この記事は、2018年6月13日に公開された記事を再編集しています。

動画広告は商品やサービスの魅力をユーザーへ伝える有効な手段の1つです。

テレビCMを配信すれば多くのユーザーに動画広告を視聴してもらえますが、テレビCMには膨大な広告費が必要なため、中小企業では難しい場合もあるでしょう。

そこでうまく活用したいのが、低予算からでも動画広告を出稿できる動画プラットフォーム「YouTube」です。今回は、YouTubeで出稿できる動画広告の種類と特徴を解説します。

目次

  1. YouTubeの動画広告について
  2. 3種類のYouTube広告
  3. TrueView広告
    1. インストリーム広告
    2. ディスカバリー広告
  4. バンパー広告
    1. バンパー広告の事例
  5. どの動画広告を出稿するべきか
    1. YouTube広告のデメリット?不快に思うユーザーも

YouTubeの動画広告について

YouTubeは、全世界で約10億人に利用されている動画プラットフォームです。YouTubeの動画広告はその豊富な視聴者数を生かしてユーザー属性をセグメントし、届けたい層へダイレクトに広告配信ができるという特徴があります。

さらに動画広告は、静止画のみのバナー広告よりもクリックされやすいという調査結果もあります。多くの人が利用しているYouTubeで、クリック率の高い動画広告を配信するのは、有効なマーケティング手段だと言えるでしょう。

参考:
動画広告って効果あるの?データから分かる市場規模や活用するべき業界

3種類のYouTube動画広告

YouTubeで配信できる動画広告は、大きく分けて3つに分類できます。

  • TrueView広告
  • バンパー広告
  • アウトストリーム広告

です。

それぞれのYouTube広告の特徴とメリットを確認しましょう。

参考:
動画広告フォーマットの概要

TrueView広告

TrueView広告は、ユーザーが一定時間視聴、もしくはクリックした時に課金されるタイプの動画広告です広告主はユーザー属性や興味・関心からターゲットを設定し、その条件を満たしたユーザがYouTubeを利用したときに広告が配信されます。

TrueView広告には、「インストリーム広告」「ディスプレイ広告」の2種類があり、それぞれ広告が表示される位置が異なります。

インストリーム広告

youtubekoukoku_-_2.jpg
引用:YouTube

インストリーム広告は、閲覧ページの動画プレーヤー内に表示される動画広告です。広告が30秒(30秒以下の場合は最後まで)視聴されるか、広告がクリックされると、広告主に料金が発生するシステムとなります。広告予算は広告主側で設定できるため、低予算からでも動画広告の出稿が可能です。

広告は、視聴開始後5秒経過するとスキップボタンが現れて、ユーザーの意思で広告をスキップできるようになります。

インストリーム広告事例

ネットスーパーのオイシックスが出稿していたインストリーム広告です。スキップできない最初の5秒では、ニュース風の映像を流し、続きが気になるような動画構成になっています。

インストリーム広告はスキップしないで見てもらうために、スキップできない最初の5秒でユーザーの心を掴む工夫が必要となります。

参考:
「最初の 5 秒」でパフォーマンスを向上。YouTube 広告で目標の 4 倍の販売数を達成。

ディスカバリー広告

youtubekoukoku_-_3.jpg
引用:YouTube

ディスカバリー広告は、トップページ検索結果ページ、動画再生ページに表示される広告です。上記画像だと、右上部分に表示されているのがディスカバリー広告です。

自動的に再生されるインストリーム広告とは違い、ユーザーがクリックした場合のみ広告が再生されます。広告予算はユーザー広告をクリックすると消化されるシステムです。こちらも、広告主側で予算の設定ができ、低予算からでも動画広告が出稿できます。

ディスカバリー広告を視聴しているユーザーは、自分から動画をクリックしている自社に関心の強いユーザーと言えるでしょう。ブランド認知よりも購買意欲の高いユーザー訴求に向いた動画広告です。

参考:
「見せる」広告から「見られる」広告へ。?TrueView ディスカバリー広告

バンパー広告

バンパー広告とは、ユーザーが動画を視聴する前に流れる6秒以内の短い動画広告です。この広告はスキップができません。料金はインプレッション課金型のため、ユーザーにクリックされなくても広告予算が消化されます。

時間は短いですがスキップ不可のため、確実にユーザーに閲覧してもらえるメリットがあります。

バンパー広告の事例

Estée Lauder Companiesでは、新しい化粧品ラインのブランド認知度を高めるためにバンパー広告を出稿しています。短い時間でもユーザーの印象に残るよう、ファンデーションやリップなどの各化粧品ごとにバンパー広告を作成し配信しています。

短い時間でも覚えてもらうには、動画に多くの情報を詰め込むのではなく伝える情報を絞るのも一つの手段です。

参考:
バンパー広告を使いこなすポイント − 3 社の事例から

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、スマートフォンやタブレット向けの動画広告です。Googleのパートナーサイトやパートナーアプリ内に表示されます。YouTubeのホームページでは表示されません。動画広告が2秒以上視聴された場合に、課金されるシステムとなっています。

スマートフォンユーザーをターゲットとした商品・サービスに適した動画広告です。

どの動画広告を出稿するべきか

動画広告を初めて出稿する場合、どの形式を選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。例えば、少ない予算で始めるのであれば、最後まで見るかクリックされないと課金されないインストリーム広告がおすすめです。

また、ブランド認知を目的とするのであれば、バンパー広告がおすすめです。クリックの有無に限らず予算は消化されますが、製作した動画広告ユーザーに最後まで見てもらえます。

自社が動画広告を出稿する目的や予算の規模から、動画広告の形式を選びましょう。

YouTube広告のデメリット?不快に思うユーザーも

豊富な視聴者数を生かして多数にリーチできる動画広告ですが、とりあえず配信すれば良いというものではありません。ジャストシステムが2018年2月に発表した「動画&動画広告 月次定点調査」によると、76.2%のユーザーが「YouTubeに流れた動画広告を見て不快感を持った」と答えています。

ユーザーはYouTubeに広告を見に来ているわけではありません。そのようなユーザーにとって、動画視聴前に強制的に配信される動画広告は不快に映ることもあるのです。

動画広告を配信するときは、魅力的な動画企画を練る必要があるでしょう。ただの商品・サービス紹介ではなく、見ていて面白い動画広告やインパクトのある動画広告など、ユーザー目線で視聴したくなる動画広告を配信するようにしましょう。

参考:
最も不快感を持つのは、「Webサイト」の動画広告

まとめ

YouTubeは、国内で最も利用されている動画プラットフォームです。そこで動画広告を配信すれば、ブランドの認知拡大やホームページの集客アップが見込めるでしょう。

ただし、ユーザーは動画広告を視聴するためにYouTubeを利用しているのではありません。動画広告の内容によっては、ユーザーを不快にしてしまうことも考えられます。YouTubeに動画広告を出稿するときは、ユーザー目線で視聴したくなるような広告作りが必要になります。

自社の目的やターゲットに応じて、動画広告を使い分けましょう。