エンゲージメントとは、企業や商品、ブランドなどに対してユーザーが「愛着を持っている」状態を指します。わかりやすく言えば、企業とユーザーの「つながりの強さ」を表す用語です。

以前は、人事や組織開発の分野で用いられることが多くありましたが、現在ではソーシャルメディアなどにおける「交流度を図る指標」として改めて注目されています。

エンゲージメントによる顧客の固定化

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ホームページブログなどを使って新規の顧客を集めるだけでは、長期的な繁栄を期待することはできません。顧客と積極的に交流を図ることで固定客化することが大切です。言いかえれば、エンゲージメントを高めることによって、ただの読者だった人を顧客にし、いずれはファンになってもらうことが重要なのです。

たとえば、facebookであれば、「いいね!」やコメントの数、シェアを押した人数やページリンクや画像をチェックされた回数などがエンゲージメントの指標となります。「このページは、自分の成長につながりそうだ!」と感じるユーザーが多い状態が「エンゲージメントが高い」状態だと考えられるのです。

特に、インターネット上ではお互いの顔が見えません。ユーザーに商品やサービスを提供したり、何らかの行動を促したりする際は、より一層エンゲージメントを高める工夫が必要です。

組織におけるエンゲージメント

エンゲージメントは、企業と顧客の関係だけに使う語ではありません。組織の中の「つながりの強さ」に対しても使います。

たとえば、会社組織におけるエンゲージメントを高めれば、社員の忠誠心が向上し離職率が下がっていくことになります。

エンゲージメントを重視して、自分と相手との信頼関係を深く築いていくことによって、
社員が固定化されるようになり、自然と業績も向上するようになります。

エンゲージメントは、会社の損益を握る鍵になる

今後のインターネットマーケティングにおいて、エンゲージメントの向上は損益に直結する重要事項になるでしょう。

相手が共感できる情報を提供し、自分と相手とを結びつける機会を増やすなどして、
同じ目線に立ったコミュニケーションを行っていくことが重要です。

会話例

エンゲージメントを高めることで、顧客の固定化を図ろう」
「あの会社は内部でのエンゲージメントが強いから、退職する社員が少ないね」