メール配信システムも見直して効率的に配信できる環境が整ったものの、配信し続ける内にネタが無くなってしまった……そんな、経験ありませんか?

購読ユーザーにとって何回も"代わり映えのないコンテンツ”が届き続ければ、興味や関心の低下を招くことに繋がりかねません。その結果、開封率の低下、オプトアウトの増加など、メルマガマーケティング施策の逆効果になってしまう恐れもあります。

そこで今回は、メールマーケティングの中でも「メルマガ」にフォーカスし、配信コンテンツのネタ考案のポイントを解説します。ネタが浮かばない方や、メルマガの配信内容がマンネリ化している方であれば、ぜひご一読ください。

メルマガでネタ切れが発生する原因は「○○」?

メルマガのネタが浮かばなくてコンテンツが作れない……

施策を始めてから多くの方が「ネタ切れ」を経験したことがあるのではないでしょうか?

ネタ切れは、(メルマガ配信の)目的が不明確なままコンテンツ制作に着手しようとすると生じることが多くあります。

「月○回メルマガを配信する」「毎週○曜日に配信する」と配信スケジュールは決まっていたとしても、その日に何を目的とした配信を行うのか不明確なままでは、ゼロからアイデアを捻り出さなければなりません。

一方で、目的が定まっていれば、その目的を軸として新しい要素を足していくだけでネタが完成します。目的とは、商材のタイプやメールマーケティングで取り組む戦略により様々ですが、「認知拡大」「関心の醸成」「集客」「購入」などが挙げられます。

ネタ切れを防ぐには、配信の目的を明確にし、大まかな配信内容を「型」にすれば解決できるのです。

目的に合わせてネタの切り口を「型」にする

「どんなコンテンツを作ればいいのかわからない」という目的の不明確さがネタ切れを生むことがわかりました。

次に、5つの配信目的を例に、メルマガのネタの切り口を見つける方法を解説していきます。

1. 【認知拡大】新製品やサービスなどのお知らせ

商材問わずメルマガのネタにしやすいのが新製品やサービスのお知らせです。商材への認知を目的とする場合におすすめの切り口です。発売のタイミングに合わせて商材の詳細をコンテンツ化しましょう。また、Webサービスやアプリなどが商材であれば、アップデート情報なども同様の切り口でコンテンツ化できます。

2. 【関心の醸成】製品やサービスに関するお役立ち情報

商品やサービスに関するノウハウや付加情報などの「お役立ち情報」もメルマガのネタになります。例えば、その商品を「より活用するための方法」や「シーンや悩み別の製品の選び方」など、商材への関心を高めることを目的とした情報です。この切り口であれば、題材となる商材は新製品である必要はありません。

また、既存のユーザー向けに「商品のメンテナンス方法」「長く利用するためのポイント」「困ったときのFAQ」のようなフォローアップに関する情報もメルマガのネタになります。

3. 【オフライン集客】イベントやセミナーの告知

オフラインで開催するイベントやセミナーの集客を目的とする場合、告知もメルマガのネタになります。イベントの概要に合わせて、何が学べるのか、どういったユーザーにオススメなのかという内容をコンテンツ化してみましょう。

自社サイトやプレスリリースで告知するだけでなく、メールで告知をするメリットもあります。特定のメールアドレス(配信リスト)に当てて配信できるため、「送り先が明確」だからです。ぜひ、イベントやセミナーの告知もメルマガのネタにしてみましょう。

4. 【オンライン集客】オウンドメディアやブログのまとめ

既に自社のWebサイト上でオウンドメディアやブログなどを運用しているのであれば、それらのWebサイトへの集客を目的として、記事ページをまとめて配信するのも手段です。その際、1つのテーマに沿ってまとめることが大切です。

「今週の最新情報まとめ」「悩み別○○まとめ」などテーマをあらかじめ定めることで、記事ページの選定がしやすくなる他、ユーザーにとっても自分事化しやすいコンテンツになります。

5. 【購入(お問い合わせ)】商品のレビューや導入事例

商品を検討する際、Webサイトからレビューを確認してから購入に至ったという経験はありませんか?商品レビューや導入事例など、「ユーザーから寄せられた声」もメルマガのネタになります。

先にも述べたように、レビューや導入事例は商材への関心が高まり、購入(BtoBであればお問い合わせ)に近い状態にあるユーザーに対して効果的です。商品の購入ページやお問い合わせフォームも合わせて設置することで、メール経由の成約を目指すことも可能になるでしょう。