2024年2月から変わるGmailポリシー、メール送信者が対応すべき8つのポイントとは?
先日、GoogleからGmailのポリシー変更が発表されました。
2024年2月以降に、Gmail宛にメールを送信する送信者に対して義務付けられるものです。
自社ではどのような対応をすべきか、詳細を知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メール送信者が対応すべき事柄について、メールマーケティングサービス「配配メール」を提供されている株式会社ラクスの髙嶋洋氏に伺いました。
プロフィール
- 髙嶋 洋 氏
- 株式会社ラクス 配配メール事業部 製品企画課 プロダクトマーケティングマネージャー
- メールセキュリティシステムのインサイドセールス経験を経て2019年ラクス入社。 メール配信事業にてCS組織の立ち上げを推進後、『配配メール』のプロダクトマネジメントに従事する。現在はメール配信市場のリサーチ/分析や、プロダクトの新機能立案などを担当している。
目次
2024年2月までに対応すべきこと
ferret :
先日Googleから発表された「メール送信者のガイドライン」では専門用語が多く、理解が難しいものもあります。メルマガを送信する企業はどのような対応をすればよいのでしょうか。
髙嶋:
Googleが発表している9項目は、メルマガなどの送信元企業である「送信担当者側」と、サービス提供企業である「配信システム側」の要件に以下のように分けられます。
【送信担当者側】
❶ SPF/DKIMの設定の必須化
❷ DMARC設定の必須化
❸ Gmailを送信元として設定しない
❹ 迷惑メール率を0.3%以下にする
【配信システム側】
❺ ワンクリックでの登録解除を有効にする
❻ メールの形式はRFC5322に準拠する
❼ PTRレコード設定の必須化
❽ ARCヘッダー設定の必須化
Googleのガイドラインには9項目ありますが、うち2つは同様のことを指しており8項目にまとめられます。
さらに、この8項目は
・全ての送信者に求められる要件
・1日5,000通以上のメッセージを送信するための要件
に分けられます。
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