ソーシャルメディアマーケティングとは、マーケティングソーシャルメディアを用いる手法のことです。たとえば、TwitterやFacebook、Google+やLINEなどのソーシャルメディアに定期的に投稿し積極的にユーザーと交流することで、自社のホームページPVアップや商品の宣伝効果を狙います。なお、ターゲットとなるユーザーがソーシャルメディアを使用していない場合、ソーシャルメディアマーケティングを行うと効果が期待できないので注意が必要です。

企業によるソーシャルメディアの活用が進んでいる

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そもそも、ソーシャルメディアとは、TwitterやFacebookなど、主に個人が利用するインターネットサービスの総称です。このソーシャルメディアを企業が利用して、サービスや製品などの認知度アップや販売促進を行うのがソーシャルメディアマーケティングです。

総務省が発表した「平成24年通信利用動向調査の結果」によると、日本人の16%がソーシャルメディアを活用しています。また、20歳以上の男女に限定すると、28.2%がソーシャルメディアを利用しているという結果が出ています。

一方、企業による利用も15.9%となっており、年々企業によるソーシャルメディアの活用が進んでいるようです。

ソーシャルメディアマーケティングのメリット

企業がソーシャルメディアマーケティングを行うことのメリットの一つは、「直接ユーザーの声を聞ける」ということです。ソーシャルメディアで情報を発信すると、ユーザーからリプライ(返事)をもらう機会が増えるため、ユーザーの声を早く知ることができるのです。

また、「ユーザーに親近感を持ってもらえる」というメリットもあります。たとえばTwitterで、担当者が日常的なことをつぶやいたりすることで、ユーザーがその企業に対し親しみを感じてくれるようになるのです。

実際に、NHK広報局(@NHK_PR)、シャープ(@SHARP_JP)、タニタ(@TANITAofficial )などはユーモアに富んだツイートやユーザーへの返事、そしてアカウント同士の交流を行っており、Twitterを通じて各社のファンになったというユーザーも多いようです。

ソーシャルメディアマーケティングの主な目的は、ユーザーとの関係性を築くことです。ですから、ユーザーにとって親しみやすく有益な情報を発信していく必要があるのです。

ソーシャルメディアマーケティングの注意点

ソーシャルメディアマーケティングを行う場合は、各ソーシャルメディアの特徴を知っておく必要があります。たとえば、TwitterとFacebookではユーザー層が異なるので、情報発信の方法も変えていかなければなりません。これはGoogle+やLINEなど、他のソーシャルメディアを利用する場合も同じです。

また、「適度に情報更新する」ということも重要です。数が多すぎるのも問題ですが、1ヶ月に数回というような頻度では、マーケティングの意味はほとんどありません。少なとも1日1回は情報更新をするように心がけるといいでしょう。

さらに、担当者がソーシャルメディアの常識をきちんと理解していることも非常に重要です。特に不用意な発言や操作ミスにより、いわゆる「炎上」を起こしてしまう可能性もあります。ソーシャルメディアマーケティングをはじめるためには、充分な準備が必要なのです。

会話例

ソーシャルメディアマーケティングをはじめて、ユーザーとの新しい関係を築こう」
Twitterでは、ソーシャルメディアマーケティングに成功した企業がいくつもある」

参考文献

・平成24年通信利用動向調査の結果
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/130614_1.pdf