Web担当者なら理解しておくべき!「リアルタイム検索」の基本を解説
サービスを運営する上で、ユーザーの反応をみて改善することは非常に重要なフェーズです。しかし、ユーザーの自社に対する反応を追うのは時間と労力を費やします。
そこで活用したいのが、今この瞬間にどのようなキーワードがどのように話題とされているのかを確認できる「リアルタイム検索」です。
Yahoo!やTwitter、Facebookなど主要プラットフォームには、リアルタイム検索機能があります。リアルタイム検索を利用すれば、ユーザーの反応を効率的に調べられます。
今回は、リアルタイム検索の概要や使い方を解説します。
目次
リアルタイム検索とは
「リアルタイム検索」とは、検索したキーワードに関連した内容をリアルタイムで検索することを指します。
Yahoo!ではTwitterの投稿を検索できる「リアルタイム検索」が利用できます。
検索窓の上にある「リアルタイム」をクリックするか、検索したいワードの後に「なう」を入れる方法でも検索できます。
検索する際、Twitterへのログインは必要でないため、気軽に検索機能が利用できるでしょう。
Yahoo!リアルタイム検索の特徴
Yahoo!のリアルタイム検索には以下の3つの特徴があります。
ツイート数の推移
検索したキーワードがどのくらいツイートされているのかがグラフで表示されます。24時間、7日間、30日間の3つの期間別で表示され、その中でさらに期間を指定して表示することも可能です。
感情の推移
感情の推移とは、時間ごとにそれぞれどのくらいポジティブなツイート、ネガティブなツイートがされたのかを表したグラフです。
全体でどのくらいの割合だったかは円グラフ、時間別には折れ線グラフで表示されます。自社に関するキーワードがネガティブな内容と一緒にツイートされていれば、イメージやサービス内容を改善するヒントになります。単語だけではなく内容も一緒に確認しましょう。
話題なう
話題なうでは、ユーザーに多く検索されているワードを表示します。今話題のキーワードをまとめて見られるのでリアルタイムのトレンドを把握できます。
リアルタイム検索を使うメリット
リアルタイム検索とはその名の通り、ユーザーのツイートや投稿をすぐに検索結果として閲覧できるのが特徴です。
簡単にエゴサーチができる
エゴサーチとは名前や自社名、自社サービス名など自分に関係するワードで検索してどのような内容が言及されているのか調べる行為を指します。エゴサーチはユーザーの本音を見られる重要な調査方法です。
リアルタイム検索でエゴサーチをおこなえば自社に対する最新の評価を見られます。新しくサービスをリリースした、サービスをリニューアルしたときに使うといいかもしれません。
キーワードの選定ができる
多く検索されているトレンドのワードを見られるので、自社で記事を書いている場合などに参考にできます。キーワードの中には1日だけの限定的なものも含まれています。キーワードを選定するときには注意が必要です。
緊急時の情報収集ができる
リアルタイム検索はその名の通りリアルタイムの情報を調べられるので、緊急時の情報収集の一つとして活用できます。東日本大震災で被災地の状況や、家族・友人の安否確認する手段としてTwitterが利用されました。震災後には消防庁や政府が情報を発信するツールとしても利用しました。
また、熊本地震ではTwitterのたくさんのつぶやきの中から被災者に役立つような情報を効率的に検索できる新たなシステムが開発されました。
緊急時には多くの人が情報を発信しているので、間違った情報や、悪意のない事実とは異なる情報も同時に流れています。だれが発信した情報なのか、情報の信頼性や正確性を確認することが重要です。政府や消防庁、警察などの公式情報も合わせて確認することも忘れないでください。
参照:
熊本地震:「つぶやき」リアルタイム検索で被災者支援
東日本大震災でわかった緊急時コミュニケーションの難しさ – 東日本大震災と情報、インターネット、Google
Yahoo!リアルタイム検索アプリを利用する
https://promo-search.yahoo.co.jp/realtime/wadainow/
Yahoo!リアルタイム検索ができるアプリがiPhoneとAndroidで利用できます。
ログイン不要でTwitterとfacebookの検索結果がまとめて確認できます。
リアルタイム検索はもちろん、話題のワードを確認できる「話題なう」、リツイート数が多い人気ツイートを確認できる「人気なう」、各テレビ番組に関するツイートを確認できる「テレビなう」、電車の遅延情報を確認できる「遅延なう」をまとめて簡単に確認できます。
Yahoo!以外でリアルタイム検索するには
Yahoo!のリアルタイム検索以外にも、Twitterやfacebookの投稿を検索することはできます。
Twitterの検索窓に検索ワードを入力する
Twitterは検索窓にキーワードを入力して検索します。
細かく検索結果を絞り込むこともできます。検索結果のページの左側に「検索フィルター」の項目があります。フォローしているユーザーかどうかのユーザーフォルター、自分のいる場所から近い地域でツイートされたかどうかの地域フィルター、どの言語でツイートされたかの言語フィルターの3つのフィルターが使えます。
さらに細かく絞り込む場合は「高度な検索」が使えます。「高度な検索」の詳しい方法は以下の記事をご覧ください。
参照:
ここまで詳細に検索可能!Twitterの「高度な検索」の使い方
Facebookの検索窓に検索ワードを入力する
Facebookで検索する場合も基本的にはTwitterと同じです。検索窓に検索したいワードを入力して検索します。facebookで検索した場合、検索結果の表示される順番に特徴があります。一番上に表示されるのは、検索したワードに関連するFacebookページです。次に友達になっている人の投稿が表示され、最後に全ユーザーに公開されている投稿が表示されます。限定公開されている投稿は含まれないことを覚えておきましょう。
まとめ
リアルタイム検索を使えば、ユーザーの反応をリアルタイムで知ることができます。反応が多く見られる時間帯や、どのような内容で投稿されているかを確認してみましょう。
また、緊急時には身の安全を守るための情報を収集することもできます。その際は公式アカウントからの情報を参考にするなど、デマの情報にまどわされないよう注意が必要です。
定期的にリアルタイム検索をおこなって、ユーザー理解やサービス運営の向上の手がかりを得られるでしょう。
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意外と知られていない?便利なTwitter検索術・検索コマンドまとめ
- Twitterとは140文字以内の短文でコミュニケーションを取り合うコミュニティサービスです。そもそもTwitterとは、「小鳥のさえずり」を意味する単語ですが、同時に「ぺちゃくちゃと喋る」、「口数多く早口で話す」などの意味もあります。この意味のように、Twitterは利用者が思いついたことをたくさん話すことのできるサービスです。
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- フォームとは、もともと「形」「書式」「伝票」などの意味を持つ英単語です。インターネットの分野では、パソコンの操作画面におけるユーザーからの入力を受け付ける部分を指します。企業のホームページでは、入力フォームが設置されていることが多いようです。
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- 検索結果とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したときに表示される情報のことです。「Search Engine Result Page」の頭文字から「SERP」と呼ばれることもあります。 検索結果には、検索エンジンの機能に関する情報と、検索キーワードに関連する情報を持つページが表示されます。
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- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- Android OSとはスマートフォン用に開発された基本ソフト(OS)の一種です。米国Google社が中心となり開発されました。
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- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
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