
どの広告を選ぶべき?YouTubeの動画広告フォーマットを徹底解説!
- 2018年12月19日
- ニュース
この記事は、2018年6月13日に公開された記事を再編集しています。
動画 広告 は商品やサービスの魅力を ユーザー へ伝える有効な手段の1つです。
テレビCMを配信すれば多くの ユーザー に動画 広告 を視聴してもらえますが、テレビCMには膨大な広告費が必要なため、中小企業では難しい場合もあるでしょう。
そこでうまく活用したいのが、低予算からでも動画 広告 を出稿できる動画プラット フォーム 「YouTube」です。今回は、YouTubeで出稿できる動画 広告 の種類と特徴を解説します。
目次
YouTubeの動画 広告 について
YouTubeは、全世界で約10億人に利用されている動画プラットフォームです。YouTubeの動画 広告 はその豊富な視聴者数を生かして ユーザー 属性をセグメントし、届けたい層へダイレクトに 広告 配信ができるという特徴があります。
さらに動画 広告 は、静止画のみの バナー広告 よりもクリックされやすいという調査結果もあります。多くの人が利用しているYouTubeで、クリック率の高い動画 広告 を配信するのは、有効な マーケティング 手段だと言えるでしょう。
参考:
動画広告って効果あるの?データから分かる市場規模や活用するべき業界
3種類のYouTube動画 広告
YouTubeで配信できる動画 広告 は、大きく分けて3つに分類できます。
です。
それぞれのYouTube 広告 の特徴とメリットを確認しましょう。
参考:
動画広告フォーマットの概要
TrueView 広告
TrueView 広告 は、 ユーザー が一定時間視聴、もしくはクリックした時に課金されるタイプの動画 広告 です。 広告 主は ユーザー 属性や興味・関心からターゲットを設定し、その条件を満たしたユーザがYouTubeを利用したときに広告が配信されます。
TrueView 広告 には、「インストリーム 広告 」「 ディスプレイ広告 」の2種類があり、それぞれ 広告 が表示される位置が異なります。
インストリーム 広告
引用:YouTube
インストリーム 広告 は、閲覧 ページ の動画プレーヤー内に表示される動画 広告 です。 広告 が30秒(30秒以下の場合は最後まで)視聴されるか、 広告 がクリックされると、 広告 主に料金が発生するシステムとなります。 広告 予算は 広告 主側で設定できるため、低予算からでも動画 広告 の出稿が可能です。
広告 は、視聴開始後5秒経過するとスキップボタンが現れて、 ユーザー の意思で 広告 をスキップできるようになります。
インストリーム 広告 事例
ネットスーパーのオイシックスが出稿していたインストリーム 広告 です。スキップできない最初の5秒では、ニュース風の映像を流し、続きが気になるような動画構成になっています。
インストリーム 広告 はスキップしないで見てもらうために、スキップできない最初の5秒で ユーザー の心を掴む工夫が必要となります。
参考:
「最初の 5 秒」でパフォーマンスを向上。YouTube 広告で目標の 4 倍の販売数を達成。
ディスカバリー 広告
引用:YouTube
ディスカバリー 広告 は、 トップページ や 検索結果 ページ 、動画再生 ページ に表示される 広告 です。上記画像だと、右上部分に表示されているのがディスカバリー 広告 です。
自動的に再生されるインストリーム 広告 とは違い、 ユーザー がクリックした場合のみ広告が再生されます。 広告 予算は ユーザー が 広告 をクリックすると消化されるシステムです。こちらも、 広告 主側で予算の設定ができ、低予算からでも動画 広告 が出稿できます。
ディスカバリー 広告 を視聴している ユーザー は、自分から動画をクリックしている自社に関心の強い ユーザー と言えるでしょう。ブランド認知よりも購買意欲の高い ユーザー 訴求に向いた動画 広告 です。
参考:
「見せる」広告から「見られる」広告へ。?TrueView ディスカバリー広告
バンパー 広告
バンパー 広告 とは、 ユーザー が動画を視聴する前に流れる6秒以内の短い動画 広告 です。この広告はスキップができません。料金は インプレッション 課金型のため、 ユーザー にクリックされなくても 広告 予算が消化されます。
時間は短いですがスキップ不可のため、確実に ユーザー に閲覧してもらえるメリットがあります。
バンパー 広告 の事例
Estée Lauder Companiesでは、新しい化粧品ラインのブランド認知度を高めるためにバンパー 広告 を出稿しています。短い時間でも ユーザー の印象に残るよう、ファンデーションやリップなどの各化粧品ごとにバンパー 広告 を作成し配信しています。
短い時間でも覚えてもらうには、動画に多くの情報を詰め込むのではなく伝える情報を絞るのも一つの手段です。
参考:
バンパー広告を使いこなすポイント − 3 社の事例から
アウトストリーム 広告
アウトストリーム 広告 は、スマートフォンや タブレット 向けの動画 広告 です。 Google のパートナーサイトやパートナー アプリ 内に表示されます。YouTubeのホーム ページ では表示されません。動画 広告 が2秒以上視聴された場合に、課金されるシステムとなっています。
スマートフォンユーザーをターゲットとした商品・サービスに適した動画 広告 です。
どの動画 広告 を出稿するべきか
動画 広告 を初めて出稿する場合、どの形式を選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。例えば、少ない予算で始めるのであれば、最後まで見るかクリックされないと課金されないインストリーム 広告 がおすすめです。
また、ブランド認知を目的とするのであれば、バンパー 広告 がおすすめです。クリックの有無に限らず予算は消化されますが、製作した動画 広告 を ユーザー に最後まで見てもらえます。
自社が動画 広告 を出稿する目的や予算の規模から、動画 広告 の形式を選びましょう。
YouTube 広告 のデメリット?不快に思う ユーザー も
豊富な視聴者数を生かして多数にリーチできる動画 広告 ですが、とりあえず配信すれば良いというものではありません。ジャストシステムが2018年2月に発表した「動画&動画 広告 月次定点調査」によると、76.2%のユーザーが「YouTubeに流れた動画 広告 を見て不快感を持った」と答えています。
ユーザー はYouTubeに 広告 を見に来ているわけではありません。そのような ユーザー にとって、動画視聴前に強制的に配信される動画 広告 は不快に映ることもあるのです。
動画 広告 を配信するときは、魅力的な動画企画を練る必要があるでしょう。ただの商品・サービス紹介ではなく、見ていて面白い動画 広告 やインパクトのある動画 広告 など、 ユーザー 目線で視聴したくなる動画 広告 を配信するようにしましょう。
まとめ
YouTubeは、国内で最も利用されている動画プラットフォームです。そこで動画 広告 を配信すれば、ブランドの認知拡大やホームページの集客アップが見込めるでしょう。
ただし、 ユーザー は動画 広告 を視聴するためにYouTubeを利用しているのではありません。動画 広告 の内容によっては、 ユーザー を不快にしてしまうことも考えられます。YouTubeに動画 広告 を出稿するときは、 ユーザー 目線で視聴したくなるような 広告 作りが必要になります。
自社の目的やターゲットに応じて、動画 広告 を使い分けましょう。