覚えてもらえる「ブランドロゴ」と「タイプフェイス」は? ─ YouTube TVの事例から

YouTube TVも、斬新なフォントでロゴを表現してきました。

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Googleが手がけているフォントとして有名なのがRobotoです。
Robotoは極力パーソナリティを隠し、どんな状況にも適応しやすくデザインされており、データを客観的に伝える役割があります。

しかし、今回採用された*「YouTube Sans Bold」*と呼ばれているフォントは、国際的なブランディング企業であるSaffronが手がけており、大胆なカーブとコントラストを強調する攻撃的なエッジが印象的な、個性豊かなデザインとなっています。

YouTubeをGoogleの1つのサービスとして位置付けるのではなく、そこにYouTubeがあるんだ、そんな存在感を示したかったと、Saffronのクリエイティブディレクターのマット・アティソン氏はCO.DESIGNのインタビューで述べています。

YouTubeでは現在、月間に32.5億時間のコンテンツが視聴されていますが、YouTube TVでのライブストリーミングの配信によって、ますますYouTubeの存在感を出していく必要があります。

そこで、YouTubeのロゴであるプレイボタンの丸みを帯びた部分や縁の部分を強調したフォントフェイスになっています。

まとめ

最近では、IBM Watsonのアイコンロゴもリブランディングされるなど、ロゴを通してブランドの再定義化を図っているサービスは後を絶ちません。
ひとつには、個性的で認知されやすいロゴを使うことで他のサービスと差別化を図ることができるからです。
さらには、ロゴやタイポグラフィが「唯一無二の存在」であればあるほど、ブランドとして伝えたいメッセージを的確に伝えることができるからです。

長期間運営されているホームページやサービスは、この機会にロゴを大幅にリニューアルしてみてもいいかもしれませんね。