2017年も早いもので1/3が経過し、新社会人をはじめ、新たなメンバーを迎え入れる4月がスタートしました。おそらく企業によっては早速、第1営業日にあたる4月3日などに、新たな仲間を歓迎する入社式や歓迎会というイベントを執り行ったところも多いのではないでしょうか。
  

さて、新たな環境に身を置いて、その第一歩を踏み出した方にとって、これからというのは刺激的であり、かつ成長するために必要な多くの課題に直面する日々でもあります。ただ、必ずしも全てがスムーズに上手く進むわけではありません。新たな環境で働く際にはつまづいてしまったり、困難という高い壁が立ちはだかることもあります。

果たして、そんな中でしっかりと前へと進んでいくためには何が必要なのでしょうか。

その答えは非常にシンプルで、何も特別な知識や経験ではありません。
まず最初に会得するものは、仕事の基本スキルを身につけることにほかなりません。
  

そこで今回は、成長する上で身につけたい基本スキルを8つご紹介します。

良い習慣付けができれば次第に成果が蓄積され、結果的に成長へつながります。そして、それだけではなく毎日の作業もスムーズになります。当記事はこれから新社会人として働く方、転職したての方に一読いただきたい内容です。ぜひ参考にしていただき、スキルアップにお役立てください。
  

新社会人、転職者必見!身につけたい仕事の基本スキルまとめ

1. 挨拶

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日常的に行っている挨拶は、仕事の上でも欠かせないコミュニケーションです。当前できているようでできていない人も多く、相手に好印象を与える挨拶方法をきちんと身に付けておく必要があります。

その上で好印象を与える挨拶のポイントは「笑顔」「姿勢」です。明るい笑顔で挨拶をすると相手に良い印象を与え、受け入れてもらいやすくなります。また、姿勢を良くした状態で挨拶することで、さらに良い印象を与えることが可能です。せっかく笑顔で挨拶しても姿勢が悪いとだらしなく見えたり、雰囲気が悪くなるため、姿勢にも気を付けましょう。

いくら仕事ができても挨拶をしっかりすることができないと、周りからの評判・信頼が下がってしまいます。明るい笑顔でハキハキと、自分から積極的に挨拶してみましょう。
  

2. メモを取る

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どんな仕事であれ、必ずといっていいほど必要となるのがメモを取る技術です。

「一度聞いたら覚えるから」「取らなくても何とかなるから」「スマートフォンで写真とメモを取るから」とメモを取らない方も少なくありませんが、きちんとメモを取ることで情報を漏れなく正確に把握でき、ミスの回避や成長につながります。面倒だと思ってもメモを取る習慣を付けましょう。

メモを取る際のポイントは「5W1H」です。5W1Hを意識しないで書いたメモは、後から読んだ時に意味がわからず、無意味なものになってしまう可能性があります。「いつ(When)」「どこで(Where)」「だれが(Who)」「なにを(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」を含めてメモを取りましょう。大事な部分が抜けないようにすること、再度読み返した時に理解できることがメモのコツです。

また、取ったメモは定期的にまとめましょう。メモを取っただけで終わりという方も多くいますが、まとめることで記憶に定着することができたり、やるべきことを再度確認することができます。
  

3. 報連相の徹底

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「報連相(ホウ・レン・ソウ)」とは報告・連絡・相談のことで、仕事を円滑に進めるために非常に重要です。「報連相」が適切に行えるかどうかで仕事のできる・できないが判断されることもあるので、単に行うのではなく、考えて実践にうつしましょう。

その際、重要なのは「タイミング」です。相手に聞かれてから行う方もいますが、必要に応じて自分から行うことでその後の業務がスムーズになります。報告のタイミングの主なものとしては、以下のとおりです。

最適される報告のタイミング

1.指示された仕事が完了した時
2.長期の仕事の進捗を報告する時
3.業務内容に変更が必要が時
4.新しい情報を入手した時
5.ミスをした時

特にトラブルやミスが起こった時には迅速に伝えましょう。自分が原因のミスは知られるのが怖いと感じるかもしれませんが、ミス発覚が早ければ早いほど傷が浅いうちにフォローできたり、指導を受けることができます。
  

4. 時間管理

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仕事に慣れていない新社会人や転職したての頃は、上手く時間が使えないことが多くあります。1つのことに時間をかけすぎたり、時間をムダにしないために、時間管理ができるようになりましょう。

時間管理のためにまず習慣づけたいのが、作業時間を把握することです。あらかじめ時間を予測しておき、作業後に実際の時間を確認することで、その作業にどれくらい時間がかかるかを把握することができます。作業時間が把握できるようになれば、必要以上に時間をかけたり、予定時間に終わらない、ということを防げます。
  

5. アウトプットは図にする

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メモを取ることにあわせて身に付けたいのが、その内容を図にする作業です。上手に図が描けるようになる必要はなく、情報や考えを整理するために図にすることが必要となります。

考えが上手くまとまらない時や情報整理ができていない時、アイデアが浮かんだ時など、様々なシーンで図にすることを習慣付けましょう。
  

6. 質問のスキル

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新人時代や転職したての頃にありがちなのが「質問ができない」ということです。

質問すると怒られるのではと思ったり、忙しそうだからタイミングがわからない……といった理由で、質問ができない方も少なくありません。実際に質問をしたこと自体で怒られるということは基本的にはないでしょうが、質問の仕方に問題があると相手も困ってしまいますし、質問は学習の基本でもありますので、上手く質問するスキルを身につけましょう。

質問する時に押さえたいのが、最初は自分で解決できるか試してみて、それでも解決しなかったら必ずわかる人に聞くということです。わからないことを何でもかんでも質問してしまうのは、相手の時間をムダにすることになります。しかし、どうやっても自分で解決できない場合、自分の時間がムダになります。15分などの時間を決めて自己解決できるか試し、それでも駄目なら質問しましょう。

また、仕事上での質問では業務で忙しい人もいます。忙しそうな人に質問する時は、できるだけ簡潔に質問したり、質問にかかる時間を予測して時間が取れるかを確認すれば迷惑がかかりません。
  

7. 記録する

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仕事は様々な作業、経験の積み重ねですので、その成果は必ず記録し、蓄積していきましょう。何も考えなければ淡々と済ませてしまう作業やミスも、記録する習慣を付けることで、さらに成果をアップさせたりミス防止にもつながります。

また、こうした記録を付けていないと「この間も同じことを調べたような気がする」ということになりかねません。同じことで時間をとるのは非効率ですので、できるだけ避けたいものです。

ちょっとした調べごとの記録、失敗の記録など、その時に思ったことや注意点など残せるものは残しておきましょう。
  

8. タスク管理

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どんどん振ってくる仕事を流れ作業で処理するだけでは、途中で仕事が増えたり変更があったりした時にどうしていいのかわからなくなってしまいます。

そこで、今何をやるべきかを明確にし効率よく作業に取り組むために、タスク管理の習慣を付けましょう。タスク管理がしっかりできていれば、途中で仕事が降りかかってきた時や業務量が多い場合でも、落ち着いてスムーズに作業ができます。

まずは、やるべきタスクをリストアップします。この時にマップを作成したりすると、見落としや漏れを防ぐことができます。リストアップした中で、簡単ですぐにできることは片付けておきましょう。すぐにできないことは、しっかりTO DOリストを作り管理します。必ず期限を設けること、繰り返しと見直しをおこなうことが重要です。

この流れが習慣づけできれば、自然とタスク管理が身に付きます。