ホームページやパンフレットなどをデザインする際に「文字のフォントがしっくりこない」と思ったことはありませんか?
無料・有料含め多数のフォントが提供されていますが、自分のイメージや顧客の要望と合わないということもであるでしょう。
そんな時に便利なのが、自分で作成するオリジナルのフォントです。

今回は無料で使えるフォント作成ツールと、オリジナルのフォントの作り方を紹介します。
フォントを作れば、文章ごとに文字のデザインを考える必要はありません。
複数のページに渡って使用することで、全体の統一性をはかることもできるでしょう。

オリジナルのフォントを作成する手順

フォントとは統一したデザインを持つ文字をセットにしたパックのような存在です。
そのパックをパソコンにインストールすることで、テキストに対応した文字のデザインが表示されるようにになります。

では、オリジナルのフォントを作成するにはどうしたらいいのでしょうか。
手順はいたってシンプルです。

(1)1文字ずつデザインを作成する
(2)OpenTypeフォントまたはTrueTypeフォントのファイルを作成する
(3)パソコンにインストールする

このように、3つの手順を踏むだけでオリジナルのフォントがパソコンで使えるようになります。
OpenTypeフォントやTrueTypeフォントといったファイル形式は、多くのソフトで利用でき、汎用性が高いのが特徴です。
ですが、一部対応していないソフトがあるということも認識しておきましょう。

参考:
[True Typeフォントとは?|株式会社モリサワ]
(http://www.morisawa.co.jp/support/faq/174)
[OpenTypeフォントとは?|株式会社モリサワ]
(http://www.morisawa.co.jp/support/faq/165)

無料で使えるフォント作成ツール4選

フォントはIllustratorやPhotShopのようなデザインソフトでも作成できます。
それだけでなく、フォント作成ツールを利用すればデザインの作成とフォント用のファイルの作成を同時に行えます。

デザインソフトに慣れていない人でも使いやすい、無料で公開されているフォント作成ツールから4つ紹介していきましょう。

1.PaintFont

Font_Painter.png
http://www.paintfont.com/

英語のアルファベットや日本語の五十音のような、文字のテンプレートを元に手書きのフォントが作成できるツールです。

パソコンの画面上で文字を作成するだけでなく、テンプレートを紙に印刷したものに手書きで文字を入れ、そのデータを元に作成することもできます。

テンプレートは自分で文字や記号を追加・削除できるので、自分の欲しい文字だけを選んで手軽に作れるでしょう。

2.FontForge

FontForge_Open_Source_Font_Editor.png
https://fontforge.github.io/en-US/

FontForgeはオープンソースのフォント制作ソフトで、基本的に英語で表記されていますが、一部のメニューは日本語化されています。

文字の輪郭線をくり抜くことでデザインを作っていくので、Illustratorを操作するような感覚で作成できるでしょう。

3.Prototypo

Prototypo___Create_your_own_font_in_a_few_clicks.png
https://www.prototypo.io/

Prototypoは元となる文字の太さや丸さといったパラメーターを調整することでオリジナルのフォントが作成できるツールです。

OpenTypeフォントのみ対応しています。

4.Fontstruct

FontStruct___Build__Share__Download_Fonts.png
http://fontstruct.com/

Fontstructはマス目付きのキャンバスを四角や円のような点で埋めていくことでオリジナルのフォントが作成できるツールです。

ブラウザ上で作成でき、自分で作成したフォントは同サイト上で公開することもできます。
True Typeフォントしか対応していないので注意しましょう。

参考:
[合うのがなければ作っちゃえ!オリジナルフォント制作・編集ソフト8選]
(http://sole-color-blog.com/blog/design/521/)

実際にオリジナルのフォントを作ってみよう

では、実際にオリジナルのフォントを作成してみましょう。
先ほど紹介したFontstructを利用します。

1.会員登録を行う

会員登録.png
http://fontstruct.com/register/

トップページより会員登録を行います。氏名・メールアドレス・パスワードを入力してサインアップを行うと入力したメールアドレスに仮登録の案内と届きます。
メールアドレス記載のURLへ移動すれば、登録完了です。

2.フォントの新規作成ページを開く

Create_Fontstruction___FontStruct.png

上部にあるタブ「MyFontstruct」から「New FontStruction」という選んで、フォントの新規作成ページを開きます。

3.文字のデザインを作成する

Kuri_Font___FontStruct.png

左側の図形から選んで、マス目を埋めるように文字を描写していきます。

4.作成したフォントのデータをダウンロードする

kurifont2___FontStruct.png

作ったフォントをダウンロードします。
ダウンロード時点ですでにTrue Typeフォントのファイル形式になっています。

5.ダウンロードしたフォントをパソコンにインストールする

スクリーンショット_2017-02-21_14.55.21.png

ダウンロードしたファイルをクリックしてインストールします。
あとは通常の文字フォントと同じように利用できます。

スクリーンショット_2017-02-21_14.58.06.png

このように「kuriki font」という文字をオリジナルのフォントで表示できました。

まとめ

フォントは基本的に以下の3つの手順で作成します。

(1)1文字ずつデザインを作成する
(2)OpenTypeフォントまたはTrueTypeフォントのファイルを作成する
(3)パソコンにインストールする

フォント作成ソフトを使えば、デザインを作成してからファイルを作成するまで1つのソフトで完了できるので手間をかけることなくフォントを作ることができます。
また、オリジナルのフォントを使ってヘッダーなどの画像を作成するだけでなく、Webフォント化すればCSS3を利用してテキストとして埋め込むこともできるでしょう。

オリジナルのフォントを作れば、自分の想像しているイメージにより近づけたデザインに仕上げることができます。
今回紹介したような方法を利用して、実際に自分オリジナルのフォントを作ってみましょう。

参考:
日本語フリーフォントをwebフォント化してwebサイトに使用する方法

ほかのフォントも見てみる

有名企業・ブランドのロゴで採用されているフォント15選

有名企業・ブランドのロゴで採用されているフォント15選

今回は、有名企業・ブランドが採用しているロゴフォントをまとめてご紹介します。 これからロゴ制作が必要という方は、作業前に既存の企業・ブランドのロゴフォントをご覧いただき、自社のロゴデザインの参考としてご活用ください。

日本語フォント

日本語フォント

今回は、無料の日本語フォントをたっぷり88個まとめてご紹介します。 探すのに一苦労しがちな日本語対応&商用もできるフォントだけをピックアップしましたので、ぜひ目をとおしてみてください。