マーケターが使っているツールの数は二極化傾向に

昨今は多くのマーケターが様々なツールを使ってマーケティング分析をしています。

マーケターに、ツールの数について尋ねたところ、53%のマーケターが「利用してない」「1~2個のツールを使っている」という回答でしたが、15%のマーケターは「5個以上のツールを使っている」と回答。

ツールについては、ほぼ未使用のマーケターと、複数のツールを使うマーケターの二極化となっています。

5個以上のツールを使っている人のコメントを見ると、ツールに満足しているわけではないことが分かりました。

「ツールを5個以上使用している」と回答した人のコメント(抜粋)
・複数のツールを組み合わせて分析しないといけないシチュエーションが多く、操作やデータ管理、管理が煩雑になってしまい、集中力も削がれる。(20代 一般社員)
・機能面で特に不満はないが、バラバラのツールをまとめたい気持ちもある。(20代 一般社員)
・それぞれの利点が違うため複数使っているが、できれば数を減らしたい。(20代 一般社員)

多くツールを使っている人が、ツールを使いこなせているかというと、そうではないようです。

マーケターのツールに対する満足度は低い

ツールを使っている人に「ツールの満足度」を5段階評価で回答してもらいました。
1~2が20%、過半数以上が「3」、4~5と答えた人は20%でした。
3と回答したマーケターでも、自由回答を見ると「使いこなせていない」と感じている人が多い結果に。

「3」と回答したマーケターのコメント(抜粋)
・ツールの使い方が複雑で本来の機能を使いこなせていない(30代 一般社員)
・ツール間の連携ができないものもあり、アナログ的にデータをマージしなければならないものもあるため手間がかかる。(40代 マネージャー)

日々課題に追われているマーケターが、戦略検討の時間をとるには?

今回の調査では、「施策の実行」に追われ、「戦略・施策検討のための時間」があまりとれない、業務をより良くするためのツールなのに使いこなせていない、といったマーケター側の課題が見えてきました。
マーケターにとっては、自動化できるところはできるかぎり自動化し、なるべくツールの数を絞ることが、業務改善の鍵となりそうです。

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