キャプチャとは、出力されたデータを別の機器で取り込み利用可能な状態にすることを言います。例としては、TV映像をパソコンに取り込み、その映像を保存(キャプチャ)し、パソコンで再生可能にすることなどです。ホームページの分野では、ブラウザなどでホームページのデザインを画像として保存することなどを指すこともあります。

キャプチャとは

もともとは「捕える」などの意味をもつ英語で、本来は取り扱えないような画像や映像、通信データなどを、他の機器で利用可能な状態にすることを言います。
例えば、パケットキャプチャという言葉があります。これは、通信データ(パケット)の中身をキャプチャ(捕獲・傍受)して、解析し通信内容を他の機器で読み取る行為です。企業のセキュリティ上、パケットキャプチャをし、監視してリスク管理に役立てる、という使い方をしています。
また、ホームページなどはそのデザインの様子を誰かに伝えたいとしても、スクロールなどして縦に長い場合があり、適切に伝えることが難しい場合が多いものです。その際にも、とりあえず1画面分の様子をキャプチャし、画像データに保存することで、ワープロ文書などに貼り付けることも可能になり、伝えやすくなります。

キャプチャするソフト

パソコンの画面などをキャプチャし、ワープロソフトなどに貼り付けるなどの機能は、多くのIT機器で標準で備わっている機能です。
例えば、ウィンドウズであれば、キーボードの「PrtSc」ボタンを押します。そして、ワードやパワーポイントなど貼り付けたいソフトを起動し貼り付け([CTRL]+[V]キーを押す)をしますと、画面画像が貼り付けられます。
その他、Androidスマートフォンですと(バージョン4以上)、ボリュームダウンボタン+電源ボタンで画面がキャプチャされ、カメラ画像の中に保存されます。このように画面キャプチャは実は私達に身近な操作となっています。

用語例

「パワーポイント資料に競合ホームページキャプチャ貼り付けておいて!」
(ホームページの画面を取り込み貼り付けておいて)
「iPhoneで画面キャプチャするときは、ホームボタン+電源ボタンだよね」
(iPhoneでは、ホームボタンと電源ボタンを同時押しでカメラロールに画面の画像が保存されます。)
「軍事的には国家が通信内容をキャプチャすることは仕方ないのか!?」
(通信内容を取り込み解析し軍事情報を傍受することは問題ないのか?)