事例2:社長ブログなのに・・・

事例ホームページコーポレートサイト

・どんなホームページか:企業が提供するサービスの紹介。
・警告に対して行った施策:自身のブログからのリンクをすべて削除後、Googleに申請。 

私たちは、自社サービスをホームページで紹介しています。とくに何かを販売しているわけではなく、ごく一般的なホームページです。また、とくに集客対策やSEOなどは行っておらず、ごく普通に更新する程度の運営状況でした。

しかし、そのような私たちのホームページに、警告が来てしまったのです。

さっそく、ウェブマスターツール(Google Search Console)で確認しました。しかし、この時点では不自然と思われるリンクが存在しませんでした。そのような業者に依頼したことすらないのですから、と当たり前です。

ただ、知人に見てもらったところ、彼は、あるブログからのリンクが異常に多いことを見つけてくれました。それはなんと、私たちの社長ブログだったのです。

弊社の代表は、じつは毎日まめに、社内の様子や経営に対する思いを、ブログにつづっているのです。ただ、よく見てみますと、各記事で文末に、オススメサイトとして「株式会社○○○○」といった社名リンクがあったのです。

「これだ!」

直感しました。それは、本来ならばその企業の社長ブログからのリンクは問題ないでしょう。しかし今回代表は、あるプロバイダの無料ブログを使っていました。なおさら怪しいリンクのように見えてしまいます。

そこで、私たちのその仮説を代表に伝え、リンクを削除してもらいました。もちろん、申請次第ではリンクを削除しなくてもペナルティ解除できる見込みはあるかとは思いましたが、すでにリンクを削除しましたので、「自分のブログ以外に思い当たるリンクがない。よって削除をした」という内容をGoogleに送信しました。

結果、送信直後にペナルティ解除完了の通知が来たのでした。

 考察:警告解除は異質なリンクの詳細をひもとくこと

上記2つの事例から考えられることとして、「Googleでも100%日本語を理解しているかや、意図的な検索順位の操作」を明確に判断できているわけではないということです。

つまり、不自然なリンクがなくとも、ある日突然、Googleからの警告やペナルティが発生する可能性も少なくないということです。
今回ご紹介した、以下のような3つのポイントが該当する可能性も。

・ユーザーが好意で張ってくれたリンクでも、不自然に見られることがある。
・社長ブログでもリンクが多すぎると、不自然に見られることがある。
・自然なリンクでも、あまりにも多すぎるとき、不自然に見られることがある。

Google検索エンジンは、あくまでプログラムであるため、100%の正確性があるわけではありません。万が一起きたとしても、まずは現状把握が重要です。
その結果、意図的に外部からのリンク対策を行っていないということであれば、その旨をGoogleに申請を行うようにしましょう。