情報通信技術の発展により、企業間の取引がインターネット上で完結する時代になりました。会社から1歩も出ないまま、顔も知らないお客様と契約することも今では珍しくなくなっています。

インターネット上で契約書を送受信し、署名することで契約を結ぶ「電子契約」は、その利便性から導入企業が徐々に増えています。当初はセキュリティ上の懸念も大きかったのですが、法整備や電子契約サービスが誕生したことで、リスクも軽減されました。

今回は、初めて電子契約を導入する方にオススメの電子契約サービスをまとめてご紹介します。

電子契約とは

「電子契約」とは、インターネット上で契約書を交わし、署名することで結ぶ契約のことです。
紙や郵送にかかるコストの削減、訪問や送付が不要になることによる業務効率化など、多くのメリットがあります。一方で、まだ導入している企業は全体的に少なく、取引先の理解を求めるための説明が必要になる場合もあります。

参考:
電子署名とは?電子契約締結で知っておきたい基礎知識を解説|ferret[フェレット]

電子契約の導入に踏み切れない企業が感じている懸念の多くは、セキュリティ上の問題です。書類という形がない契約なので、情報漏えいや管理の不備に不安を感じているようです。

参考:
平成27年度サイバーセキュリティ経済基盤構築事業(電子署名・認証業務利用促進事業(電子署名及び認証業務に関する調査研究等))調査報告書|経済産業省

電子契約サービスを使うメリットは?

電子契約を導入した際の不安を払拭するのが、第3者による電子契約サービスです。電子契約サービスは、通常契約での押印にあたる電子署名の手続き、契約データの保管、契約手続きの進捗、案件情報の管理まで対応してくれます。

自社で進めた場合、これらの業務を関連法案の規律に則った上で行い、データ保存にも対応しなければなりません。知識や人材が不十分だと、通常契約より手間がかかってしまう可能性もあります。もし万が一対応に抜け漏れがあったときのリスクも甚大です。

初めて導入する際は、まず電子契約サービスを活用してみることをオススメします。

電子契約サービス10選

電子契約サービスには、電子契約サービスを単体事業として提供している会社と、主体であるセキュリティ事業やインターネット事業の一環で提供している会社があります。
サービスによって対応している業務や内容が異なる場合があるため、自社の状況と照らし合わせて比較してみましょう。

1. BtoBプラットフォーム 契約書

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BtoBプラットフォーム 契約書

BtoBプラットフォーム 契約書」は電子契約の締結に加え、契約書を電子データで保管してクラウド上で一元管理ができるサービスです。自社だけでなく締結先も電子帳簿保存法に対応しています。また同サービスを提供する株式会社インフォマートは企業間の商取引システムで20年以上、利用企業数は延べ35万社以上の実績があり、安心して任せることができます。

2. CLOUD SIGN(クラウドサイン)

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CLOUD SIGN

2017年に導入企業が10,000社を超えた、認知度も高いサービスです。弁護士ドットコム株式会社が提供しているため、法的にも安心して任せることができます。

3. Adobe Sign(アドビサイン)

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Adobe Sign

PDFの作成と閲覧ができるソフトで有名なアドビが提供する電子サインサービスです。2017年から日本の契約方式に合わせ、稟議書や起案書、社判と署名を押印する書式にも対応しています。

4. Agree

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Agree

様々なインターネットサービスを展開しているGMOインターネット株式会社の電子契約サービスです。電子証明書の発行から管理まで、ワンストップで行えます。

5. CECTRUST電子契約サービス

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CECTRUST電子契約サービス

電子署名、契約書原本の長期保存、原本証明の機能をもつサービスです。複数の電子証明サービスと提携しているため、幅広く活用できます。

6. e-Pru(イプル)

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e-Pru

オフィス、不動産業、建築・建設業向けに分けてサービスを提供しています。サービス説明や利用の流れなどがホームページで分かりやすく説明されているため、電子契約の仕組みから理解したい方は確認してみましょう。

7. CONTRACTHUB@absonne

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CONTRACTHUB@absonne

情報システムの企画、構築、運用サービスを展開する、新日鉄住金ソリューションズ株式会社が提供しているサービスです。利用料が発注元企業に一括課金されるため、取引状況に応じて利用料などを設定することができます。

8. SEIKO(セイコー)

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SEIKO

ITシステムに関するサービスを展開するセイコーソリューションズ株式会社が提供しているサービスです。電子契約以外にも、個人情報を含む医療関係文書の電子化なども行っています。

9. SignUpOne(サインナップワン)

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SignUpOne

ソフトバンクグループが提供する電子契約サービスです。電子証明書の発行をシステム上で行うことができ、署名が完了すると即座にサーバーから削除される、安全な技術を採用しています。

10. Digital Storage(デジタルストレージ)

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Digital Storage

初期費用がかからず、登録後すぐに利用できる電子契約サービスです。契約の受注側にのみ利用料金が発生するシステムです。

まとめ

これまで直接対面し、お互いの表情も確認しつつ契約を結んでいた日本企業の慣習から考えると、電子契約の導入には心理的な抵抗もあるかもしれません。しかし、導入できればコストとリスクの削減が可能です。

メリットとデメリットを見極める必要はありますが、一度検討してみてはいかがでしょうか。