インハウスエディターならではの利点は?

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モリ:
THE BAKE MAGAZINEは、社内情報をどう吸い上げるのかが重要かと思います。社内から情報をもらうために工夫していることってありますか?

名和:
私が所属しているチームが、そもそもマーケティングとかプロモーションを担当しているので、情報が集まってきやすいんです。チームで情報共有が必ず週1回あるので、そこで新しい情報をチェックをしますね。

モリ:
チームが同じだから情報共有は自然とされるんですね。採用に関してはいかがですか?

名和:
採用の方が難しいですね。月に1回、人事と定例のミーテイングを組んで、採用スケジュールを共有して、そこから誰にインタビューするのが効果的かを一緒に考えています。

モリ:
記事を作成する上で必要な情報を得るためにミーティングを入れるんですね。ミーティング以外でも情報を収集するようにしているんですか?

名和:
後ろで喋ってる、あ、そろそろ動き出してるなとか、あれ、遅れるんだとか、早まるんだみたいなものとか。社内のざわめきを後頭部で感じながら(笑)

平野:
新店情報などは黒板に書き出されたりするので、会議で共有されていなくても、黒板を見ていればわかりますね。

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塩谷:
そういう空気を感じたりするのは、やっぱりインハウスエディター……つまり、ちゃんとメンバーと日々顔をあわせていないと上手くできないですよね。

モリ:
中にいることで情報共有のコストがかなり下がりそうですね。

塩谷:
例えば、メーカー発の日々のニュースは、色々な理由で順番が変わったり、予定よりも早まったりします。そのニュースを全て外部の編プロさんに書いてもらおうとすると、どうしても振り回すかたちになってしまうと思うんです。

モリ:
外部の人にかかわってもらうと、そのあたりを柔軟に対応するのも難しいと。

塩谷:
そうですね。もちろん不可能ではないですが、やっぱり大変だと思います。

内部で対応すると、スピードも違います。以前、BAKEの経営陣から大きな発表があった時にも、社内で共有された際にその場で話している内容をテキストに起こして、すぐに記事にして、広報的なチェックも入れて、すぐにTHE BAKE MAGAZINEに詳しいインタビュー記事のようなものを掲載できました(下記に掲載の記事)。

参考:
上場を目指して。BAKEの筆頭株主変更、社長交代についての裏側をお伝えします|THE BAKE MAGAZINE

塩谷:
これも外部に依頼していたらスピード的に難しかったと思いますし、もちろん、会社として伝えたいことを、外部の記者さんをハンドリングして書かせる……というのはナンセンスです。

社内で1番伝えたいことを、素早く出すっていうのは、オウンドメディアがあり、インハウスエディターいる、というのが最高の状況だと思いました。。