office365、サイボウズ Office、サイボウズ Garoonを比較!機能・価格・特長を解説
Microsoftが提供する「office365」とサイボウズが提供する「サイボウズ Office」「サイボウズ Garoon(ガルーン)」は、中小企業における導入社数のシェアTOP3のグループウェアです。グループウェアをこれから導入しようと思っている企業の担当者の中には、「この3つの違いはどこにあるのだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、office365、サイボウズ Office、サイボウズ Garooの、機能や価格、特長を比較します。導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
▼グループウェアの基礎知識▼
自社に最適なグループウェアの選び方!機能・メリット・デメリットを比較
参考:
ノークリサーチ|2017年中堅・中小企業におけるグループウェアの導入社数シェアと今後のニーズ
office365とは
office365とは、Microsoftが提供している導入社数シェア2位のクラウド型グループウェアです。
ビジネスシーンでお馴染のWordやExcel、PowerPointをはじめとするofficeアプリ、メールやオンライン会議などの機能が利用できます。
office365は企業における共同作業やコミュニケーションの場となり、強固なセキュリティ環境下で業務効率化を図れます。
また、パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンでも操作でき、3種類から選べる一般法人向けの料金プランにより、目的や企業規模に合わせた導入が可能です。
office365の機能
- Officeアプリ
- OneDrive for Business
- メールと予定表
- ファイルストレージと共有
- オンライン会議
- Office Online
- セキュリティ
- 最新バージョンへの無料アップグレード
- ユーザーの資格情報とアクセス許可の管理 など
※Officeアプリには、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisher、Accessが含まれており、PublisherとAccessはWindows PCのみの対応です。
office365の価格
プラン名(一般法人向け) | Office 365 Business | Office 365 Business Premium | Office 365 Business Essentials |
---|---|---|---|
月額(1年契約の場合)/ユーザー | 900円~ | 1,360円~ | 540円~ |
月額(1ヵ月契約の場合)/ユーザー | 1,080円~ | 1,630円~ | 650円~ |
office365の特長
常に最新のOffice製品が使える
office365の特長は、常に最新のOffice製品が使えることです。
Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisher、Accessを最新状態で利用できるため、日々の業務の進行がよりスムーズになります。
office365のプログラムは修正規模の大小関わらず自動更新されるため、社内でのバージョンアップ作業は不要です。また、利用した期間に対して費用が発生する契約形態を採用しており、バージョンアップの度に費用がかかるという状況も回避できます。
このように、office365は導入後の手間や費用を抑えることができるため、コストパフォーマンスが高いグループウェアだと言えます。
オンラインストレージ容量が大きい
オンラインストレージ容量が大きいことも、office365の特長の一つです。
office365のオンラインストレージ容量は1TB(テラバイト)と、数あるグループウェアの中でも最大の容量を誇ります。
例えば、10MBのワードやエクセルであれば、10万ファイル以上も保存することが可能です。(1024MB=1GB、1024GB=1TBで計算)
office365を利用することで、大量の情報を含むファイルも、ストレスを感じることなく保存や共有ができます。
44ヵ国語に対応
office365の特長として、44ヵ国語に対応していることが挙げられます。(2019年1月時点)
日本語や英語、中国語をはじめ、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語など、様々な言語に対応可能です。
最大3ヵ国語対応のサイボウズ Garoonと比較してみてもoffice365の対応言語は飛び抜けて多く、海外拠点を持つ企業にとっても利用しやすいグループウェアだと言えるでしょう。
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)
「サイボウズ Office」と「サイボウズ Garoon(ガルーン)」は、どちらもソフトウェア開発企業のサイボウズ株式会社が提供しているグループウェアです。
サイボウズ Officeの導入社数シェアは1位、サイボウズ Garoon(ガルーン)は3位であり、サイボウズの提供するグループウェアが業界の上位を占めていることがわかります。
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)の違いを理解するために、それぞれの機能や価格、特長を詳しく紹介します。
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)の機能
サイボウズ Office
- トップページ
- スケジュール、施設予約
- メッセージ
- 掲示板
- ファイル管理
- ワークフロー
- Webメール
- カスタムアプリ
- 電話メモ
- アドレス帳
- 報告書
- プロジェクト
- ToDoリスト
- タイムカード
- Cybozu Desktop※
※新着情報や会議の開始時間などを通知するリマインド機能です。
サイボウズ Garoon(ガルーン)
- ポータル
- スケジュール
- スペース
- モバイル
- ワークフロー
- メッセージ
- 全文検索
- ファイル管理
- 掲示板
- メール
- アドレス帳
- 国際化
- マルチレポート
- ユーザー管理※1
- 運用管理※2
- 拡張機能 など
※1…組織・ユーザー設定、グループ、アクセス権、組織事前設定、認証など
※2…権限委譲、監査ログ、アプリ管理など
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)の価格
サイボウズ Office
プラン名 | スタンダードコース | プレミアムコース |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
年額/ユーザー | 5,880円 | 9,405円 |
月額/ユーザー | 500円 | 800円 |
オプション名 | セキュアアクセス | ディスク増設 |
---|---|---|
年額 | 2,940円/ユーザー | 11,760円/10GB |
月額 | 250円/ユーザー | 1,000円/10GB |
サイボウズ Garoon(ガルーン)
利用ユーザー数 | ~300ユーザー | 301~1,000ユーザー | 1,001~3,000ユーザー | 3,001ユーザー~ |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
年額/ユーザー | 9,935円 | 9,405円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
月額/ユーザー | 845円 | 800円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
オプション名 | セキュアアクセス | ディスク増設 | kintone |
---|---|---|---|
年額 | 2,940円/ユーザー | 11,760円/10GB | 9,170円~/ユーザー |
月額 | 250円/ユーザー | 1,000円/10GB | 780円~/ユーザー |
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)の特長
サイボウズ Office
サイボウズ Officeは、11年連続で導入社数シェア1位を獲得した、中小企業向けのグループウェアです。
クラウド型とオンプレミス型、2種類の導入形態から選べます。
サイボウズ Officeは1997年に発売されて以降、10,000件以上の企業からの要望を製品に反映し続けることにより、日本のビジネスシーンに合ったグループウェアへと成長しました。
複数の認証プロセスや自動回復、4重のバックアップ体制など高いセキュリティを保持しているため、クラウド型でも安心して利用できます。
また、トライアル期間から導入後まで、きめ細かなサポートを受けることが可能な点もサイボウズ Officeの特長の一つです。
【特長まとめ】
・日本のビジネスニーズに合っている
・強固なセキュリティ環境での運用が可能
・万全なフォロー体制
サイボウズ Garoon(ガルーン)
サイボウズ Garoon(ガルーン)は、中堅・大企業向けのグループウェアです。
こちらも、クラウド型とオンプレミス型の2種類の導入形態があり、日本語と英語、中国語の3ヵ国語に対応しています。
サイボウズ Officeと同じく日本企業に適した高セキュリティのグループウェアでありながら、直感的な操作で非常に使いやすいという点が特長です。
操作性に優れているため、海外拠点で利用する場合でも教育コストをかけずに定着を図れます。
また、サイボウズ Garoon(ガルーン)は、現在利用しているグループウェアからの移行をサポートしているため、グループウェアの見直しを検討中の企業も利用しやすいでしょう。
【特長まとめ】
・優れた操作性
・強固なセキュリティ環境での運用が可能
・他のグループウェアからの移行も簡単
office365、サイボウズ Office、サイボウズ Garoon(ガルーン)の違い
office365とサイボウズ Office、サイボウズ Garoon(ガルーン)の大きな違いは容量です。
サイボウズ Officeとサイボウズ Garoon(ガルーン)が1ユーザーあたり5GBのディスク容量に対し、office365は1TB(テラバイト)もの容量があります。
企業の規模が大きいほど扱う情報量も膨大になり、書類や資料などを共有する機会も多いため、容量の大きさは多くの企業にとってメリットになると言えます。
また、対応している言語の数がoffice365は44ヵ国語、サイボウズ Officeは1ヵ国語、サイボウズ Garoon(ガルーン)は3ヵ国語と違いがあります。
グローバル展開している企業や、海外進出を検討している企業であれば、office365の導入が最適でしょう。
office365、サイボウズ Office、サイボウズ Garoon(ガルーン)の比較表
グループウェア名 | office365 | サイボウズOffice | サイボウズ Garoon |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 540円~ | 500円~ | 800円~ |
導入形態 | クラウド・オンプレミス | クラウド・オンプレミス | クラウド・オンプレミス |
容量 | 1TB | 5GB/ユーザー | 5GB/ユーザー |
対応言語 | 44ヵ国語 | 1ヵ国語(日本語) | 3ヵ国語(日本語・英語・中国語) |
カスタマイズ | 〇 | △ ※クラウド型のみ |
〇 |
対応端末 | PC、タブレット、スマートフォン | PC、タブレット、スマートフォン | PC、タブレット、スマートフォン |
無料トライアル | 〇 | 〇 | 〇 |
機能数 | 12 | 15 | 30以上 |
まとめ
今回、office365、サイボウズ Office、サイボウズ Garoon(ガルーン)を分析してみて、グループウェアの導入を検討する際には価格だけでなく、様々な角度から比較する必要があるということがわかりました。
企業によって解決したい問題にも違いがあることから、どのグループウェアが最適なのかを断言することはできません。
まずはグループウェアを導入する目的を明確にし、自社の運用環境やコストなどの条件で比較していく必要があるでしょう。
office365とサイボウズ Office、サイボウズ Garoon(ガルーン)はいずれも無料トライアルを利用できます。まずは使いやすさの違いを確かめてから、本格的に導入するという流れも有効です。
ぜひ今回紹介した内容を、自社にとって最適なグループウェア選びに役立ててください。
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- アプリ
- アプリとは、アプリケーション・ソフトの略で、もとはパソコンの(エクセル・ワード等)作業に必要なソフトウェア全般を指す言葉でした。 スマートフォンの普及により、スマートフォン上に表示されているアイコン(メール・ゲーム・カレンダー等)のことをアプリと呼ぶことが主流になりました。
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- オンラインとは、通信回線などを使ってネットワークやコンピューターに接続されている状態のことをいいます。対義語は「オフライン」(offline)です。 現在では、オンラインゲームやオンラインショップなどで、インターネットなどのネットワークに接続され、遠隔からサービスや情報などを利用できる状態のことを言う場合が多いです。
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- タブレットとは、元々「板状のもの」「銘板」といった意味の単語です。パソコンの分野で単にタブレットといえば、「ペンタブレット」や「タブレット型端末」などの板状のデバイス全般を指します。ここでは主にタブレット型端末について説明していきます。
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