株式会社本田事務所は正社員を採らず、その道のプロフェッショナルを集めたフレキシブル・チームとして活動していくと本田氏は述べています。理想形は、映画『オーシャンズ11』のようなチームとのこと。どういったプロフェッショナルな人たちが必要なのでしょうか。連載4回目は、本田哲也氏が考えるフレキシブル・チームの理想形についてお話を伺いました。

本田哲也氏が考える理想のチーム“フレキシブル・チーム”とは?

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ferret:株式会社本田事務所では、正社員を採らずにフレキシブル・チームで仕事を行っていくとのことですがどういう姿が理想形ですか?

本田氏:フレキシブル・チームでは、案件ごとに違うメンバーで対応していきます。理想の姿は、映画『オーシャンズ11』です。金庫破りのプロ、爆弾に精通した人など、『オーシャンズ11』では、その道を極めた人たちを集めてプロジェクトを実行しています。フレキシブル・チームでも同じように、エキスパートを集めてチームを組んでいきたいと思っています。11人必要かと言われたら、そこまで必要ないかもしれないですけどね(笑)。

フレキシブル・チームでは大企業の案件からスタートアップまでさまざまな企業のPRを手がけたいと思っています。PRの仕事では、フリーランスで活躍されている方も多いので、そのような人たちにお声がけをしてプロジェクトを進めていきたいですね。

理想のチームを形成するのに必要な人材とは?

ferret:具体的にどういうプロフェッショナル人材が必要になりますか?

本田氏:どんな人が必要かと言うと、まずはプロジェクトを仕切る戦略家が必要ですね。当面は僕が担うことになります。あとはPRプランナー。メディアプロモーターも不可欠ですね。メディアとリレーションがあることは、PRの仕事では欠かせませんから。テレビや雑誌、Webメディアなどとの仕事の経験が豊富な人だと心強いです。インフルエンサーに精通している人もいた方がいいですね。

コンテンツをつくれるライターやコンテンツディレクターも必要になってきますね。昔はPRの仕事でつくるものと言えばプレスリリースだけでした。今はプレスリリースに留まらず、商品やサービスに関する資料をはじめ、さまざまなコンテンツをつくります。PRチームの編集機能が充実していると、良いものがつくれる。さらに必要なのが営業の役割を果たす人ですね。クライアントあってのビジネスなので。

加えて、フレキシブル・チームだと案件によって報酬が変わることもあります。みんなが喧嘩しないようにチームを取り仕切ることも大事ですね。

マーケターが加わると可能性が広がる

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ferret:他にどんなメンバーがいると理想的でしょうか?

本田氏フレキシブル・チームにマーケターが入るとPRの企画の立て方や可能性が広がるんですよ。今までは、限られた予算の中でどうPRを最大化していくかという発想からプロジェクトを行っていました。そこに、マーケターの視点が入るとPRがダイナミックになるんです。マーケターはマーケティングの予算について詳しいから、プロジェクトを進める際に予算が決められていたとしても、別予算のことも把握しているので、プロジェクトにいくらくらいプラスできるか予想ができる。予算が少しでも増えることでPRがより良いものになるのなら、それに越したことはありません。

加えて、PRチームではあまり経験のない、商品企画やマーチャンダイズについても詳しく、新商品をどのくらいかけて発売できるかということも分かっている。そうするとPRもその発売時期に向けていろいろと企画も立てやすいんです。なので、マーケターが加わると非常に頼もしいですね。