広告バナーはAIが作成する時代に?生成AIの進化に注目
近年爆発的に浸透し、さまざまな形で活用されているAI技術。最近では文章や画像をAIが自動で作成する「生成AI」が特に注目を集め、多くの企業で導入されています。
ネット広告においてもAIがすでに活用されており、広告効果の最大化に一役買っているよう。そこで今回は「広告バナー作成のAI」に注目し、どのような発展を遂げているのかを紹介します。
Google広告サービスへのAI機能を導入
広告バナーの作成は、これまでは専門の業者やデザイナーなど、画像作成の技術がある人間が担当して作成するのが一般的でした。
しかし近年では、AIによる広告バナーの自動生成技術が進化。具体的な例としては、2023年にGoogleが提供した生成AI機能があります。Googleは広告サービス「P-MAX」に生成AI機能を追加し、同年内には米国内でベータ版として提供を開始しました。
「P-MAX」とは、Googleが提供するYouTube・検索・Mapなどといった広告媒体に対して、自動で広告が出せるサービスのこと。かねてより広告にAIを活用していたGoogleは、さらに生成AI機能を追加することによって、よりユーザーの負担を軽減することに成功しました。
同サービスの生成AIでは、「広告アセット」を自動で作成することが可能。ちなみに「アセット」とは広告の見出しや説明文、リンクなどの「広告を構成する要素」のことです。
P-MAXの新機能では展開したいサイトの情報を入れるとAIが自動で学習。テキストや画像を含めた広告アセットを自動で生成してくれます。広告主は数回のクリックだけでアセットを生成でき、工数を大幅に削減することが可能となりました。
広告用の画像生成ならではの機能も
また、似たようなテーマのサイトで広告を出力したとしても、同じ画像が2度生成されることはありません。同ジャンルの広告が同じ画像にならないというのは、嬉しい配慮ですね。もちろん、これまでのパフォーマンスデータがAIによって考慮・分析された上で提案されるので、より効果が期待できるアセットで広告を構成できます。
さらに「P-MAX」では、既存の商品画像や広告画像の背景を季節に合わせて変更も可能になる予定です。画像の撮り直しをすることなく、背景だけを変えて何度も使用することができます。複数パターンの撮影などが不要なので、広告素材を用意する際には非常に有用です。
さらに、上記のプロセスで生成されたAI画像には「目に見えない透かし」が入り、AI生成画像であることがしっかりわかるようになっています。Googleの広告においては、生成AIの画像もGoogleポリシーは厳守する必要があります。ポリシーに違反する指示がAIに出されないように、制限も設けられています。
おすすめ記事
関連ツール・サービス
おすすめエントリー
同じカテゴリから記事を探す
カテゴリから記事をさがす
●Webマーケティング手法
- SEO(検索エンジン最適化)
- Web広告・広告効果測定
- SNSマーケティング
- 動画マーケティング
- メールマーケティング
- コンテンツマーケティング
- BtoBマーケティング
- リサーチ・市場調査
- 広報・PR
- アフィリエイト広告・ASP
●ステップ
●ツール・素材
- CMS・サイト制作
- フォーム作成
- LP制作・LPO
- ABテスト・EFO・CRO
- Web接客・チャットボット
- 動画・映像制作
- アクセス解析
- マーケティングオートメーション(MA)
- メールマーケティング
- データ分析・BI
- CRM(顧客管理)
- SFA(商談管理)
- Web会議
- 営業支援
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング
- フォント
- 素材サイト
●目的・施策
- Google広告
- Facebook広告
- Twitter広告
- Instagram広告
- LINE運用
- LINE広告
- YouTube運用
- YouTube広告
- TikTok広告
- テレビCM
- サイト制作・サイトリニューアル
- LP制作・LPO
- UI
- UX
- オウンドメディア運営
- 記事制作・ライティング
- コピーライティング
- ホワイトペーパー制作
- デザイン
- セミナー・展示会
- 動画・映像制作
- データ分析・BI
- EC・通販・ネットショップ
- 口コミ分析・ソーシャルリスニング