メルマガ配信方法の基本 | 配信までのステップ・指標・注意事項
初めてメルマガ配信をする場合、十分な効果を実感できない企業も多いでしょう。これは、メルマガ配信に関する知識が不足しているためだと考えられます。
反対に、必要な知識を持った上でメルマガを配信すれば優れた集客効果が期待できます。
本記事では、メルマガの作成ステップや見るべき指標、改善策、配信方法の種類などについて詳しく解説します。
目次
メルマガ配信の5ステップ
メルマガは、ターゲットの属性や配信の目的などに沿った文面を作成し、より多くのユーザーが開封するであろうタイミングで配信することが重要です。
メルマガの目的を決めることから配信までのステップについて詳しく見ていきましょう。
1. 配信の目的を決める
まずは、メルマガを配信する目的を明確にしましょう。目的に応じて文面やターゲット、配信のタイミングなどが異なります。メルマガ配信の主な目的は次のとおりです。
- 新規顧客の獲得
- 既存顧客との信頼関係の向上
- 上位ランクのプランへの切り替え促進
新規顧客の獲得が目的の場合は、製品・サービスの情報提供や自身のニーズに気づけるようなアプローチが良いでしょう。
例えば、業務効率化ツールを提供する場合は、業務効率化による生産性の向上や売上アップのデータを示したり、よくある課題を挙げたりします。既存顧客との信頼関係向上が目的の場合は、トレンド情報や最新情報を提供しましょう。
このように、目的を果たすことを踏まえて配信内容を考えることが大切です。
2. 配信リストを作成する
メルマガ配信の目的に応じてターゲットを選定します。ターゲットとなり得るユーザーのメールアドレスで配信リストを作成しましょう。
膨大な個人情報が集まった配信リストは、より入念にセキュリティ対策を施すことが重要です。
3. メールを作成する
次の流れでメールを作成しましょう。
- 目的やターゲットが求めている情報をピックアップする
- 構成案を作成する
- 構成の各見出しや流れのイメージに沿って本文を作成する
- 開封したくなるタイトルを考える
メールの内容は、目標達成に向けた構成にすることが重要です。例えば、よくある課題を投げかけて、自社の製品・サービスでそれらを解決できることを示す場合、課題は伝えても製品・サービスの魅力が伝わらない内容では、新規顧客の獲得にはつながりません。
課題ごとに製品・サービスによる解決方法を提示するとよいでしょう。
4. 配信するタイミングを決める
どれだけ開封したくなるタイトルのメルマガを作成しても、ターゲットが開封しづらいタイミングで送信すると開封率が低迷します。
ターゲットの年代や性別、職業、世帯構成など、さまざまな要素を踏まえて配信のタイミングを決めましょう。
サイトへのアクセス記録から分析したり、過去のメルマガの開封率が高いタイミングを調べたりして、ベストなタイミングを確認することが大切です。
5. 効果検証・改善
メルマガは、最初から優れた効果を発揮することは通常はありません。効果検証を行い、改善を繰り返すことで開封率やクリック率が向上します。
また、効果が低いからといってユーザーに無許可でメルマガを配信する行為はNGです。メルマガへの申込時にオプトインの承諾を得る必要があります。詳しくは、こちらの記事で解説しています。
関連記事:勝手に送りつけるのはNG!メルマガの法律に違反しないルールとは。マーケ担当者が知っておきたい法律知識
メルマガ配信の効果検証で見るべき指標と改善方法
メルマガ配信の効果検証・改善は、闇雲に実施すべきではありません。ここでは、メルマガ配信の効果検証で見るべき指標とその改善方法について解説します。
不達率
不達率は、メールがユーザーに届かなかった割合です。ユーザーは、メルマガが配信されたことにすら気づいていないため、不達率は企業にとっての損失を表します。不達率が上がる原因としては、以下のようことが挙げられます。
- メールアドレスの記載ミスや変更
- ユーザーの受信ボックスの容量オーバー
- 迷惑メールボックスへの振り分け
- 退職に伴うメールの無効化(社用メールアドレス使用の場合)
● 不達率を下げるための改善方法
不達率を下げるためには、ユーザー自身に受信ボックスの容量オーバーの解消やメールアドレスの更新、迷惑メールボックスへの振り分け解除などの対応を求める必要があります。
このような対応は、個別に連絡を取って依頼するものではなく、メルマガを登録する際に注意喚起することで対策するしかありません。
また、製品・サービスを購入した際に、「メルマガが届かないケースが増えています」というようなメッセージを具体的な原因とともに表示すると、多少は不達率が改善するでしょう。
開封率
開封率は、ユーザーに届いたメールがどれだけ開封されたかを示す割合です。例えば、100件届いて50件開封された場合の開封率は50%です。
開封されなければ文面内のリンククリックおよびコンバージョンにつながらないため、不達率の次に重要な指標といえるでしょう。開封率が低い原因としては、以下のようことが挙げられます。
- 開封したくなるタイトルではなかった
- ユーザーにとって最適なタイミングで配信しなかった
なお、2021年にリリースされたiPhoneのオペレーティングシステム「iOS15」から、iOS標準のメールアプリを使用しているユーザーの開封率は実質計測不可能となっています。そのため、開封率以外の指標をメインに分析する視点を持っておくことも大切です。
● 開封率を高めるための改善方法
開封率を高めるためには、魅力的なタイトルをつける必要があります。タイトルのつけ方には所説ありますが、次のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 〇〇導入で売上50%アップ!など具体的な数値を入れる
- メールを読むメリットや今すぐ読むべき理由を含める
- 本文の内容をイメージしやすいタイトルをつける
ユーザーによって何が刺さるかは異なるうえに、個人の好みもクリックするかどうかに影響を及ぼします。そのため、メルマガ配信を繰り返して反応を見つつ、ベストなタイトルのつけ方を見つけましょう。
開封率を高めるポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メルマガの開封率を向上させる11のチェック項目!各業界の平均値も解説
クリック率
クリック率は、メールの本文内のURLがクリックされた割合です。クリック率が低い原因としては、以下のようことが挙げられます。
- クリックできるかどうかがわかりづらい
- クリックしたいと思えない(導線が不適切)
- CTAに到達するまでに離脱している
● クリック率を上げるための改善方法
クリック率を高めるためには、CTAを一目でわかるデザインにするとともに、クリックしたくなる文章の流れにする必要があります。
また、製品・サービスの購入ページに誘導するためには、ユーザーの購入意欲を高める内容を組み込むことも大切です。
例えば、製品・サービスの導入が課題解決につながる内容が含まれていなければ、ユーザーはCTAをクリックする理由が思いつかず離脱してしまうでしょう。
購読解除率
購読解除率は、メルマガの購読を解除された割合です。購読解除率が高くなる原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 配信のタイミングが適切ではなかった
- メールの本数が多すぎた
- 内容に不快感を覚えた
- 自身にとって役に立たない内容が多いと感じた
● 購読解除率を下げるための改善方法
購読解除率を下げるために、配信のタイミングや本数、内容を見直しましょう。ユーザーの目的に沿った内容になっていない場合は、購読解除率が上がります。
例えば、新規顧客獲得を目的としているのに既存顧客との関係構築につながる文面になっていると、潜在顧客は購読を解除してしまうでしょう。
また、会社員をターゲットとしているのに、日中の忙しい時間帯に何通もメルマガを送った場合も購読解除されると考えられます。改めてユーザーと配信すべき内容、タイミング、本数を見直すことが大切です。
メルマガ配信で見るべきKPIについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メールマーケティングで設定すべきKPIとは?設定方法や改善ポイントも解説
メルマガの配信方法
メルマガは複数の方法で配信可能です。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
TO指定で個別に送る
Gmailなどのメールソフトで、1件ずつTO指定で送信する方法です。個々に異なる内容のメールを送信できますが、作業にかなりの時間を要するのがデメリットです。
BCC配信で一斉に送る
BCC配信は、TO指定と同じくメールソフトなどを用いて複数人に一斉送信する方法です。同じ内容のメールを100件や200件など一気に送信できるため、メルマガ配信にかかる時間と手間を削減できます。
送信先アドレスが受信側に表示されないため、他の送信先がユーザーに知られる心配もありません。
メール配信ツールを使う
メール配信ツールを利用すれば、大量のメールを素早く確実に届けることができます。
メール配信ツールには、大量送信に適したシンプルな機能の「大量配信型」と、ユーザーを属性や行動で分けて個々に適したメールを配信できる「セグメント型」があります。
メール配信ツールについて詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:メール配信ツールおすすめ8選!選定ポイントも詳しく解説
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
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- タイトル
- ホームページのソースに設定するタイトル(title)とは、ユーザーと検索エンジンにホームページの内容を伝えるためのものです。これを検索エンジンが認識し検索結果ページで表示されたり、ユーザーがお気に入りに保存したときに名称として使われたりするため、非常に重要なものだと考えられています。「タイトルタグ」ともいわれます。
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- 開封率
- 開封率とは、ユーザーに対して一斉配信したメルマガを、どの程度の割合のユーザーが開封しているのかを表した指標です。主にメールマーケティングシステムに標準で搭載されている機能で、開封率を知ることで、過去のメールの開封率と比較し、メールのタイトルや配信する時間帯の改善点を見つける事が出来ます。
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- 開封率
- 開封率とは、ユーザーに対して一斉配信したメルマガを、どの程度の割合のユーザーが開封しているのかを表した指標です。主にメールマーケティングシステムに標準で搭載されている機能で、開封率を知ることで、過去のメールの開封率と比較し、メールのタイトルや配信する時間帯の改善点を見つける事が出来ます。
- リンク
- リンクとは、インターネット上では、あるページの中に記された、他のページの所在を表す情報のことを「ハイパーリンク」と呼び、これを略した言葉です。リンクのある場所をクリックすると、他のページにジャンプするようになっています。
- 開封率
- 開封率とは、ユーザーに対して一斉配信したメルマガを、どの程度の割合のユーザーが開封しているのかを表した指標です。主にメールマーケティングシステムに標準で搭載されている機能で、開封率を知ることで、過去のメールの開封率と比較し、メールのタイトルや配信する時間帯の改善点を見つける事が出来ます。
- タイトル
- ホームページのソースに設定するタイトル(title)とは、ユーザーと検索エンジンにホームページの内容を伝えるためのものです。これを検索エンジンが認識し検索結果ページで表示されたり、ユーザーがお気に入りに保存したときに名称として使われたりするため、非常に重要なものだと考えられています。「タイトルタグ」ともいわれます。
- OS
- OSとはOperation Systemの略称です。パソコンやスマートフォンで操作した内容をアプリケーションに伝える役目を担っています。パソコン用ではwindowsやMac OS、スマートフォンではiOSやAndroidが有名です。
- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- URL
- URLとは、「Uniform Resource Locator」の略称です。情報がどこにあるのかを示すインターネット上の住所のようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。各ページのURLは、インターネットブラウザの上部に文字列として表示されています。日本語では「統一資源位置指定子」という名称がついていますが、実際には日本でもURLという語が使われています。
- 導線
- 導線とは、買い物客が店内を見てまわる道順のことです。ホームページにおいては、ページ内での利用者の動きを指します。 ホームページの制作にあたっては、人間行動科学や心理学の視点を取り入れ、顧客のページ内での動きを把握した上でサイト設計を行い、レイアウトや演出等を決めることが重要になります。
- ページ
- 印刷物のカタログやパンフレットは、通常複数のページから成り立っています。インターネットのホームページもまったく同じで、テーマや内容ごとにそれぞれの画面が作られています。この画面のことを、インターネットでも「ページ」と呼んでいます。ホームページは、多くの場合、複数ページから成り立っています。
- メルマガ
- メルマガとは、電子メールにて発信者が、情報を配信する手法の一つで、『メールマガジン』の略です。 一部有料のものもありますが、多くのメルマガは購読も配信も無料で行っています。
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- KPI
- KPIとは、目標に対して施策がどの程度達成されているか、を定量的に表す指標のことをKPI(重要業績評価指標)といいます。
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