MIツール最大のメリットは、業務の最適化

shutterstock_530979280.jpg
マーケターが見るべき情報があまりにも膨大になってしまった今、情報の確認自体できていない担当者は少なくないのではないでしょうか。

特に広告代理店を挟んでいる場合、広告の効果測定はすべて代理店任せにして、月1のレポートを確認するのみという方は多いはずです。

2016年に起こった電通の運用型広告不正事件は、まさしくそのような状況が背景にあったからこそ起きたと言えます。

広告主から預かった広告予算を消化しきれず、虚偽の掲載期間やクリック数をレポートに記載し提出、予算を確保していたという事件は、もちろん電通側に大きな責任があります。

しかし、そのような状態が数年続いていたという事実からは、成果をしっかり確認していない広告主側の責任も見えてきます。

参考:
電通不正請求事件を招いた広告主の丸投げ体質:日経ビジネスオンライン

日々出てくるデータと向き合い、そのデータが意味することは何なのかを検証し、仮説を立てて実行、検証するのがマーケターの本来の仕事です。

忙しさにかまけて、一番見るべきものから目をそらしている状態が発生しているのであれば早急に解決するべきでしょう。

MIツールは、データ確認の手間を大幅に削減することで、それまでデータを見てすらいなかったマーケターを本来の仕事に呼び戻す役割を担えそうです。

まとめ:MIツールを使い効率化を進めよう

DMPの登場であらゆる媒体の情報を一元管理することも可能になり、膨大なデータベースをもとに様々な施策を考えられるようになった反面、データベースを使いこなせないケースも増えています。

顧客の購買データや属性、場合によってはオフラインの行動データを取得したうえで、マーケティングを成功させるために必要な情報は何なのか、どう活用してどう判断すればいいのかをマーケターだけで考えるのは難しいでしょう。

網羅しなければいけない範囲が広いうえに、1つひとつのカテゴリに対する知識も深める必要があるので、人力で解決するには限界があります。

自分のスキルや知識だけで解決しようとするよりも、MIツールなど判断をサポートしてくれるサービスを使うほうが効率的であり、成功確率も高まるでしょう。