検索結果に自分の欲しい情報が出ないのはなぜ?

検索エンジンは、大量に蓄積されているこれまでのユーザーの動向データを元に、それぞれの検索キーワードに対して「ユーザーが一番求めているであろう」と考えられる情報を順番に並べています。

また、この次の段落でも紹介しますがGoogleは「ユーザーの利便性を高める」ことを理念に掲げて検索エンジンのアップデートを続けてきています。

つまり、ユーザーにとって有益と考えられる情報が見やすく・使いやすく提供されているページが高く評価され、上位に表示されています。

この、「ユーザーにとって有益」という部分が非常に主観的で、ひとりひとりのニーズが異なるため、機械的に処理しようとすると非常に難易度が高くなります。
検索した時に「あれ?自分が求めているページじゃないな」と感じるミスマッチが起こるのは、
Googleがまだそのようなニーズをキャッチできていなかったり、現在のアルゴリズムにおいて評価の高いサイトが検索結果の上位を占有してしまうことが要因であると考えられます。

「ユーザーの利便性を高める」Googleの理念

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Googleの共同創業者で現在はアルファベット社のCEOを務めているラリー・ペイジ氏は、

「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」

と発言しており、Googleは現在の検索によるミスマッチを解消しようとしています。

Googleは1998年にスタートして以来、「ユーザーの利便性を高める」ことを掲げて様々なサービスや機能を開発し続けてきました。さらに、*「世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること」*という理念をもとにアップデートを続けています。

今後、さらなるアップデートを重ねてGoogleがもっと使いやすく、それぞれが意図した情報がもっと簡単に出てくることは、Googleがこの理念を掲げている限り期待していても良いのではないかと考えられます。

参考:
さまざまな形式で提供できる便利な検索サービス

検索のコツ

1.単語で区切る、名詞化する
あなたが入力した文章に使用した接続詞と,目的のサイトにある文章に使用されている接続詞は必ずしも一致しません。まずは検索ワードを単語に分割しましょう。

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2.指定のための条件を使う
引用符:「”ここに入るのは検索ワードです”」
Googleが検索ワードを認識して自動で単語に分割してくれることがありますが,分割せずそのまま検索してほしい場合に使います。

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3.検索ワード ー(マイナス)除外したい単語
除外したい単語がある場合には,その単語の前にマイナスを付けます。たとえば,同名の意図しない検索結果を除外するのに使います。

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4.日時・期間を設定する
検索窓下部の「ツール」メニューから,時間を指定して検索することが出来ます。アップデートが早い事柄に関する情報,速報ニュースについてなど,タイムリーな情報を調べたい時に役立ちます。また,自由な期間指定も出来るので,ある特定の時期に更新されたサイトのみを探すことも出来ます。
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5.画像を条件に分けて探す
画像検索ではさらに条件指定が豊富になります。画像の大きさ,色,種類(写真なのかイラストなのか等),ライセンスなどの条件を付けて検索することが出来ます。

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特に,課題や論文執筆,プレゼン資料作成などで役に立つのがライセンスによるフィルタリングです。ロイヤリティーフリーの画像を探すのに役立ちます。

6.特定のサイト内から検索する 「検索ワード  site:tsukuba.ac.jp」
特定のサイトに対してのみ検索をすることができます。サイトから画像だけを抽出して探したいときにも役立ちます。「:」の前後にスペースを入れないように注意してください。

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