
3C分析、実際どう使えばいい?「ZOZOTOWN」を例に実践方法を解説
Company(自社)
「ZOZOTOWN」(株式会社スタートトゥデイ)
最後に、「ZOZOTOWN」(株式会社スタートトゥデイ)を分析します。
「ZOZOTOWN」は、2014年12月にサービスを開始しました。人気ブランドも多く取り入れており、男女ともに利用されているサイトです。現在は763億円を売り上げ、前年比40%以上の著しい成長を見せています。
ターゲットは競合2社と少し違い、約7:3の男女比となっています。また、会員の平均年齢も33歳と、若干高めです。これは、取り扱うブランドが幅広いため、それに応じて利用者の層も広がっているからだと考えられます。
強みとしては、取り扱いブランドの知名度と幅広さ、性別を選ばないターゲット層です。「ツケ払い」や「買い替え割」など、斬新なサービスで若者の満足度を追求していることも競合にはないポイントです。
分析結果
どのサイトも女性がメインターゲットでしたが、その中でもバランスよく利用されているのが「ZOZOTOWN」でした。
「ZOZOTOWN」は他にも、中古流通サイト「ZOZOUSED」、コーディネートサイト「WEAR」の運用も行っています。そのため、コーディネートを参考にして新しい服を探し、着なくなった服は売るというサイクルを自社サービスで回すことができます。
会社の中長期ビジョンとしても挙げられていますが、今後もそういった市場拡大戦略を進めていくことで、市場でより突出した存在になると予想できます。
まとめ
3C分析の3つのCは、分析しなくても感覚としてなんとなく想像できることもあります。しかし、定量的に分析することで、これまで見えなかったものに気づく可能性もあります。特に自社の強みに関しては、社内だけでなく、顧客や第3者の意見も取り入れることで、視野を広げることができるはずです。
際限なく調べ始めると膨大な情報量になってしまいますが、どんな情報があれば顧客により良いサービスを届けることができるかという軸を持って取捨選択していくことも大切です。自社の立ち位置を再確認するためにも、ぜひ一度取り組んでみてください。
3C分析の基礎を学ぶ
3C分析とは〜マーケティングの基礎を覚えて競合と市場を分析しよう
- サイクル
- サイクルとは、スタートしてゴール、そしてまたスタートと、グルグルと循環して機能する状態のことを言います。まわりまわって巡っていく、といった循環機構をさすことが多いです。水の循環サイクルというように、実は繰り返しになってしまう使われ方もすることもしばし。また、自転車に関する事柄として、サイクルスポーツなどという使われ方をされることもあります。
- 3C分析
- 3C分析とは、市場や競合などの外部要因の分析を通じて自社の戦略策定に活かすためのフレームワークのことです。3Cは、市場(customer)、競合(competitor)、自社(company)の3つの要素を表します。
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