今、現在ホームページをお持ちでない方の中には、費用面で作成をためらっている方もいるでしょう。無料のホームページ作成ツールでは、自社独自のURLにはならず、作成を諦めてしまった方もいるかもしれません。

今回は、無料で独自のURLを発行できるホームページ作成ツール「Googleウェブサイトビルダー」を利用するメリット・デメリットと利用方法を紹介します。

Googleウェブサイトビルダーは掲載できる内容がシンプルな分、最小限の工数で自社のホームページを開設できます。Googleに掲載する企業情報を登録できる「Googleマイビジネス」の機能の1つなので、Googleマップや検索結果に表示される企業情報と連動できるのも強みでしょう。
「ホームページは欲しいけど、今まで取り組めていなかった」と言う方はこの機会に作成してみるのもいいかもしれません。

Googleウェブサイトビルダーとは

Google_マイビジネスには、ローカル検索結果ページにビジネス情報や最新情報を表示し、広くアピールするためのツールが用意されています。_–_Google.png
https://www.google.co.jp/business/how-it-works/website/

Googleウェブサイトビルダー」とはGoogleの企業情報登録サービスであるGoogleマイビジネスの機能の1つで、マイビジネスに登録している企業情報をもとにしてホームページが作成できます。

Untitled.png

上記のように、Googleマイビジネスに登録した情報はGoogleマップやGoogle検索結果に表示される会社の情報としても反映されます。
Googleウェブサイトビルダーに掲載される内容も営業時間や会社名、住所などの基本情報はGoogleマイビジネスの情報に紐付いています。

参考:
[Google の新サービス「ウェブサイト ビルダー」で自社サイトが無料で簡単に作れるようになりました|Google 広告主コミュニティ] (https://www.ja.advertisercommunity.com/t5/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E8%A8%98%E4%BA%8B/Google-%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%81%A7%E8%87%AA%E7%A4%BE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%81%8C%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A7%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%AB%E4%BD%9C%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/ba-p/45430#)

Googleウェブサイトビルダーのメリット/デメリット

Googleウェブサイトビルダーは容易にホームページが作成できる分、最低限の機能に絞られたツールです。
メリット・デメリットを事前に把握して、自社の求める要望にあっているのか判断しましょう。

メリット

1.無料で作成できる

Googleアカウントさえ持っていれば費用をかけずに利用できます。無料でホームページが作成できるのは、大きなメリットでしょう。

2.マイビジネスに入力した情報が自動で反映される。

GoogleウェブサイトビルダーはGoogleマイビジネスと連動してホームページの情報が更新されます。Googleマップに表示する企業の情報や検索結果に表示される企業情報も合わせて更新できるので、手間がかかりません。

3.モバイル対応

作成したホームページはパソコンからだけでなく、スマートフォンや携帯電話からもアクセスできます。

4.独自のドメインを設定できる

作成するホームページドメインは自分で自由に設定できます。自社だけのURLが発行できるので、公式ホームページとしても利用しやすいでしょう。

デメリット

1.SEOに不向き

Googleウェブサイトビルダーでは検索結果の最適化をはかるSEOに関わる設定は基本的にできません。title タグやmeta descriptionも設定できないので注意してください。

参考:
[Googleマイビジネスから無料でウェブサイトを公開できるようになる、ただしSEOには不向き | 海外SEO情報ブログ] (https://www.suzukikenichi.com/blog/create-your-free-website-through-google-may-business/)

2.カスタマイズ性が低い

基本的な機能に絞っている分、自社独自の機能を追加したり、アクセス解析用のタグを挿入したりといったカスタマイズは行えません。用意されているテンプレート以上の要素を追加したい場合は別のホームページ制作ツールを検討しましょう。

Googleウェブサイトビルダーの利用方法

Googleウェブサイトビルダーの利用にはGoogleアカウントは必要です。
企業で利用するアカウントを決めた上で利用しましょう。

1.Googleウェブサイトビルダーのホームページから「ご利用を開始」をクリック

Google_.png
https://www.google.co.jp/business/how-it-works/website/

上記のURLからアクセスし「ご利用を開始」をクリックしてください。

2.Googleアカウントでログイン

Google_マイビジネス_ログイン.png

利用したいGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

3.Googleマイビジネスの情報を入力

Googleマイビジネスに登録する企業の基本情報の入力画面が表示されるので、画面の表示にしたがって入力します。
この情報をもとにしてホームページが作成されるので、住所や電話番号、営業時間など記載する情報は間違えないよう注意してください。

4.利用権限の承諾

登録する情報が自社のものであるという承諾を行います。
画面に記載される利用規約をよく読んで、承諾してください。

承諾作業が完了すると、下記のようにウェブサイトビルダーの案内が表示されます。
「サイトをプレビュー」を選択して、ホームページの作成を開始しましょう。

あなたのお店を_Google_に掲載トップ.png

「サイトをプレビュー」をクリックすると、マイビジネスに入力した情報をもとにしてホームページが自動で生成されます。

作成中画面.png

5.テーマを設定する

マイビジネスの情報が反映し終わると、下記のようなホームページの作成画面に切り替わります。ホームページ全体のフォントや色合いをテーマの中から選択して、チェックマークをクリックしましょう。

テーマを選択2.png

6.基本情報の編集

「編集」からページトップに表示される文言や企業の紹介文などの基本情報を編集できます。企業概要の部分は太字や下線、リンクの挿入といった編集が行えます。

編集を終えたら、チェックマークをクリックして先に進みましょう。

ウェブサイトの情報を編集.png

7.写真の挿入

「写真」からホームページ内に掲載する画像を選択できます。
写真のアイコンをクリックして、店の外観やスタッフの写真、サービスメニューなどをアップロードしましょう。

写真の追加.png

8.ドメインの設定

「設定」から「いますぐ公開」を選択すると下記のように、ドメインの設定画面が立ち上がります。

ドメイン設定.png

ドメインとは、ホームページURLの「http://(もしくはhttps://)」以降の表記を指し、ウェブサイトビルダーでは下記のようにドメインを設定できます。

http://(ドメインを入力).business.site/

会社名や店舗名など自社のホームページに合わせた英数字を入力して「次へ」をクリックしてください。

参考:
独自ドメインはSEOに強い?弱い?|ferret [フェレット]

9.公開する

公開が完了すると、下記のように案内が表示されます。

完了.png

「サイトを表示」をクリックして、作成したページを確認しましょう。

スクリーンショット_2017-06-20_13.45.54.png

上記のように、パソコンからだけでなくスマートフォンからもホームページをみる事ができます。Googleマップの情報も表示されるので、飲食店や美容院など地域に根ざした店舗にとって重宝するでしょう。

参考:
[無料のウェブサイトを作成|Google マイビジネス ヘルプ] (https://support.google.com/business/topic/7032534?hl=ja)

まとめ

Googleウェブサイトビルダー」はGoogleマイビジネスの機能の1つであり、Googleマイビジネスに入力している情報をもとにホームページを作成できます。
入力する情報や紹介文を事前に決めておけば、30分足らずで作成から公開までを完了できるでしょう。

Googleウェブサイトビルダーは基本的な機能だけに絞っている分、SEO向けのカスタマイズができなかったり、Googleアナリティクスでのアクセス解析が行えなかったりといったデメリットがあります。自社にとって必要な仕様が揃っているか確認した上で利用するようにしましょう。