2017年7月、FacebookのMessenger広告が正式にリリースされました。Messenger広告では、広告からメッセンジャーボットに誘導できるというと今までにないアプローチが可能です。しかし、新しいアプローチが可能であるからこそ、他のFacebookにはない設定が多く、難しいと感じている方もいるかもしれません。

今回は、Messenger誘導広告の設定方法について解説します。
Messenger誘導広告では、Facebookやインスタグラムから、Messengerへと誘導し、そこからメッセージのやりとりを行えます。やりとりできるメッセージの内容もテキストや動画などから選択できるので、工夫次第で様々な形式の広告へと展開できるでしょう。

参考:
[Messenger広告が世界中で利用可能に | Facebookニュースルーム] (https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/07/messenger-ads/)

Messengerで配信できる広告の種類

Messengerとは、Facebookが運営しているメッセージアプリです。2017年4月には月間利用者が12億人を超えており、社会に定着しているコミュニケーションツールです。

Messengerでは、複数の広告形式を提供されており、ぞれぞれ配信先が異なります。

  【Messengerで配信できる広告の種類】
  Messenger誘導広告…Facebook・インスタグラムへ広告を配信し、自社とのメッセージ画面に誘導する広告
 広告メッセージ…Messengerでやりとりしたことがあるユーザーに対してメッセージを送信する広告
 Messenger広告…Messengerアプリ上に広告を配信し、自社とのメッセージ画面に誘導する広告

なお、Messenger広告はFacebook広告の一種として、設定できます。
Facebookビジネスマネージャーを立ち上げて、広告の作成を開始しましょう。

参照記事:
[Facebook広告(フェイスブック広告)のカリキュラム一覧|ferret [フェレット]] (https://ferret-plus.com/curriculums/facebook-adv)

Facebook広告の出稿方法はこちらのカリキュラムで詳しく解説しています。
まだFacebook広告を運用したことがない方はこちらを参考にしてみてください。

参考:
[Messenger広告を設定するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/1420905584664062)
[Messenger|Facebookヘルプセンター] (https://www.facebook.com/business/help/1568130549881135/)

Messenger誘導広告の設定方法

Messenger広告の中でも複雑な設定が可能な「Messenger誘導広告」の設定方法を解説します。Facebookやインスタグラムのニュースフィード上に表示する広告と、誘導先であるMessengerでのメッセージの設定があるので、注意してみてください。

1.広告の目的を設定する

広告の目的として「トラフィック」または「コンバージョン」を選択します。

広告マネージャ.png

 トラフィック…Facebook内外のページへ誘導できる広告です。
 コンバージョン…ホームページでの購入や会員登録といったアクションを誘導し、効果を計測できる広告です。

それぞれ上記のように行えることが異なるので、自社の用途に合わせて選択してください。
ここではトラフィックを選択して説明します。

2.広告セットを作成する

広告の配信先や予算を設定した広告セットを作成します。

誘導広告1.png

トラフィックに「ウェブサイトまたはMessenger」を設定し、広告配信先のターゲットを入力しましょう。ターゲットは通常のFacebook広告同様、地域や趣味、年齢などから細かく設定できます。

なお、「配置」にはFacebookまたはInstagram(インスタグラム)、あるいはその両方を設定してください。

3.広告を作成する

広告を配信するFacebookページや、形式を選択します。
形式は、画像広告、動画広告、カルーセル広告、スライドショー広告の中から選択してください。

誘導広告2.png

4.リンク先を設定する

ニュースフィード上に配信する広告から、Messengerへ誘導させるための設定を行います。

誘導広告3.png

リンク先として「Messenger」を選択しましょう。
また、アクションボタンの表示は下記の中から選べるので、Messengerで誘導した後に行えるアクションに合わせて設定してください。

・メッセージを送信
・申し込む
 ・予約する
 ・お問い合わせ
 ・募金する
 ・ダウンロード
 ・詳しくはこちら
・購入する
 ・登録
 ・他の動画を視聴

5.Messengerに表示するメッセージの内容を設定する

Messenger誘導広告では、Facebookやインスタグラムのニューズフィード上に配信した広告からMessengerのメッセージ画面へ誘導できます。
誘導先であるメッセージ画面に表示する内容を「Messengerコンテンツを設定」から設定してきましょう。

設定画面からは、表示するメッセージの内容を設定できます。
メッセージ形式は以下の3つより設定できます。

 a.テキスト
 b.画像とテキスト
 c.動画

では、それぞれどういった内容のメッセージが送信できるか見てみましょう。

5-a.テキスト

テキストでの案内を行い、ボタンから特定のウェブサイトへ誘導することができます。

誘導広告5.png

例えば、上記の画像では「パソコンに求めるのはスペック?それともデザイン?」という選択肢を設定しています。それぞれ選択肢を選んだ人に合わせたウェブサイトに誘導できます。

簡単なアンケートから、それぞれの選択肢に合わせた商品のLPに誘導するといった運用方法が考えられるでしょう。

5-b.画像とテキスト

画像とテキストで案内を行い、ボタンでのウェブサイトへの誘導または、クイック返信が設定できます。

 ボタン…特定のウェブサイトに誘導するボタンが設定できます。
 クイック返信…ユーザーからの返信内容をクイック返信として設定できます。

誘導広告6.png

上記の画像は、クイック返信を設定した場合です。
特定のウェブサイトへ誘導するボタンとは異なり、ユーザーからの返信としてメッセージが返されるのがクイック返信の特徴です。

そのため、自社でチャットボットを導入している場合、その返信内容に合わせてボットでの会話をスタートできます。

参考:
[ポストバックボタン |Messengerプラットフォーム] (https://developers.facebook.com/docs/messenger-platform/send-api-reference/postback-button)

5-c.動画

テキストと動画を表示し、クイック返信から会話を始めることもできます。

誘導広告7.png

「MOV」「MP4」「GIF」に対応しており、25MBまでの動画をアップロードできます。
また、動画の前にテキストで案内を行ったり、動画後にクイック返信を設定できます。

例えば、上記のように動画に関する感想を聞いたりといった運用方法が考えられるでしょう。

6.注文を確定する

ここまでのすべての設定が完了したら、注文を確定しましょう。

誘導広告8.png

まとめ

Messenger広告には、Facebookやインスタグラムのニュースフィードに表示し、Messengerに誘導するタイプの広告と、すでに自社とやりとりを行ったことがあるユーザーに対してMessenger上でメッセージを送信するタイプの広告があります。

ニュースフィードに表示するタイプの「Messenger誘導広告」であればユーザーをMessengerに誘導できるので、そのままユーザーと直接やりとりを始めることもできるでしょう。

Messenger誘導広告ユーザー導線を意識して作成する必要がある広告です。事前に広告案を考えた上で、設定するようにしましょう。