ソーシャルアラートのみに特化したツールも

もしソーシャルリスニングをリアルタイムのリスクモニタリングにのみ活用したいという場合には、アラートメール機能のみに特化したツールも存在します。

twilert

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https://www.twilert.com/

twilertは、指定した検索クエリに沿ってヒットした投稿をメールでアラートするサービスです。ブランドキーワードを設定して、日々のエゴサーチを楽にすることも可能ですが、リスクになり得るキーワードをOR設定でいくつか指定しておくと、想定される幅広いリスク投稿を即時にキャッチすることができます。
twilertの場合、言語設定でのフィルタリングだけでなく、指定地点から距離でフィルタリングすることが可能なため、局地的なエリアだけを指定してモニタリングすることも可能です。

参考:
Twilertとは?気になるツイートを見逃さない便利ツール

Twitterの通知機能

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かなりシンプルなモニタリングにはなりますが、特定のアカウントが発言した際に通知してくれる機能はTwitterそのものに実装されています。

自社ブランドに対して攻撃的な発言を繰り返すアンチのユーザーがいる場合などに設定しておくといいでしょう。通知をオンにしても相手側には知らされませんが、こちらがフォローしていることが条件のため、ブロックされてしまうと通知が受けられないので注意が必要です。

イベントなどの際に会場の声を即時にキャッチ

ソーシャルメディアのリアルタイムモニタリングが活用できるシーンは様々ありますが、イベントなど人が多く集まる際、会場の声を集めることに活用できます。多くの人が集まるイベントなどでは、現場だけでは汲み取りきれない会場内のさまざまな不満などがソーシャルメディア上に投稿されることがあります。

「ここの受付が混んでいる」「周辺の交通機関がマヒしている」「お客さん同士のトラブルがあった」など、広い会場で同時多発的に起きるトラブルにスムーズに対応するために、ソーシャルメディアをモニタリングする人を一人用意するなどの対策を検討すると良いでしょう。

また、Twitter上の検索機能で単一キーワードの検索だと手間がかかりすぎてしまう場合があり、情報のキャッチが遅れてしまう場合があります。ソーシャルリスニングツールを利用して、想定され得るキーワード群を事前に用意しておくことで出来る限り漏らすことがなく、リスク投稿を検知することが可能です。

まとめ

このようにソーシャルリスニングはマーケティングリサーチとしてだけでなく、今現在リアルタイムの現実世界で起きていることをキャッチする手段としても威力を発揮します。発想次第でソーシャルの声はさまざま形で活用が可能です。あなたもあなたのビジネスに合ったソーシャルリスニングの導入を検討してみてはいかがでしょうか?