株価と決算から見る デジタルマーケティング市場【四半期決算・2023年春編】 Zホールディングスが中核子会社であるヤフー、LINEと経営統合へ
決算資料は、業界の動向や自社の競合企業の強みと弱みを把握できる貴重な材料です。一方で、情報量が非常に多いために、投資家ではない人が要点を理解するのはとても時間がかかってしまいます。
そういった方々のために、この記事では、デジタルマーケティング企業9社の四半期決算とそれに対する株価の動き、今後の注目ポイントをピックアップしました。こちらをご覧いただければ、業界の動向を定量的に理解し、足元で各社がどう評価されているかが分かります。
自社をとりまく業界の状況をぜひチェックしてみましょう。
目次
四半期決算まとめ(全体)
全体の売上では電通グループ、ベクトル、Zホールディングス、博報堂DYホールディングスなどの大企業が前年四半期比で10%を越える成長を達成しています。
電通グループは同時に通期決算も発表しており、過去最高の売上総利益、営業利益も記録し、売上を伸ばしながらも利益率を改善させることができています。
デジタルガレージは全社で見ると投資事業の影響が大きく、大きな赤字となっているのは投資先の評価が引き下がったことが主要因でした。
四半期決算まとめ(デジタルマーケティング関連事業)
デジタルマーケティング関連事業に限ると、大きく増収した会社と減収した会社、濃淡入り乱れる結果となりました。
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