企業からユーザーに向けて、役立つコンテンツを発信するオウンドメディア。近年、オウンドメディアを持つ企業が増えてきました。同時に、質の高いコンテンツも増えています。

オウンドメディアからは新聞や書籍とは違った情報を得ることができ、Webでいつでもどこでも読むことができます。

今回はマーケティングやWebについて勉強できるオウンドメディアや、自社のオウンドメディア制作に役立つなど、ビジネスで参考にしたいオウンドメディアをご紹介します。

▼オウンドメディアの基礎知識から、具体的ノウハウまで解説!

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

ゼロからわかる オウンドメディア 立ち上げガイド

オウンドメディアの立ち上げに欠かせない基礎知識から、具体的なノウハウまでを解説した資料です

サイボウズのオウンドメディア「サイボウズ式」

image11.png

出典:
新しい価値を生み出すチームのメディア|サイボウズ式

グループウェアを制作しているサイボウズは、組織の在り方や働き方に関するコンテンツを掲載する「サイボウズ式」というオウンドメディアを運営しています。

How to記事よりも、インタビューや対談など当事者の生の声を記事にしたものが多く、会話調で進んでいく記事は読みやすくわかりやすいのが特徴。

読みながら改めて自分の生き方働き方や組織の在り方について照らし合わせることができるでしょう。

宣伝会議のオウンドメディア「AdverTimes(アドタイ)」

image14.png

出典:
AdverTimes(アドタイ)by宣伝会議

広告や広報の情報を発信する株式会社宣伝会議は、マーケティング広告についてのニュースや情報を発信するオウンドメディア「AdverTimes(アドタイ)」を運営しています。

広告や商品などのクリエイティブに役立つ情報や広告ビジネスのニュースはもちろん、著名人によるコラムなども掲載。広告業界や広報の仕事をしているビジネスマンはチェックしておきたいオウンドメディアです。

コクヨのオウンドメディア「WORKSIGHT」

image5.png

出典:
働くしくみと空間をつくるマガジン|WORKSIGHT

文具やオフィス家具などを扱うコクヨ株式会社が運営するオウンドメディア「WORKSIGHT」では、働く環境に重点を置いて、働き方や環境改善のためのコンテンツを掲載しています。

働く環境が変われば働き方が変わり、結果としてより良い成果が出るという考えのもと、職場改善の事例やイノベーター、リーダーの働き方などを発信。

さまざまな分野の事例を知ることができるので、経営者やリーダーなどの管理者の立場にある人は必見です。

無印良品のオウンドメディア「くらしの良品研究所」

image9.png

出典:
くらしの良品研究所|無印良品

生活雑貨や家具を販売する無印良品では、使い手の声をもとに商品の研究や改善を行う様子を発信するオウンドメディア「くらしの良品研究所」を運営しています。

実際の消費者のリクエストを掲載し、リクエストに対して「できました」と新商品を紹介するコーナーやコラムを掲載。他にも消費者にアンケートを行った商品改善のプロジェクトや、地域活動の紹介など、「人」「消費者」とともにつくったコンテンツが多数あります。

消費者とコミュニケーションをとったうえでつくっていくオウンドメディアの姿を学べます。

日経BPのオウンドメディア「日経doors」

image13.png

出典:
自分らしい人生の扉を開こう|日経doors

多数の雑誌・書籍を出版する日経BP社は、働く女性のためのオウンドメディア「日経doors」を運営し、働き方や生活についての情報を発信しています。

ビジネスウーマンのロールモデルとなる女性へのインタビューで自分の働き方を振り返ってみたり、女性にありがちな悩み相談コラムやマネーリテラシーを高めるコンテンツがあったりするなど、女性向けの情報に特化。

ビジネス面・生活面・精神面などで学べることや参考にできることが多く、男性が読むことで女性のニーズが掴めるかもしれません。

メルカリのオウンドメディア「mercan(メルカン)」

image8.png

出典:
メルカリの「人」を伝える|mercan(メルカン)

フリマアプリを運営する株式会社メルカリは、メルカリ運営の様子や運営している人、関わる人々を取り上げたコンテンツなどをオウンドメディア「mercan(メルカン)」で発信しています。

メルカンは、メルカリの利用者だけでなくビジネスマンも参考になる情報がたくさん。例えばビジネスモデルの紹介や、システムで工夫したポイント、新しい働き方のアイデアなどを紹介しています。

メルカリの裏側を覗けるだけでなく、自分のビジネスに役立てられる情報も得られて学ぶことも多いでしょう。

クラシコムのオウンドメディア「北欧、暮らしの道具店」

image7.png

出典:
北欧、暮らしの道具店

EC・メディア事業などを手がける株式会社クラシコムは、北欧アイテムで暮らしを彩るオウンドメディア「北欧、暮らしの道具店」を運営しています。北欧家具や雑貨などの紹介からおすすめの使い方、暮らしの中の知恵なども紹介。

一般の消費者として読むのもおもしろいですが、ビジネスの視点で*「自社商品をどのようにプロモーションするか?」「紹介した商品をどのように購入に結びつけるか?」*ということに注目するとさらなる発見があるでしょう。

LIGのオウンドメディア「LIGブログ」

image4.png

出典:
ブログTOP|東京上野のWeb制作会社LIG

Webサイト制作から英会話スクールまで幅広い事業に挑戦している株式会社LIGは、公式Webサイトの中でクスッと笑えて学べる「LIGブログ」を運営しています。

ブランディングや広告といったビジネスに活かせるコンテンツがあるかと思いきや、おもしろネタ的なコンテンツや読み物として楽しめるものもあって見ていて飽きません。

LIGブログのさらにおもしろいところは、*「そういえば、私もこれが気になっていた」と読者の「気になるポイント」を突いている点。*ビジネスを学びつつ、読者を引きつけるポイントを参考にしてみるのも良いですね。

ソウルドアウトのオウンドメディア「LISKUL」

image6.png

出典:
LISKUL

全国の中小・ベンチャー企業を支援しているソウルドアウト株式会社は、オウンドメディア「LISKUL」にてマーケティングのお役立ち情報を惜しみなく発信しています。

最新のマーケティング情報や集客、広告、接客、インタビュー、ビジネスに関わるニュースなどの発信から、仕事に役立てられるノウハウ資料の提供までです。

マーケティングやビジネスについて幅広く学ぶことができるため、日頃の情報収集として活用したり、わからないことはLISKULで調べてみたりすると良いでしょう。

ネオキャリアのオウンドメディア「HR NOTE」

image2.png

出典:
人事部から企業成長を応援するメディア|HR NOTE

就職や採用の支援を行なっているネオキャリアは、人事部からの視点で企業を大きく成長させるためのオウンドメディア「HR NOTE」を運営しています。

就職や採用に携わる企業だからこその視点で、採用の知識や他社の事例を多数紹介したり、労務の疑問点に答えてくれるもの、組織改善のポイントなどのコンテンツを多数掲載。

数少ない人事や採用関連のオウンドメディアなので、特に人事部で働く方や、役員、経営者などの人たちにおすすめです。

エン・ジャパンのオウンドメディア「CAREER HACK」

image12.png

出典:
キャリアハック(CAREER HACK)

転職・採用の支援事業を行うエン・ジャパン株式会社では、いろいろな業界や人の働き方を紹介するオウンドメディア「キャリアハック」を運営しています。

著名・無名に関係なくさまざまな人へのインタビュー記事が中心となっており、十人十色の考え方に触れることができるのが特徴。

自分とは違う人の声が「キャリアハック」に集まっているので、誰かの働き方・生き方・考え方に触れたくなったときに読んでみると新しい発見があるかもしれません。

資生堂のオウンドメディア「Watashi+」

image7.png

出典:ワタシプラス by SHISEIDO

資生堂が運営するオウンドメディアの「watashi+」では、美容に関する情報を発信。

肌荒れやニキビの予防法といった、ユーザーの関心の高い内容を提示して、美容に対するさまざまな悩みにこたえています。ピンク系の色を用いたデザインも、多くの女性に好まれそうです。
watashi+」の効果もあってか、資生堂のウェブサイトのPV数は月間平均500万近くにのぼります。

BAKEのオウンドメディア「THE BAKE MAGAZINE」

image9.png

出典:THE BAKE MAGAZINE

シックなデザインが目を引く「THE BAKE MAGAZINE」は、「お菓子のスタートアップカンパニー」を自負するBAKEのオウンドメディアです。自社ブランドの裏側を紹介するとともに、製菓業界や第一次産業で働く人たちも取り上げています。

業界全体を多角的に紹介することで、BAKEという会社にも興味を持ってもらおうという姿勢は、参考になる面が大きいのではないでしょうか。

オウンドメディアを活かして情報収集しよう

あらゆる企業がオウンドメディアを立ち上げており、新聞や書籍などを購入しなくてもWebでさまざまな情報を収集することができるようになりました。

オウンドメディアの良い点は、自分の探したいテーマに沿ったメディアを把握していれば、必要なときに必要な情報を得ることができるという点です。

自分が必要とする情報が載っていそうなオウンドメディアは、お気に入り登録やRSS設定などをしておき情報収集に役立てましょう。

オウンドメディアについてさらに知る

“読ませる”より“見せる” 読者を増やすオウンドメディア記事の作り方

“読ませる”より“見せる” 読者を増やすオウンドメディア記事の作り方

多くの企業がコンテンツマーケティングを採用する中、製品PR・人材採用・広報などさまざまなジャンルのオウンドメディアが立ち上がっていますが、中長期で継続できているメディアはわずか。記事ノルマを設けて真面目に記事を書いているが読者がなかなか増えない、SNS広告に記事を出すがリーチが伸びない等、読者が定着せずフェードアウトしてしまうメディアは数多くあります。本当に興味のある一握りの読者に企業が伝えたいメッセージだけを発信することが目的であれば、PVや読者数はあまり気にしなくてもよいかもしれません。しかし、多くのメディアはその存在を知ってもらいファンを増やし多くの人に読まれるメディア運営が求められてい