商品やサービスのプロモーションは、交通広告や雑誌への出稿にとどまらず、Webの世界にも進出しています。Webでは雑誌や新聞といった紙媒体やテレビ番組におけるCMのような動画の広告とは異なり、さらにユーザーに主体的に関わってもらうことが可能です。
クリエイティブ次第では、SNSを中心に話題となり、少ない広告費でも大きな効果を得られるでしょう。

今回は、コードアワード2017よりクリエイティブの優れたWebプロモーションの事例をピックアップして紹介します。
D2Cが開催しているコードアワード2017では、Amazonで購入できる車の試乗体験や、お菓子学べるプログラミングサービスなど、ユーザーにとって思わず商品を手に取ってみたくなるプロモーションの事例が紹介されています。広告関連の仕事にあたっている方はもちろん、企業のマーケティングに関わる方は必見です。

参考:
デジタルマーケティングのトレンドを網羅「コードアワード2017」の受賞16作品が決定~グランプリは、お菓子で学べるプログラミング教材「GLICODE®」~ | ニュースリリース | 株式会社D2C

1.GLICODE®(グリコード)|江崎グリコ株式会社

GLICODE®(グリコード)|グリコ.png
http://cp.glico.jp/glicode/

GLICODE®(グリコード)は「POCKY」や「ビスコ」を代表とするお菓子メーカー江崎グリコ株式会社が提供しているプログラミングの学習アプリです。

ポッキーをルールに従って並べてスマートフォンで撮影すると、お菓子1つ1つがプログラミングのコードに変換されて動作するようになっており、日本語版のほか英語版も提供されています。

総務省が主催する平成28年度「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業にも選ばれ、実際に小学校低学年を対象としたプログラミング事業に使用されました。
特設サイトで教諭向けの指導マニュアルも提供されており、授業で自由に使えるようになっています。

学習コンテンツを通して、メインターゲットである子供にとって自社の商品に親しむきっかけを与えているのがアプリの特徴でしょう。

2.【聞きこく】聞き間違えない国語辞典 |Panasonic

【聞きこく】聞き間違えない国語辞典___Panasonic.png
http://kikikoku.jp/pc/

「【聞きこく】聞き間違えない国語辞典 」は補聴器の製造・販売を行っているPanasonicが提供している辞書アプリです。

高齢者をはじめとする難聴者にとって聞き間違えやすい約150万組言葉の組み合わせを収録しており、その組み合わせを間違えずに聞き取れる話し方も音声で紹介されています。

Panasonicでは、観光施設や航空会社を対象とした「聞き間違えない話し方講座」も実施しており、CSR活動とプロモーションを両立させています。