【2017年最新情報あり】中国を中心としたアジア地域の旧正月「春節」の概要と国内ビジネスへの影響を解説
BtoC:訪日観光客の増大
春節に関して、日本国内の企業にとってプラスの要素もご紹介します。
中国ほかアジア諸国では大型連休となるため、休みを利用して旅行に行く人も少なく、日本国内にも多くの観光客が訪れます。
その中でも中国人は訪日観光客の28%を占め、観光ビジネスにとって大きな影響を与える存在と言えるでしょう。
中国交通運輸省によると、2017年1月13日~2月21日の「春運(正月を中心とした特別運輸体制)」での旅客取扱量は29億7800万人を見込んでおり、前年比2.2%の伸び率となっています。
日本国内を訪れる観光客が2012年以降順調に伸びている中、春節を利用した訪日観光客の与える経営効果は大きなものとなるでしょう。
参考:
17年春運の旅客量、29億7800万人予測|SankeiBiz
訪日外国人旅行客数は増加するのか~「2020年に4,000万人」達成に高い壁、新たなインバウンド拡大策が必要|ニッセイ基礎研究所
JTB、2017年の旅行動向見通しの調査結果を発表|日本経済新聞
まとめ
中国をはじめとするアジア地域では、日本国内と同様に年間行事が存在します。
その中でも、特に長期間の連休となる春節は中国を中心としたアジア地域の企業と取引を行う場合、必ず押さえておくべき行事と言えるでしょう。
・輸出入の受け入れの停止
・中国国内での物流の変動
・訪日中国人観光客の増大
春節期間中には、上記のような影響がもたらされます。
中国国務院の発表によると2017年は7日間の休暇となり、その間、港や空港での税関業務は停止状態となります。
また、春節に合わせて海運会社や物流関連企業は特別な体制を引くことがあります。
休暇の日程を意識するだけでなく、中国国内企業の営業状況や物流企業の稼働状況を確認しながら余裕を持った仕入れ・出荷を心がけましょう。
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