企業による「note」活用例

では、実際に企業がどのように活用しているのか実例を見ていきましょう。現在、「note」のプラットフォームを活用している企業の事例は、大きく以下の2つに分けられます。

1.事業に関連するテーマでのメディア運営
2.自社の事業や組織についての発信

1.事業に関連するテーマのメディアを運営する

まず、事業に関連したテーマの発信をしているケースから紹介します。

株式会社アイスタイル「BeautyTech.j」

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BeautyTech.jp

コスメのクチコミサイトで知られる株式会社アイスタイルの「BeautyTech.jp」は、美容業界のイノベーションに関する情報を発信しているオウンドメディアです。

掲載されているコンテンツは、ニュース記事やコラム記事だけでなく、他メディアの関連記事まとめなど幅広く、ほぼ毎日更新されています。

英治出版の「英治出版オンライン」

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英治出版オンライン

英治出版の運営する「英治出版オンライン」では、同社の出版する書籍に関連する連載や、著者の方によるコラムが公開されています。私も一人の書き手として参加しています。

同メディアは、「共感と学びの場をともにつくるプロジェクト」と掲げている通り、連載に関連するオフラインイベントも開催しています。「note」でのコンテンツ掲載にとどまらず、イベント等も交えて、著者と読者、出版社とのコミュニケーションを作っています。

2.組織について発信する

続いて、組織に関して発信するケースについて見ていきましょう。

「THE GUILD」

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THE GUILD

クリエイティブファームの「THE GUILD」は、組織の思想や活動内容について、発信しています。運用しているマガジン「THE GUILD LIBRARY」には、「THE GUILD」のメンバーのnoteが一覧でまとめられています。

一つひとつのコンテンツは比較的長め。写真等にもこだわっており、更新のしやすさよりはコンテンツにこだわる姿勢が感じられます。

「hey」

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hey

決済サービスやオンラインショップのプラットフォームを提供する「hey」は、マガジン「hey days」を運営しています。社員の日々の業務での気づきや学びが、親しみやすい文体で綴られています。ロゴを活用した商品の展開や、コーポレートサイト上の雰囲気ともマッチしており、より同社の親しみやすさを伝える場となっています。

「Studio Opt」

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Studio Opt

新しく設立されたデザインイノベーションファームの「Studio Opt」は、設立と同時に「note」での発信も開始しました。「UI修行レポート」と名付けられた「note」で、社内勉強会の内容を発信しています。

同社は、勉強会に参加したデザイナーが毎週記事を更新。 各UIに対する分析や、勉強会で繰り広げられた議論が、図と文章で簡潔にまとめられています。