株価と決算から見る デジタルマーケティング市場【2023年7月編】クロスセル売上好調が牽引しWACUL大幅増益

連載「 株価と決算から見る デジタルマーケティング市場 」の2023年7月版です。
7月の株式市場を大きく動かしたニュースと、日本の上場デジタルマーケティング企業26社の中で大きく株価が動いた会社にフォーカスして、その背景を検証します。

自社をとりまく業界の状況を、ぜひチェックしてみましょう！

2023年7月の株式市場を大きく動かしたニュース

7月も様々な経済指標で株価が動きました。

雇用堅調でNYダウが連騰

米国では消費者物価指数の伸び率が2021年以来の低水準となる一方で、雇用が堅調でした。

雇用（＝求職者に対して求人が足りているか）は最も注目されている景気の先行指標であり、求人が多い＝各企業の業績見通しが明るいということです。この結果を受けて、利上げが近く停止されるとの観測が強まり、長期金利が低下したことから、NYダウが13営業日連騰し、月間では3.35%上昇しました。

需給悪化で日経平均株価は0.1%下落

世界の主要な株式市場が堅調な一方で、日経平均株価は0.1%下落しました。
月間としては2022年12月以来7カ月振りの下落となります。相対的にかなりパフォーマンスが悪くなった要因は”需給”です。

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