これまでWebデザインでは「スクローリング」がタブーとされていましたが、最近では多くのデザインに活用され、人気の手法となっています。

そこで今回は、スクローリングの基本情報とそのポイントについてご紹介します。

スクローリングが注目を集めるようになった経緯から、スクローリングを実際に取り入れるコツまでわかりやすく解説していきますので、デザイントレンドに乗り遅れないように、ぜひ目をとおしてみてください。
  

なぜスクローリングが再び注目を集めたのか

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画像引用元:https://twitter.com/ferretplus

近年、再びスクローリングが注目を集めるようになった要因として*"モバイルデバイスの普及"*が挙げられます。以前はインターネットといえばPCが基本でしたが、今ではスマートフォン(スマホ)からの利用が当たり前になっています。

スクリーンの幅が小さければ当然画面に集約できる情報量は少なくなり、どんどんスクロールが長くなります。情報を分割してたくさんのページで見せることもできますが、わざわざクリックを繰り返すよりも、サッとスクロールするほうが情報に素早くアクセスすることが可能です。特に画面の小さいスマホのような端末の場合、タップして画面遷移するだけでもストレスになるため、シンプルなスクローリングにすることで快適にブラウジングすることができます。

最近では「無限スクロール」と呼ばれる、次々にコンテンツを表示していくスタイルも、多くのホームページで取り入れられています。Twitterも、ツイートを読んでいくと自動的に新たなツイートを読み込みます。

無限スクロールではクリック無しでもたくさんの情報を読むことができるため、ユーザーが他のコンテンツを見るためのクリック回数も当然減らすことができます。
  

スクローリングのメリット

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http://www.ashinari.com/2011/10/23-352100.php

便利とはいえ、多くのホームページがスクローリングを取り入れているのはなぜでしょうか。

ここでは、スクローリングを活用した際のメリットとデメリットについてご紹介します。
  

メリット1. 素早くページ閲覧ができる

多くの情報をバラバラのページでわけて見せると、ユーザーが情報にアクセスするまでの流れが複雑になってしまいます。何度もクリックしたり、どこに何があるかわからないよりも、ただスクロールする方が情報へのアクセスが早いと感じてもらうことができます。

また、画面を移動する必要がないということは、その分ナビゲーションがシンプルになるということでもあります。
  

メリット2. 関連コンテンツに興味を持ってもらえる

スクローリングしてもらうことにより、目的のコンテンツ以外にも接触してもらうことができます。中でも「無限スクロール」と呼ばれる、多量のコンテンツをスクロールするデザインの場合、ユーザーが新しいコンテンツを発見できる機会となります。

画面の小さいスマホ端末では提供できる情報量が限られるというイメージがありますが、スクローリングを採用すれば大量の情報提供ができます。結果的に、ユーザーがホームページに滞在する時間を長くすることが可能です。

また、スクロールに伴って様々な変化があるデザインの場合、ユーザーの反応を促進することも可能です。
  

メリット3. 複数デバイスに対応しやすい

スマホ、PC、タブレットデバイスが多様化している昨今では、デバイスごとにデザインを調整したり何かと面倒な点があります。しかし、シンプルなスクローリングのデザインであれば、複数デバイスへの対応がより簡単です。