Twitterで情報発信を行う際、全く違う毛色の情報が混在してしまうことはありませんか?
例えば、企業の公式アカウントであってもIR情報と採用情報では、情報を受け取りたいユーザー層は異なるでしょう。
どのような情報でも一緒くたに出してしまうと、フォロワーにとっても興味のないツイートが増えることとなり、フォロー解除されてしまうかもしれません。そのような時には、アカウントを分けて、アカウントごとに特化した情報を発信していくようにしましょう。

今回は、Twitterで複数のアカウントを作成する際の注意点と複数のアカウントを運営している企業の事例を紹介します。
企業によっては、ブランドごとや発信する情報の対象ごとにアカウントを分けています。
自社でTwitter運営を行っていく上で、どういった運営方法が適切なのかを考えながら見ていきましょう。

Twitterで複数アカウントを運営する際の注意点

Twitterでは1人のユーザーであっても複数のアカウントを運営することができます。
ただし、複数のアカウントから同じ投稿を繰り返すような「スパム行為」や、他人になりきって投稿を行う「なりすまし行為」はTwitterルールで禁止されています。

こういった行為を行った場合、アカウントが永久凍結される可能性もあります。
アカウントを分けて運用を行う際には、発信する情報の内容が異なる場合に限って利用でしましょう。

参考:
Twitterルール|Twitterヘルプセンター

複数アカウントを作成するために必要なもの

Twitterアカウントを登録するのに必要なのは以下の4点です。

・名前(ニックネーム)
・電話番号またはメールアドレス
・パスワード
・ユーザー名(@以下に表示される名前)

アカウントを複数作成する場合、ショートメールでの認証が可能な電話番号を複数用意するかメールアドレスを複数用意する必要があります。

名前とパスワードは重複可能ですが、ユーザー名と電話番号・メールアドレスは重複して登録することができないので注意しましょう。

参考:
Twitterに登録する方法|Twitterヘルプ

管理上の注意

パソコン版のTwitterでは、複数のアカウントでログインすることはできません。
そのため、アカウントを切り替えたい場合は一度ログアウトしてからまたログインする必要があります。

iPhoneやAndroid向けに配信されているアプリであれば、1ユーザーにつき複数のアカウントを紐付けて登録することができます。

jpeg.png

アカウントの登録を行っていれば上記のようにプロフィール画面から、手軽にアカウントを切り替えることができます。

1人の担当者がアプリで複数のアカウントを運用する場合、活用してみるといいでしょう。

参考:
複数のTwitterアカウントの管理

複数アカウントを運営している企業事例

マスメディアからネットショップ、メーカーまで幅広い分野の企業が自社の発信する情報に合わせて複数のアカウントを運営しています。

特に積極的に運営を行っている5つの事例を紹介しましょう。

1.NHK

NHKオンライン|Twitter、YouTubeほか外部インターネットサービスについて.png
http://www2.nhk.or.jp/common/external_service/#twitter

公共放送局のNHKでは、140ものTwitterアカウントを運営しています。

チャンネルごとに分けるだけでなく、千葉や盛岡など地方放送局やテレビ番組ごとにもアカウントが存在します。
すべてのアカウントについて、発信する情報が明確に決められているのが特徴でしょう。

特にテレビ番組によっては、番組の内容に関してリアルタイムで感想をツイートしたり、視聴者参加型の企画を運営しています。

地方放送局のアカウントでは、その地域に住んでいる人が情報をチェックしたくなるような地域のニュースやイベントに特化することでフォロワーを集めています。
特定の属性のユーザーにとって興味のある分野の情報発信に限ることで、ユーザーにとってもフォローしたくなるアカウントにしていくことができるでしょう。

2.森ビル

ソーシャルメディア公式アカウント一覧___プレスルーム___森ビル株式会社___MORI_Building.png
https://www.mori.co.jp/company/press/account.html

森ビル株式会社では、企業情報発信用のアカウントの他にも管理するビルごとにアカウントを分けて運用しています。

アパレル系のテナントが多いファッションビルであればセール情報を中心に発信し、オフィスビルであればビル内で開催されるセミナーなどの情報を発信しています。
特定の施設に限った情報を発信していくことで、その施設を頻繁に利用する人にとって有益にアカウントになるでしょう。

3.花王

花王株式会社_ソーシャルメディア公式アカウント一覧.png
http://www.kao.com/jp/info/snslist.html

ヘアケア製品や健康食品などを展開している花王では「ヘルシア」や「キュレル」など主要なブランドごとにアカウントを運用しています。
アカウントでは期間限定商品の紹介や商品にまつわるクイズなど、独自の情報発信を行っています。

4.Amazon

Amazon.co.jp_公式ソーシャルアカウント.png
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=4403086051

ネットショップ大手のAmazonでは、ビデオやファッションなど商品のカテゴリごとに分けたアカウントを運用しています。

カテゴリに特化したセール情報や新商品情報を発信しています。
ユーザーにとっては特に自分がよく購入するカテゴリに限った情報を確認できるのがメリットでしょう。

5.株式会社KADOKAWA

twitterアカウント一覧|___KADOKAWA_角川書店・角川グループ.png
http://shoten.kadokawa.co.jp/list.html?id=twitter

角川書店やメディアファクトリーといった複数のレーベルを抱える株式会社KADOKAWAでは、50以上のアカウントを運用しています。

レーベルや作品ごとのアカウントの他、作家 冲方丁氏関連の情報に特化したアカウントなどファンにとってフォローしやすいアカウント運営を行っています。

まとめ

Twitterでは同じユーザーであっても、アカウントを複数作成することができます。
特にiPhoneやAndroidアプリであれば、1つのアプリから複数のアカウントを切り替えることができます。一方、ブラウザ版の場合はアカウントごとにログインを行わなくてはいけません。

複数のアカウントを運営する上では、ブランドやサービスごとにアカウントを分け、ユーザーにとって興味のある内容に限った情報発信を行うことが大切です。
また、学生向けの採用情報や投資家向けのIR情報のように対象ごとにアカウントを分ける方法もあるでしょう。
そのようにユーザーの属性ごとに特化したアカウントへしていくことで、情報に対して反応されやすくなります。

その際にはユーザーにとってわかりやすいように、他のアカウントとの違いを明示します。プロフィール情報やホームページで、どのような情報を発信するアカウントなのかを表記しておくようにしましょう。

複数アカウントを同じ担当者が運用する場合、レギュレーションを事前に決めておくなど、アカウントを混同しない工夫が必要です。
誤ったアカウントでツイートしてしまうとフォロワーが混乱してしまう場合もあるので、注意しましょう。