多くの企業がコンテンツマーケティングを採用する中、製品PR・人材採用・広報などさまざまなジャンルのオウンドメディアが立ち上がっていますが、中長期で継続できているメディアはわずか。記事ノルマを設けて真面目に記事を書いているが読者がなかなか増えない、SNS広告に記事を出すがリーチが伸びない等、読者が定着せずフェードアウトしてしまうメディアは数多くあります。

本当に興味のある一握りの読者に企業が伝えたいメッセージだけを発信することが目的であれば、PVや読者数はあまり気にしなくてもよいかもしれません。しかし、多くのメディアはその存在を知ってもらいファンを増やし多くの人に読まれるメディア運営が求められていると思います。

メディア認知には、より広い読者にリーチし新規読者を獲得できる記事を用意しておく必要があります。このような記事を作る際に意識しておくのは、「読ませるより見せる」という点です。

▼オウンドメディアの基礎知識から、具体的ノウハウまで解説!

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

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オウンドメディアの立ち上げに欠かせない基礎知識から、具体的なノウハウまでを解説した資料です

「読ませる」より「見せる」を意識したタイトル

電車の中やお昼休憩の時間など限られた時間に読まれることの多いウェブメディアでは、多くの情報から皆さんのメディアを選んで読んでもらうために、一瞬で記事のタイトルが目に入るよう意識しましょう。

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人間が一度に知覚できる文字数は9~13文字

日本最大級のポータルサイト「Yahoo!」の中央にあるニュースのタイトルテキストが9~13文字以内でつけられているのを知っていますか。人間が一度に知覚できる範囲は9~13文字と言われています。映画の字幕も1秒間に4文字以内と決まっていて、1行でも最大28文字以内が原則とされています。

参考:
【字幕翻訳】 字数制限

とはいえ、13文字以内でタイトルを簡潔させるのは難しいので、*13文字以内で句読点をつけ、タイトル全体が30文字前後になるよう調整します。*また、読みにくいタイトルは声に出して読んだ時も読みにくい傾向があります。一度声に出して語感も意識してみてください。

読みにくい漢字はひらがなにする

通常使わない漢字や、複数の読み方や意味のある漢字の場合はひらがなにします。読者の混乱を防ぐだけでなく、ひらがなに開くことで文章そのものをライトで読みやすい印象にするので、初めてメディアを訪れる読者を増やす点でも効果的です。

画像に記事のキーワードを入れる

記事のアイキャッチやOGPに、記事を端的に表すキーワードを入れます。

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アイキャッチやOGPにキーワードを入れる

インタビューだけ、製品紹介だけなど、特定のジャンルの記事を掲載しがちなメディアの場合、アイキャッチが一辺倒になりやすくメディア全体がぼやけ、多様性のない印象を与えます。読者がどの記事を読んだら良いか迷うのを防ぐために、アイキャッチに記事のキーワードを入れるのもおすすめです。

特定のキーワードが強調されることでもっとも読んでほしい読者にもリーチでき、また一瞬で記事全体のテーマがわかるので、読者に読む前から記事の重要なポイントを意識づけることができます。

またSNS等で発信する際に必要なOGPでも、同じようにキーワードを入れるのは効果的です。SNSはスクロールしながら見ることが多いので、一瞬で目に入る情報量が重要になります。

画像に記事カテゴリを表示する

記事カテゴリを設定しているメディアは、画像上または画像直下にテキストやボタン状のカテゴリを表示させることで、記事がどんなカテゴリに属しているのか瞬時にわかり、またメディア全体の傾向も見せることができます。

ただしサイトのHTMLCSSで表現するため、サイト管理者やIT部門と連携しながら進める必要があります。その作業が難しい場合は、画像そのものにカテゴリを入れ込むこともできますが、画像を拡大した際に文字がぼやけてしまったり、検索エンジンに検索されない、カテゴリを修正する際に画像加工の手間が発生する等デメリットが大きいのであまりおすすめではありません。

OGPにGIF活用

Facebook広告ではOGPにGIFが入れられます。*動きのあるOGPは読者の目を引くので、いつもとは違うとっておきの内容や特集記事など、とくに広い読者へのリーチを狙った記事に活用してみましょう。*ただしやりすぎるとお遊びな印象、スパムサイトのような悪印象を与える可能性もあるので、あまり激しく動かしすぎないよう加減も意識してください。

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誰でもイメージが沸く「まとめ」系

より広い読者を獲得するのにおすすめなのが「まとめ」系記事です。汎用性が高く、多くの内容をライトに紹介できる記事は広い層にリーチしやすく、掲載するまとめコンテンツ1つ1つのボリュームも少なめになるので、本当に伝えたいことだけを精査した情報を集約でき、読んだ後に読者の記憶にも残りやすいです。

また、記事のテーマがわかりやすいためタイトルも作りやすくなります。タイトルに「○○まとめ」「○○10選」など、端的にまとめたり数字を入れると、読者の目に入りやすいタイトルになります。

まとめ

広い読者にリーチでき、新規読者やファンの獲得につながる“見せる”記事の作り方を紹介しました。上記を実践していただくとともに、まず自分自身が読みやすいか、自分が読んだ時のファーストインプレッションがどうか感じながら読んでみてください。

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