パイレーツアップデートとは、デジタルミレニアム法案(DMCA)に抵触する、著作権侵害を行うホームページの評価を下げるための検索エンジンアルゴリズムです。

導入された背景

これまで著作権を無視した運営を行う違法ホームページが後を立たないことから、Googleパイレーツアップデートアルゴリズムを導入しました。2012年8月にはじめて実施され2014年10月には、また新たに更新されました。

パイレーツアップデートで実施された対策

パイレーツアップデートでは大きく以下の三つが実施されました。

1.新広告フォーマットの採用

音楽や映画、テレビ番組などのキーワードで検索すると、検索結果の上部に検索したコンテンツに関する、正規のホームページだけを表示するようになりました。
ここには音楽や映画を正規にダウンロードできるサービスなどが表示されます。

2.オートコンプリートからの侵害関連語の削除

検索欄にキーワードを入力すると、下部に自動でキーワード候補が表示されます。
ここでは過去に多く入力されたワードが表示されますが、その中でDMCAで評価を下げたようなページにつながるキーワードは非表示になりました。

3.パイレーツアップデートの更新

Google社では、ミレニアム保護法案(DMCA)に関連して著作権保有者からの著作権侵害報告を受け付けており、映画、音楽などの違法サイトは検索結果の上位に表示されにくくなったそうです。

https://support.google.com/legal/answer/1120734

著作権違反の報告は、Googleの「削除用ダッシュボード」から可能になっています。ホームページの運営者はより健全な、モラルを意識した運営を義務づけられていくでしょう。

会話の中で使われる例

「パーレーツアップデートが行なわれたらしい」
「検索順位が下がったのはパイレーツアップデートの影響だ」