インフルエンサーマーケティングと呼ばれるマーケティング手法が普及し、インフルエンサーマーケティングを自社事業として提供する企業も増えてきました。

「グノシー」などのデジタルメディアを運営する株式会社Gunosyも、2019年3月26日、SSU（株式会社サニーサイドアップ）と、インフルエンサーマーケティングにおける業務提携を発表し、インフルエンサーマーケティング市場への参入を決めました。

インフルエンサーマーケティングへの参入

株式会社Gunosyは2019年3月26日、SSU（株式会社サニーサイドアップ）と、インフルエンサーマーケティングにおける業務提携を発表しました。

Gunosyのデジタル領域におけるデータ分析・マーケティング力と、SSUのリアル領域でのPR力を掛け合わせることで、デジタルとリアルを網羅できる新サービスの提供が期待されます。

参考：
Gunosyとサニーサイドアップが業務提携に合意

Gunosyとは

2012年設立。「情報を世界中の人に最適に届ける」をキャッチフレーズとして、アプリ配信やキュレーション・広告業などをおこなっている会社です。
有名キュレーションアプリ「グノシー」をはじめとし、ニュース配信アプリ「ニュースパス」、女性向け総合情報アプリ「LUCRA（ルクラ）」などのデジタルメディアを運営しています。
最近は動画やクーポン配信なども積極的に行っています。

SSU（サニーサイドアップ）とは

1985年創業。「たのしいさわぎをおこしたい」をかかげ、戦略的PRをはじめ、スポーツマーケティングやPR事業などのリアルマーケティングに長けた会社です。
スターアスリートの中田英寿、北島康介ともマネジメント契約をし、彼らをマーケティング面でサポートしました。
また、「RockCorps」などの音楽イベント、大晦日の渋谷のカウントダウンイベントなどのPRにも成功しており、ヒト・モノだけでなく、リアルイベントの実績も数多く持っています。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、企業大人気インスタグラマーやブロガーなどに商品提供や謝礼を払い、商品のPRをしてもらう手法です。
インフルエンサーとなる人物は10万単位のフォロワーを持つ有名人もいれば、親近感をもたせるためにフォロワー1,000人程度の一般人まで様々。
手法自体は、すでに様々な媒体で当たり前となっていますし実績もありますが、ステルスマーケティング（ステマ）や詐欺行為なども問題となっています。
GunosyとSSUといった既に実績がある企業が参入することで、どのように変化していくのか注目です。

業務提携の内容

・インフルエンサーの発掘、育成
・インフルエンサーを活用したPR・マーケティング
・コンテンツの企画開発
の3点を柱とし、新たなサービスを共同で展開予定です。

2社の業務提携の背景とは？

GunosyもSSUもすでに数多くの実績を残している企業ですが、足りないものがありました。
Gunosyはリアルへの実績、SSUはデジタルへの実績です。
昨今のマーケティングでは、デジタル・リアル双方のノウハウが不可欠となっています。
そんな2社の強みをかけあわせるために、業務提携をしインフルエンサーマーケティング事業を共同でおこなうことになりました。

時代はデジタルからリアル・リアルからデジタルへ

GunosyとSSUの2社はそれぞれの強み「デジタル」と「リアル」のコミュニケーションをテーマとした、新サービスを始める予定です。
今後デジタルとリアルの融合化はどんどん進んでいくと思われるので、台風の目となるかどうかが注目されます。
現在、インフルエンサーマーケティング事業の内容はまだ発表されていませんが、どのような仕掛けが待っているか楽しみです。