深掘りする人用の情報を提供

SNSドラマをより効果的に見せるために実施したプロモーションについて、坂田氏と戸高氏は、興味を持ったユーザーが情報を深掘りする際のより詳しい情報を提供したと言います。

「最近のユーザーは興味を持ったことは自分からどんどん深掘りして検索をしてくれる。なので、マスに届けるコンテンツと、そこから深掘りをしてくれる人向けの情報発信をしました。主人公の服について気になったユーザーが検索した際、商品に辿り着けるようにするため、コーディネートをSNSやオウンドメディアに掲載したり、出演者のインタビューを掲載したりしました。」(坂田氏)

またSNSドラマと合わせてバズを生み出すキャンペーンを行ったことも効果的であったと言います。

「エンゲージを高めるためにSNS上でプレゼントキャンペーンを行い、バズを生み出すような合わせ技も行いました。ポイントとしては、知りたい情報をお客様の目線に立って、何が知りたいのか想像を働かせたところですね。ただ反省点として、主人公の相手役が思っていた以上に人気で、もっとそっちの方のコンテンツも作ればよかったなと思っています」(坂田氏)

「うちも似たやり方をしてました。2週間に1回の放送で、その間で演者さんのインタビュー記事を出していました。あとは、予告動画を公開した時にリツイート数に応じてオフショットを公開して事前のざわざわ感を出したりしてましたね。いいものだと1,000RTくらいまで伸びました。」(戸高氏)

まとめ

SNSドラマは、視聴者とより高いエンゲージメントを築くために効果的です。

そのSNSドラマをさらに活用するために、「どんなコンテンツであれば視聴者は能動的に認知してくれるのか」を意識したコンテンツづくりと発信をしていくことが重要となるでしょう。