世界各国で、モバイル端末を利用したマイクロペイメントサービスが増えています。

その先陣を切っているのが、中国です。

WalktheChatの報告によれば、2017年の中国でのモバイル決済は、2015年に比べて3倍にまで増えているといいます。Record Chinaは、ある統計で回答者の84%が「外出時にはスマホさえ携帯していれば、現金を一切所持していなくても何ら問題はない」と答えました。

中国でのモバイル決済利用率に比べれば、日本でモバイル決済を利用している人は現状まだまだ多いとは言えません。日本銀行が行った第68回生活意識に関するアンケート調査によれば、モバイル決済を「利用している」と答えた日本人は全体の6%で、ケニアの76.8%、中国の98.3%に比べると圧倒的に少なく見えます。

しかし、今やスマートフォン所有率は約80%でマイクロペイメントの環境はしっかりと整っており、徐々にではありますがこれからこうした決済が増えてくる可能性は十分にあります。

そこで今回は、スマートフォンがあれば簡単にできる、個人間決済や小規模事業主の決済に便利なマイクロペイメントサービス5選をご紹介します。

友人とランチに行って混雑したレジで別々に会計するよりも、こうしたサービスを利用する方がスマートです。使いやすいサービスばかりなので、ぜひ利用を検討してみましょう。
  

マイクロペイメントとは?

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マイクロペイメントとは、従来の支払い方法では現実的ではなかった少額な決済を行う方法のことです。

「マイクロ」は「とても小さい」という意味で、「ペイメント」は「支払い」のことを言います。

通常、銀行などで送金を行うと多額の手数料がかかってしまいますが、最近では送金手数料が少ないもの、あるいはほとんどかからないものも登場しています。
そのため、店舗決済はもちろんのこと、仲間同士で割り勘を行うための送金やフリーランスの方が手段として使う決済など、様々な決済・送金に利用されています。

参考:
【楽天ペイ、LINE Payなど】急速に広まる「QRコード決済」を使うメリットとは?|ferret
「NFC」「FeliCa」って何?「電子マネー決済」を企業が導入するメリット・デメリット|ferret
  

個人間や小規模の決済に便利なマイクロペイメントサービス5選

下記では、個人間や小規模事業主といった「少額の決済(やりとり)時」に便利なマイクロペイメントサービスをご紹介します。
  

1. Kyash

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Kyashは、スマートフォンだけで友人への送金やお店での支払いが可能になるマイクロペイメントアプリです。

使い方は非常に簡単で、アプリをダウンロードした後、作成したアカウントに手持ちのクレジットカードを登録するだけで、面倒な手続きは一切必要ありません。金額とメッセージ入力をした後、スワイプで決済を行います。

相手がKyashを持っていなくとも、LINEやFacebook メッセンジャーなどSNS経由で送信が行えます。送金手数料は24時間いつでも無料で、しかもリアルタイムで決済ができます。さらに、ほかにはない機能として、Kyashで受け取ったお金は店舗で使用可能です。

例えば、受け取ったお金をAmazonやZOZOTOWNなどでのネットショップで買い物をしたり、モバイルSuicaにチャージしたりできます。買い物する際には、バーチャルVisaカードに記載されている番号を入力しますが、この番号で買い物をすることで、ネットショップから支払われた手数料で収益を生み出す仕組みになっています。


  

2. LINE Pay

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LINE Payは、LINEの友だち同士で気軽に送金や割り勘を行ったり、加盟店で買い物を行うことができるサービスです。

LINEを使っていれば特別なソフトは必要なく、LINEの「その他」タブの「LINE Pay」からパスワードを設定するだけで利用を開始することができます。チャージは銀行口座やローソンの店頭、Pay-easy(ペイジー)を利用したインターネットバンキング、コンビニ、銀行口座によるオートチャージが利用できます。

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また、LINE Payで特徴的なのが、物理カードであるLINE Payカードです。国内外のJCB加盟店であればどこでも利用することができ、100円使うごとに2ポイントが貯まるお得なカードです。物理カードを持っていなくとも、コード決済対応店であればスマートフォンのコード画面を提示して決済することもできます。

さらに、友達に送金を行うこともできます。友だちがLINE Payに加入していない場合は、加入後に送金が完了します。送金を行うには本人確認が必要なので、事前に済ませておきましょう。


  

3. ONE PAY

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ONE PAYは、16歳の山内奏人CEO率いるワンファイナンシャル株式会社が2017年8月からサービス提供をしている全く新しいカード決済ターミナルです。

ほかの個人間決済と違う点は、お金の受け取り側だけがアプリをインストールするだけという点です。支払う側が用意したクレジットカードをスマートフォンのカメラで読み取るだけで決済が完了します。シェアリングエコノミーが爆発的に普及したことで個人間のクレジットカード決済のニーズが増えていますが、ONE PAYがあれば誰でも簡単にカード決済を行うことができるという点です。

インストール後は、Facebookアカウントでログインするだけで、すぐに使い始めることができます。決済手数料は5%、出勤手数料は300円ですが、初期費用や月額の固定費は一切かかりません。インストールしてたった1分で使い始めることができるのが、ONE PAYの魅力です。

山内CEOは、2001年生まれで、2012年には「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト」の15歳以下の部で最優秀賞を受賞した優秀なプログラマでもあります。サービス自体も非常に便利な中で、魅力的なサービスを提供しているファウンダーにも注目が集まっています。


  

4. paymo

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paymoは、「わりかんアプリとして知られる、個人間送金アプリです。

使い方は非常に簡単で、アプリダウンロード後、電話番号を入力して認証を行うだけです。Facebookと連携することで、すぐに友だちとつながって宛先を選ぶことができます。宛先を選んだら、金額とメッセージを入力します。VISAやMastercardでやりとりを行うことができます。

受け取る際には、レシートを添付することで受け取ることができます。受け取った残高は、手数料200円で銀行口座に引き出したり、別の支払いに使うこともできます。


  

5. PAY ID

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PAY IDは、専用のQRコードであるPAYCodeを読み取るだけで簡単に支払いを行うことができるマイクロペイメントアプリです。QRコードは、友人同士でのやり取りはもちろん、店舗で用意することもできるので、新たな決済手段としてお客様に提案することができます。PAYCodeには商品ごとに決済を行う「商品QRコード決済」と、金額を支払いのたびに入力する「店舗QRコード決済」があります。

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また、PAYCodeを使わない個人間決済にも対応しています。請求内容と証明する画像、金額とメッセージを入力して、支払ってほしい人にリクエストを送る機能が付いています。

PAY IDで支払えるお店はオンライン・オフライン合わせて全国40万店舗以上で支払うことができます。決済手数料は店舗側で負担するため、利用に費用はかかりません。


  

まとめ

日本ではこうした個人間決済や小規模事業主向けのマイクロペイメントサービスはまだ広がったばかりですが、お隣中国を見てみると爆発的にモバイル決済を利用しており、ゆっくりではありますが日本でも次第に広がりを見せつつあります。

ポイントは、利用スピード決済手数料操作性です。

5つのサービスはそれぞれに特徴があるので、まずは会社の同僚の方や友だちと誘い合わせて、グループに合うアプリ・サービスを使ってみるのはいかがでしょうか。