注意したい!日本企業がやりがちな韓国ブログプロモーションでの落とし穴

ヨチさんのこれまでの経験から、「日本企業のための韓国ブログへのプロモーション依頼のポイント」には、以下の3点があるそうです。

・韓国市場にマッチした適切なキーワードを選定する
・宣伝のためのキーワードを提案しすぎない
・方向性の舵切りの半分はブロガーに任せる

  

韓国市場にマッチした適切なキーワードを選定する

ヨチさんが日本企業からブログプロモーション依頼を受けた時に、「惜しい」「もったいない」と感じるのが、韓国市場にマッチしないキーワードを入れてほしいと言われた時だそうです。

「韓国国内でヒットしているキーワードや重要とされるキーワードがあるにもかかわらず、入れてほしいキーワードばかりをブロガーに要求するのは惜しいしもったいないです。せっかくキーワードを出していただいても、韓国市場にマッチしない限り、大きな集客効果は得られません」

  

宣伝のためのキーワードを提案しすぎない

日本企業側がキーワードを提案し過ぎるのも、適切ではないと言います。

「入れたいキーワードが多くあるのは良いですが、キーワードが縛りを作ってしまい、記事の流れが作りにくい時があります。ブログを読んでくださる読者に優しくありませんし、文章が不自然になります」

「例えば、東京で乗ったレンタカーの体験談なのに、福岡や大阪のレンタカーのキーワードを入れてほしいと頼むのは違います。ブロガーは自分が使っていない商品を広告記事としては書けません。ブロガー自身の体験談に沿って書くのが読者にも有益です。」

宣伝をしたいあまりに、キーワードを入れすぎると広告臭がするため、読者が離脱しやすいと話していました。
  

方向性の舵切りの半分はブロガーに任せる

記事の舵切りの半分を、ブロガーに任せたほうがスムーズに物事が進みます。なぜなら、ブロガー自身がどのような記事が、韓国の読者に刺さるのかを把握しているからです。
  

プロブロガー”ヨチ”に学ぶ「ブロガーと企業の上手な付き合い方」

先述したように、日本企業がきちんと付き合うためにも、韓国ブロガー市場を把握しておくのが大切です。よりスムーズで円滑なプロモーション依頼のやり取りができます。

直接、韓国ブロガーに依頼をかけるのもありですが、市場の流れがわからない場合、企業とブロガーバランスを上手く取れる、専門の代理店を使うのもオススメです。株式会社LIFE PEPPERは韓国だけではなく、アジア圏のWEBプロモーションのお手伝いができます。

これまでの経験をもとに「記事企画段階」「記事執筆段階」「記事公開後」の3点から、簡単に企業とブロガーとの上手な付き合い方を、ヨチさんの例をもとに紹介します。
  

記事企画段階

何より記事企画段階が1番、重きに置いています。企業側の意向とブロガー側の意向のバランスが取れていないと、集客効果は発揮されにくいからです。どちらかに偏りがあると広告臭が強くなり、記事は読まれません。そのため、お互いの意向を汲み取って、ちょうど良いポイントで折り合いを付けています。
  

記事執筆段階

ヨチさんを含めたブロガーが、記事執筆する前に聞いておきたいのは、どの年齢層をターゲットにしたいのかです。事前にプロモーションしたい層を企業側に聞き、ブロガーに伝えるため、記事の方向性がブレないまま、読者に刺さりやすい記事が執筆できます。
  

記事公開後

記事公開後では、日本ではSEO対策強化のため、しばしばタイトル変更する場合があります。

しかし、韓国NAVERの場合、タイトルの変更はサイトの順位が落ちる可能性があります。そのため、記事公開前のタイトル付けには充分な配慮しています。