プロダクトマネジメントで成果を出すために。読んでおきたい書籍8選
まだ形になっていないアイデアや思想を実現する「プロダクトマネジメント」は、最近特にIT企業やベンチャー企業で取り入れられている仕事です。
しかしこの業務は比較的まだ新しく、プロダクトマネジャーに就任した人は「まず何から手を付ければいいのか?」「具体的にはどんな仕事なのか?」といった疑問を持っているかもしれません。
そこで今回は、プロダクトマネジャーという役職と業務内容についてより深く学ぶため、そしてプロダクトマネジメントで成果を出すためのおすすめ書籍を8冊紹介します。
プロダクトマネジメントに関する書籍8選
INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
出典:INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント|Amazon
2019年に発行された本書ですが、実は2008年に発行された書籍を現代に合わせて大幅にブラッシュアップしたものです。2008年の『INSPIRED』の頃から「プロダクトマネジメントの指南書」としてプロダクトマネジャーに読み継がれています。
どのような構想にするかという上流工程から、実際に作って検証するまでの下流工程までのノウハウが詳細に説明されています。まだ検証段階である上流工程の重要性についても、しっかり理解しておく必要があるでしょう。
どの書籍を読むか迷ったら、まずはこの一冊、といえる良書です。
参考:INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント
プロダクトマネジャーの教科書
出典:プロダクトマネジャーの教科書|Amazon
2006年発行と少々古いものの、今でも多くのプロダクトマネジャーのデスクに置かれ、チームで読まれています。
「教科書」とある通り「プロダクトマネジメントとは何か?」に始まり、プロダクトマネジャーが身につけるべき知識・スキル、製品作りのために取り組むこと、そして企業にプロダクトマネジメントの考え方を取り入れるポイントまでが体系的にまとめられています。
情報の網羅性が高く、土台作りに最適です。
世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 ~トップIT企業のPMとして就職する方法~
出典:プロダクトマネジャーの教科書|Amazon
プロダクトマネジメントの考え方や製品の生み出し方、そして販売するまでがまとめられており、ぜひとも読んでほしい一冊です。
著者はGoogle、Apple、Microsoftで働いた経験のあるゲイル・L・マクダウェル氏と、Googleでプロダクトマネジメントを行ったジャッキー・バヴァロ氏。
内容の濃さと網羅性、そして実現性の高いアドバイスまで、読む価値は十分あると感じられるでしょう。
参考:世界で闘うプロダクトマネジャーになるための本 ~トップIT企業のPMとして就職する方法~
ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
出典:ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか|Amazon
思想やコンセプトといった極めて抽象度の高いところから、消費者に届けるプロダクトを実現するのがプロダクトマネジメントの目的であり、プロダクトマネジャーの仕事です。
本書はまさに「ゼロから製品を作る」にフォーカスした書籍。私たちが何かを作り出すたびに0は1になると熱く語られており、プロダクト作りのヒントになるのではないでしょうか。
参考:ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
出典:ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム|Amazon
プロダクトマネジメントにおいて、消費者の声を聞いてニーズを探り、それを製品に落とし込むことが成功のカギとなります。しかしイノベーションはそんなに単純な話ではないことは、多くのマーケターなら知っていることでしょう。
本書ではどんな業種・プロダクトにも落とし込めるような「ジョブ理論」が語られています。『消費者はやり遂げたい「ジョブ」があり、そのジョブを解決するために商品を“雇用”している』という考え方です。
売れる商品とは?ジョブとは?について深く考えることが、プロダクトマネジメント成功の足がかりになるのではないでしょうか。
参考:ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論
出典:キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論|Amazon
本書でいう「キャズム(溝)」とは、新製品が世の中に普及していくときに一般的な購買層からマニアックな購買層の間に生じるギャップのことを指します。本書はこのキャズムを越えるための在り方や考え方について書かれたマーケティング書です。
マーケティング書ではありますが、製品を作る段階から、世の中に送り出し広めていく段階まで、プロダクトマネジャーがどの段階で何をすればいいのかを教えてくれるでしょう。
参考:キャズム Ver.2 増補改訂版 新商品をブレイクさせる「超」マーケティング理論
ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録
出典:ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録|Amazon
あらゆる場面で成功事例として取り上げられるトヨタ。本書ではトヨタの3つの車種が世に出るまでのストーリーがまとめられており、その中でマーケットの声に耳を傾けながら仮説検証を繰り返し、さまざまなリスクや制約を乗り越えていく様子が描かれています。
影も形もなかった製品が誕生し、世に出るまでのストーリー(事例)は、実際の業務にも役立つ部分が多いでしょう。
参考:ドキュメント トヨタの製品開発: トヨタ主査制度の戦略,開発,制覇の記録
組織も人も変わることができる! なぜ部下とうまくいかないのか 「自他変革」の発達心理学
出典:なぜ部下とうまくいかないのか|Amazon
プロダクトマネジャーに就任すると、プロダクトオーナーやプロジェクトマネージャーをはじめ、多くの部下を抱えるようになります。そしてチーム全体のトップとして、全体を俯瞰しながらマネジメントしていかなければなりません。
チームの一部がうまく回らないと、チーム全体を失速させてしまうものです。本書では人間関係を心理学という観点で見据えながら、自分と他人の両方を成長させるためのチームビルディングについて語られています。
どこかが欠けても良いプロダクトは生まれません。人間関係やチームワークも重要であることを気付かせてくれるでしょう。
現場に合わせたプロダクトマネジメント能力を身につけること
プロダクトマネジャーの業務範囲は幅広いだけでなく、その企業ごと・プロダクトごとに求められる業務内容やスキルが変わってくる可能性もあります。
そのため、現場に合わせたプロダクトマネジメント能力を身につける必要はあるものの、その土台は体系化され詳しく説明されている書籍から、ある程度身につけることは可能でしょう。
プロダクトマネジャーの基本を解説
プロダクトマネージャー(PDM)とは?役割や備えておくべきスキルを解説
マーケティングの分野に限らず、企業の部門には責任や権限を持つ意思決定者が存在します。入れ子構造のように意思決定権が上下に波及しているのが普通ですが、その中でも製品開発などの指揮をとる方や、立場そのものを「プロダクトマネージャー」と呼びます。この記事ではプロダクトマネージャーの役割や似た意味を持つ「プロダクトオーナー」との違い、備えておくべきスキルセットについて詳しく解説しています。
- Googleとは、世界最大の検索エンジンであるGoogleを展開する米国の企業です。1998年に創業され急激に成長しました。その検索エンジンであるGoogleは、現在日本でも展開していて、日本のYahoo!Japanにも検索結果のデータを提供するなど、検索市場において圧倒的な地位を築いています。
- コンセプト
- コンセプトとは、作品やサービスなどに一貫して貫かれている考え方をいいます。デザインと機能がバラバラだったり、使い勝手がちぐはぐだったりすると「コンセプトが一貫してないね」などと酷評されてしまいます。
- マーケティング
- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
- マーケティング
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- マーケティングとは、ビジネスの仕組みや手法を駆使し商品展開や販売戦略などを展開することによって、売上が成立する市場を作ることです。駆使する媒体や技術、仕組みや規則性などと組み合わせて「XXマーケティング」などと使います。たとえば、電話を使った「テレマーケティング」やインターネットを使った「ネットマーケティング」などがあります。また、専門的でマニアックな市場でビジネス展開をしていくことを「ニッチマーケティング」と呼びます。
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