発想が斬新!新規事業の参考になるオンラインビジネスモデルの「ヒント」4つの切り口と事例8選
4. 月額定額で「使い放題」のビジネスモデル
月額定額で「使い放題」になる、サブスクリプション型のビジネスモデルは昔から人気です。毎月定額を払えばお急ぎ便が無料になるAmazon Primeはそうしたモデルの典型ですが、ここでは先ほども垣間見た「クルマ」と「洋服」を切り口に、このビジネスモデルを適用しているサービスをチェックしてみましょう。
事例4-1. クルマを自由に乗り換え可能「NOREL」
NOREL
NORELは、月額19800円から、好きな車に乗り換え放題になるサービスです。Anycaと違うのは、利用期限まで好きなだけ届いたクルマを楽しめるという点です。
予約から納車までは最短で24日で、不備がなければ店舗に届いたクルマを受け取ることができます。1台の車に最短90日間乗車すると乗り換えも可能で、最短24日〜1ヶ月半で到着するようです。月額費用には各種保険料も含まれており、自動車税や重量税の支払い、車検なども必要ありません(別途「NORELケア」と呼ばれる追加保障サービスも用意されています)。
NOREL
運営は中古車の「ガリバー」などを運営するIDOMで、一時利用のユーザーとは違ったマーケットを狙っています。NORELをうまく活用すれば、一生のうちに100台を乗り換えることも不可能ではありません。残債もなく、ローンも組まず、必要なときに必要なだけ好きなクルマを楽しむといったニーズは、今後も大きくなっていくでしょう。
事例4-2. 気に入ればそのままプレゼント「MECHAKARI」
MECHAKARI
MECHAKARIは、月額5800円から利用できる、新品の洋服が借り放題になるサービスです。
返却期限はなく、何度でも借り換え可能で、気に入った洋服は割引価格(5%割引)で買い取ることも可能です。利用済みの洋服は、クリーニング不要でそのまま返却するだけという手軽さが売りです。
MECHAKARI
運営は「earth music&ecology」などのファッションブランドを展開しているストライプインターナショナルで、「服好き」とは違った、借り放題で着まわしたいユーザー層のマーケットを狙っています。メーカーが運営しているので仕入原価は抑えられ、返却された服は中古市場に回していくようです。気に入れば購入もできる*「トライアルユース」ビジネス*は、今後も大きな可能性を秘めています。
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