2019年4月30日に、「平成」は終わりを迎えます。
この大きな節目を前に、いろいろな企業で「平成最後」を掲げたキャンペーンが実施されているのを目にする方も多いでしょう。

季節の変化やイベントに合わせたキャンペーンはよく開催されますが、「平成最後」という節目のキャンペーンはひと味違うようです。

今回は「平成最後」を取り入れることで成功した企業のキャンペーン事例を紹介します。

「平成最後」を掲げているキャンペーン事例

BitCash:50万円当たる!平成最後の大盤振る舞いキャンペーン

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引用:50万円当たる!平成最後の大盤振る舞いキャンペーン

オンラインゲームや動画・音楽などに使える電子マネーBitCashでは、平成最後にちなんだ大きなキャンペーンを開催しました。

内容は、

・毎日応募することで当選確率が上がる、現金50万円プレゼント
・1,000円以上の利用でBitCashが1,000円〜1万円分当たる
・5,000円以上の利用でPCやゲーム機、スピーカーなどの電子機器が当たる
・ゲームの条件クリアでゲーム内の豪華アイテムがもらえる
・Twitterをフォロー&リツイートでAmazonギフト券がらえる

など、まさに大盤振る舞いなキャンペーンです。

ユーザーはチャンスを狙って毎日サイトにアクセスしたり、豪華商品を狙ってBitCashの一定額以上の利用やゲームをプレイしたりして、キャンペーンに参加。期間中の集客アップに繋がっています。

プレゼントキャンペーン自体はよくありますが、複数の選択肢を用意してキャンペーンを実施することで、BitCashを利用しているユーザーも利用していないユーザーもお得なキャンペーンになっています。

楽天ポイントカード:平成最後の年末キャンペーン

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引用:楽天ポイントカード 平成最後の年末キャンペーン

楽天は定期的にキャンペーンを開催していますが、このキャンペーンでは「平成最後」と「年末」を掛け合わせているのが特徴です。

年末年始は買い物が増えるため、ユーザーが楽天で買い物をするときに「ついでにキャンペーンにも応募しよう」とより買い物金額を上げるための工夫がされているのです。

キャンペーンのプレゼントも「へいせい」の文字にちなんで

ルシオ グリエオーブン
・ンイヤーヘッドホン
・ラミックファンヒーター
・オンエフェクター美顔器

など、まるでかるたのようなラインナップになっています。

「平成最後」を謳うだけではなく、しっかりとプレゼント内容にまで平成を絡めるキャンペーンで印象に残ります。

honto:平成最後の読書一生分100万ポイントが抽選で当たる!!

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引用:honto-平成最後の読書一生分100万ポイントが抽選だ当たる!!

書籍を販売しているhontoでは、平成に起こった出来事をポップなイラストで表現し、そのイラストとともにツイートすることで100万ポイントが当たるキャンペーンを開催しました。

イラストは懐かしいと感じるものばかりで、思わずシェアしたくなる人が多かったことから、期間中はTwitterでよく見かけたキャンペーンです。

イラスト付きのツイートを見かけて自分も応募してみようとする人が増えたため、一気に認知度を上げることに成功しました。

READY TO FASHION:#平成最後に欲しい服、投稿したブランド名の商品をプレゼント

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引用:【RT&フォロー】#平成最後に欲しい服、投稿したブランド名の商品をプレゼントキャンペーン

株式会社READY TO FASHIONでは、応募資格を学生限定にした「#平成最後に欲しい服 プレゼントキャンペーン」を開催しました。

「お金に余裕のない学生でもファッションを楽しめるように」と企画した学生限定のキャンペーンですが、上手に若者を刺激して成功しています。

開催期間は8月後半〜9月後半で、平成が2019年4月30日に終わることから「平成最後に欲しい服を手に入れるチャンスはこの秋冬シーズンが最後」とし、開催時期の工夫がしてあるのです。

「平成最後」「このシーズンが最後」という言葉で学生の物欲を刺激し、多くRTされ認知が広まりました。

同社はファッション業界の仕事に就職できる就職サポートサイトでもあるため、学生からの認知を得ることで結果的にサービスの利用者増加にも繋がるでしょう。

季節やイベントをキャンペーンにうまく活用しよう!

天皇陛下の退位が話題になるとともに、「平成最後」というワードが注目されています。
「平成最後」という大きな節目に乗ってビッグキャンペーンを開催することで、企業の認知を広めたり、売上アップにつなげたりできるでしょう。

同じように季節や大きなイベントをキャンペーンにうまく活用することで、取り入れなかった場合と比べるとより大きな成果を得ることができます。

クリスマスやお正月は毎年ありますが、「年号が変わる」ことは滅多にありません。あと数ヶ月ですが、「平成最後」を掲げられるこの期間に、ユニークなキャンペーンを考案してみてはどうでしょうか。