Chromeで警告も?「SSL」と「TLS」の違いや暗号化セキュリティ対策を詳しく紹介
「SSL」と「TLS」の違いと「POODLE」とは?
イメージ画像 / stock.io
HTTPSは、*「SSL/TLS」プロトコルによって暗号化された通信のことです。プロトコルとは、ネットワーク上でデータを通信するための手順集のようなもので、送信するデータの形式やエラー発生時の対処法などを詳しく取り決めたものです。HTTPの場合は、「TCP/IP」*という2種類のプロトコルで通信を行います。
一般に*「SSL/TLS」*と2つのプロトコルが併記されていますが、「SSL」と「TLS」は何が違うのでしょうか。また、なぜ併記されるのでしょうか。この疑問を紐解くために、この2つのプロトコルの開発経緯について見ていくことにしましょう。
もともと**SSL(Secure Socket Layer)**は、現在のMozillaの前身となるNetscape社が開発しました。「SSL1.0」は早期段階で脆弱性が発見されたため、製品には実装されず、1994年に改良版「SSL 2.0」が「Netscape Navigator」に実装されました。
さらに翌年にリリースされた「SSL 3.0」は、2014年頃まで広く使われていましたが、POODLEと呼ばれる脆弱性が見つかりました。日本国内では、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が率先して「SSL 3.0の無効化」を呼びかけました。現在では多くの主要ブラウザが「SSL 3.0」を無効化しています。
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SSLと並行して1999年から開発されていたのが**TLS(Transport Layer Security)**というプロトコルです。通信内容の暗号化はもちろん、公開鍵証明書を用いて認証を行い、改ざんを排除することができます。
「SSL 3.0」と「TLS 1.0」は、仕様も仕組みも非常に似ていましたが、POODLE問題を受けて多くのWebサイト運営社がTLSに切り替えました。しかし、一般的に「SSL」の名前の方が浸透しており、HTTPS通信の暗号化プロトコル自体を*「SSL/TLS」*と呼ぶことが増えました。
現在は、2014年に発覚したHeartbleedおよび2015年に発覚したFREAKもあり、「TLS 1.2」が推奨されています。ただし、「TLS 1.2」のリリースは2008年と、リリースから10年近く経過しているので、「TLS 1.3」のドラフト策定が進められています。Googleなどが実験を進めており、まだ不具合も多いですが、古い脆弱な暗号化が大幅に改善される可能性があり、安全性がさらに高まりそうです。
- HTTP
- HTTPとは、HTMLで記述されたWebページなどの情報を、WebサーバーとPCなどのクライアント端末間でやり取りする方法を定めた通信手順のことです。Hyper Text Transfer Protocolの略です。
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- Webサイト
- Webサイトとは、インターネットの標準的な情報提供システムであるWWW(ワールドワイドウェブ)で公開される、Webページ(インターネット上にある1ページ1ページ)の集まりのことです。
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- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
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