フィルターや編集による画像加工が簡単！インスタ映えする撮影テクニック

無料で利用できるインスタグラムですが、一般のユーザーだけではなく、マーケティング施策やプロモーションの一環として導入する企業が増えております。

しかしながら、「写真」や「動画」の投稿がメインとなるインスタグラムにおいて、多くの方がスマートフォンで撮影した写真をほとんど加工もせず、そのままアップロードするケースをよく目にします。

ちなみに、皆さんはインスタグラムに初めから "画像を編集する機能やフィルターが内蔵"されていることをご存知でしたでしょうか。その機能を活用することで、誰でも簡単に、全ての画像をより魅力的にみせることが可能となります。

今回は、インスタグラム初心者の方で "フィルターという用語がわからない方" でも、すでにご存知の方たちにとっても有益な、直感操作で見栄えのよい写真に仕上げられるテクニックをご紹介します。

参考：
インスタグラムの企業アカウント数も増加中｜Insta Lab
　　

インスタグラムとは

すでに皆さんもご存知のとおり、インスタグラムは画像や短い動画を共有できるSNSです。月間8億人が利用、日本国内でも2017年10月現在で月間2,000万人が利用しています（2017年9月時点）。

インスタグラムは、若年層の女性が利用しているイメージをもつ方も少なくないはずです。2017年8月のデータによると、男女ともに40代以上の利用者が増加しており、今後とも注目していきたいSNSとなっております。

参考：
インスタグラムの利用者急増の裏に、意外にも50代超えの男性利用も増加中!?｜株式会社ライブジャパン
　　

企業のインスタグラム活用

現在、インスタグラムを活用する国内企業は1万社を突破しております（株式会社ユーザーローカル調べ）。インスタグラムの利用者が増加している中、企業がインスタグラムを利用して、プロモーションやマーケティングに活用する取り組みは、十分に価値があります。

参考：
Instagramの国内企業アカウント開設が1万社を突破！企業のインスタ活用進む。ユーザーローカルが調査｜株式会社ユーザーローカル
　　

インスタグラムの活用に向いている業種

インスタグラムをプロモーションやマーケティングに活用する際に向いている業種は、美容室や飲食店、アパレルや小売業など、見た目で訴求しやすい業種となります。インスタグラムは写真を共有するSNSなので、Webサービスなど "無形商材" を取り扱う企業にとっては先の業種と比較すると難しいかもしれません。
　　

業種別のフィルター活用術

ここまでの内容で、きっと多くの方に "なぜインスタグラムをプロモーションやマーケティングに活用することが効果的なのか" というのをご理解いただけたのではないでしょうか。

しかし、実際にインスタグラムを導入し始めたばかりの企業にとっては、スマートフォンで撮影した写真をそのままアップロードしているケースや、フィルターだけを使用して細かい微調整をせずに……という状態のままになっている企業（アカウント）をよく目にします。基本的にスマートフォンのカメラは撮影したままだと、メリハリが無く平坦な写真になりがちです。

一方で、インスタグラムのフィルターは初期設定で使用しても、それなりにオシャレな加工ができますが、効きが良過ぎて不自然な写真になる事も少なくありません。前提としては、どの業種でも下記の点において微調整すると、メリハリが良く見栄えがいい写真に仕上がります。

・明るさ
・コントラスト
・暖かさ
・彩度

以下で、インスタグラムの「フィルター」と「編集」の使い方を業種に合わせた、実際の設定を踏まえてお伝えします。
　　

居酒屋

被写体が食品の場合は、冷たい印象にするより、暖かみがある色合いに調整した方が美味しそうに見えます。また、フィルターは効果が強過ぎる傾向にあるので、食材が不自然な色見になりがちです。

フィルターだけではなく、編集の暖かさと彩度で微調整すると良い結果が得られます。
　　

参考画像1

加工前：

加工後：

フィルター：Ludwing＋61

編集
明るさ＋11
コントラスト＋21
ストラクチャ＋9
暖かさ＋7
彩度＋13
ハイライト－16
影＋18

　　

参考画像2

加工前：

加工後：

フィルター：Lark＋67

編集
明るさ＋6
コントラスト＋9
ストラクチャ＋5
暖かさ＋15
彩度＋9
ハイライト＋1
影＋12

　　

カフェ

カフェの店舗アカウントの場合、柔らかい雰囲気を出している店舗が多いのですが、スマートフォンで撮影しただけでは冷たい印象になりがちです。以下の設定でフィルターをかけると暖かみが出るので、上手く暖かみがでないとお困りの方はお試しください。
　　

参考画像3

加工前：

加工後：

フィルター：Juno

編集
明るさ－19
コントラスト＋69
暖かさ＋52
彩度－20
色⇒ハイライト⇒オレンジ＋33
フェード＋77
ハイライト－25
影＋35
チルシフト円形

　　

美容室

美容室の場合、ReyesやGingamなど、アーティスティックな効果が出せるフィルターを使う店舗も多いのですが、上記フィルターの影響で髪の色が変わってしまう事があります。カラーリングの色見を忠実に再現したいけれども、フィルターで雰囲気がある写真に仕上げると色見が変わってしまいます。

上記のようなお悩みの場合は、編集の暖かさや彩度を使って微調整して、もとの色に近付けましょう。
　　

参考画像4

加工前：

加工後：

フィルター：Reyes＋100

編集
明るさ＋19
コントラスト＋30
ストラクチャ＋18
暖かさ-100
彩度＋8
ハイライト－48
影－19