運用上で陥りやすい失敗ポイント

実際に運用をしていく中で、どう進めていいかわからなくなるという方は多いでしょう。また、時には炎上というリスクもつきまとってきます。

そもそも目的がはっきりしていないまま運用している

案外やりがちなのが、運用の目的やゴールがはっきりしないまま、なんとなく運用してしまっているパターンです。
運用の目的が広報なのか、ブランディングなのか、サイトへの誘導なのかなど曖昧なまま形骸化してしまうケースは多いです。

すぐネタ切れになってしまい、アイデア出しに追われる

目的がはっきりしていない場合に特に多いですが、何を投稿すればいいのかが思いつかずすぐネタ切れになってしまいます。かといって1ヶ月に1回程度しか投稿しないのであれば、当然フォロワーもつかず、運用している意義がなくなってしまいます。また、アイデア出しに追われると、他の業務の時間を圧迫することになってしまいます。

フォロワーがつかずに迷走する

ソーシャルメディア運用をする上で、やはりフォロワーの数は気になるものです。フォロワーがいなければ、せっかく投稿内容を練ってもあまり意味がないと感じてしまいモチベーションを保つことは難しいです。

フォロワー数はわかりやすい数値なため、社内から評価を受けるときに見られることも多いでしょう。フォロワーが増えるのには時間がかかりますが、数値だけで判断されてしまうと全然効果が出てないのではないかと判断されてしまいがちです。

また、フォロワーを急激に増やしたいからといって、相互フォローを謳っているアカウントを無作為にフォローしていくという手法もやりがちです。そもそもしっかりとタイムラインを見ているアカウント、自分に興味がありそうなアカウントからフォローされないとあまり意味がありません。また一度に大量にフォローしすぎるとアカウントが凍結されたり、すぐフォロー数上限に達すること考えられます。

ただニュースを流すだけのアカウントになる

ネタがなくなってきて工夫をしなくなると、ニュースやお知らせを投稿するだけになりがちです。定期的にお知らせが欲しい自社のファンであれば問題ありませんが、それ以外の人はお知らせbot化してしまっているアカウントをフォローし続ける理由はありません。

炎上の火種を作ってしまう

ソーシャルメディアの失敗談で1番取り上げられるのは、やはり炎上です。SNSと炎上についてはニュースに取り上げられることも多く、ソーシャルメディアを活用することはリスクというイメージがついてしまい、社内の承認が降りにくくなる要因の一つにもなります。担当者が個人的なアカウントと混同して投稿をしてしまったり、意図せず特定の人の反感を買ったり、コンプライアンスに抵触していることに気がつかないなどが原因となる場合が多いです。投稿する前に複数人でチェックするフローは徹底するといいでしょう。

まとめ

個人で使う分には気軽というイメージがありますが、ソーシャルメディアを活用したマーケティングはしっかりとした業務です。始めるからには、愛情と根気を持ってアカウントを育てていかないといけません。一度見直してみる機会になればと思います。