリットがある反面、結論が先送りになるため記事を読み切るまで読み手の興味関心を喚起し続ける必要がある・端的な伝わりやすさでは頭括構成に劣る場合があるといったデメリットもあるとも言えます。

例:インスタグラムは、2016年4月現在、昨年よりユーザー数がも500万人も増加しており、主要アプリの中でも飛び抜けた増加率を誇っている。
そのため、コミュニケーションツールとして急成長を遂げているサービスと言える。
(参考:[「Instagram」アプリの利用者数が2016年4月に1,000万人を突破 ~ニールセン、スマートフォンアプリの利用動向を発表~ | ニールセン株式会社](http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/05/Newsrelease20160531.html)

1.起

「起」は、これから記事を読む上で知っておいて欲しい前提知識や情報などを簡潔にまとめて記載するパーツです。
ここで重要になる注意点は、記事の冒頭から難しい内容を詳細に書きすぎない、ということです。
じっくりと読んでもらうための記事構成ですので、冒頭から難しい内容が羅列されていると最後まで記事を読み切ることなく離脱されてしまう可能性が高くなります。
まずは読み手を引き込むことができるように、わかりやすく記事全体で必要になる内容をまとめましょう。

2.承

「承」は「起」で提示した知識や情報を詳しく解説するパーツです。
「起」と内容はそれほど大きく変わりませんが、知識や情報を詳しく解説することで記事全体を読みやすくし、記事内容の核となる次のパーツ「転」へ繋げる重要な役割があります。
事例やデータを提示するならば、このパーツで記載すると良いでしょう。

3.転

「転」は「承」で深めた知識た情報を元に、記事内で主張したい内容や主題を記載するパーツです。
これまで「起」「承」の2つのパーツで、読み手の記事に興味関心を最高潮に導いているはずです。
このパーツで、畳み掛けるように主張・主題等を述べましょう。

4.結

「結」は、記事のまとめとなるパーツです。
これまで展開してきた内容を要約して、記事内で読み手に伝えたいことは何か、を簡潔にまとめて記事を締めくくりましょう。
ここでは、簡潔さが重要なポイントとなります。
記事の最後でこれまでの内容をダラダラと書くだけでは、ただ内容を振り返っているだけになってしまいます。
最後まで読み手の興味関心を惹きつけておけるように、より簡潔に、分かりやすい言葉でまとめるように心がけましょう。

3.頭括構成

新聞でよく見られる、記事の冒頭で結論を述べ、主題や主張を手短に読み手に伝える構成が頭括構成です。
記事内で最も重要な要素である主題や主張を最初に伝えるため、読み手の興味関心を喚起しやすい構成とも言えます。
しかしこの構成は英語によく見られる文型ですので、日本人には馴染みが薄い傾向にあるというデメリットもあります。

まず冒頭または見出しで「いつ・どこで・誰が・何を・どのように」と言った情報を簡潔にまとめて記載します。
結論を伝えた後に、結論が導かれた背景や必要な知識・情報などを詳しく記載します。

例:インスタグラムは、コミュニケーションツールとして急成長を遂げているサービスである。なぜなら、2016年4月現在、昨年よりユーザー数がも500万人も増加しており、主要アプリの中でも飛び抜けた増加率を誇るからである。
(参考:[「Instagram」アプリの利用者数が2016年4月に1,000万人を突破 ~ニールセン、スマートフォンアプリの利用動向を発表~ | ニールセン株式会社](http://www.netratings.co.jp/news_release/2016/05/Newsrelease20160531.html)

頭括構成で書かれた記事は、読み手がじっくり記事を読む時間がなくても重要なポイントを印象付けることができる構成です。
ターゲットユーザーが多くの情報を短時間で処理する習慣がある(ネットサーフィンで記事を読み進めていくユーザーなど)場合には、特に有効と言えます。