学生向けにコンテンツを発信するメリットとは

では、このような学生向けのオウンドメディアを運営するメリットはどのような点にあるのでしょうか。

その理由の1つに10代のインターネット接触時間の長さが挙げられます。

2015年11月に行われたジャストシステムの調査によると、10代(15〜19歳)のスマートフォンユーザーのメディアの接触時間は1日あたり153分にものぼるということがわかりました。
1日あたり118分のテレビを抜き、メディアの中でもっとも長くインターネットに触れていることがわかります。
この数字は学生をターゲットとしてマーケティングを行う企業にとって見逃せない数字と言えるでしょう。

人口全体が減少傾向にあるなか、学生との接触を増やすためにWebでの情報発信は有効な手段の1つでしょう。

参考:
[平成27年国勢調査]
(http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm)
[10代のネット利用、スマホの接触時間がテレビ超え|ITPro]
(http://itpro.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/trend/15/1000281/012600017/?rt=nocnt)

まとめ

学生向けのオウンドメディアを運営しているのは、学生を対象とした商品・サービスを展開している企業だけではありません。
サクラクレパスのように商品購入を促すものだけでなく、東武電鉄やNTTグループのように企業のブランディングにつながっている例もあります。

このようなオウンドメディアを運営する際には、どのような顧客に対して発信するのかは大切な要素の1つです。
「学生向け」というだけでなく、どのようなニーズを抱えた顧客に対して何を発信していくのかを考えるようにしましょう。

また、サクラクレパスのようにWeb上で情報発信を行うだけでなく、ユーザーとの交流にも結びついている例もあります。
顧客との新たなつながりとなるオウンドメディアは、自社の顧客を拡大するだけでなく、企業の認知度向上やブランディングにも役に立ちます。

人口が減っていく中でも収益を上げていくには、ユーザーへの新たなアプローチは欠かせません。事例を参考に自社でもより良いコンテンツを作れるようにしていきましょう。